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【データで見る投資信託市場・3月】公募株式投資信託が28カ月連続で資金流入超過となった

Finasee / 2023年4月24日 16時0分

【データで見る投資信託市場・3月】公募株式投資信託が28カ月連続で資金流入超過となった

Finasee(フィナシー)

公募株式投資信託(ETFを除く)は約6112億円の資金流入で28カ月連続の資金流入超

 

純資産総額 88兆9357億9700万円(+4551億1800万円)
ファンド数 5559本(+14本)

「外国株式型」や「複合資産型」などに資金流入が続いたことから、3月は約6112億円の純資金流入となり、28カ月連続で流入超過となった。また、純資産総額も約4551億円増加の約88兆9358億円となり、2カ月連続で過去最高を更新した。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への資金流入が続く

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に約627億円の資金流入があり、純資産残高は約1兆8757億円となった。これは国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)の中で1位である。ランキング2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は3月に約186億円の資金流出となっており、純資産残高の差を広げている。さらに、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は4月25日から信託報酬率を0.0968%以内から0.09372%以内に引き下げると発表しており、今後も高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。

3月の新規設定は35本に増加

3月の新規設定は35本と2月の15本から増加し、設定額も約680億円と2月の約630億円から増加した。設定額が最も多かったのは「先進国好利回りCB2023-03(ヘッジあり)(限定追加型)」の約190億円だった。同ファンドは、日本を含む先進国のCB(転換社債)を主要投資対象とする。CBは債券と株式の両方の性質を持ち、相対的に高い利回りを確保しながら、値上がり益も狙えるという性質を兼ね備えている。同ファンドの購入申込は2023年3月24日までで、信託期間は2023年3月10日から2027年3月9日までとなっている。

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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