【投資信託 複合資産型】資金流入額・リターン・純資産残高トップ10（2023年3月）を読み解く！

Finasee（フィナシー）

3月の資金流入額1位は「あおぞら・新グローバル分散ファンド（限定追加型）2023-01」（81.99億円）
 

複合資産型の3月の資金流入額1位は、「あおぞら・新グローバル分散ファンド（限定追加型）2023-01」だった。同ファンドは、日本を含む世界の株式および債券に幅広く投資するバランスファンドで、株式の比率を段階的に引き上げることで、買付時期の分散を図る。ただ、同ファンドは限定追加型なので、購入申込は2023年3月31日までとなっている。

■あおぞら・新グローバル分散ファンド（限定追加型）2023-01
基準価額 9937円
信託報酬 1.335％（年率・税込）
純資産残高 200.82億円

＜騰落率＞
1カ月 0.0％
設定来 -0.6％

※3月末時点
設定日：2023年1月31日

3月のリターン1位は「資産形成応援ファンド」（20.16％）
 

複合資産型の3月のリターン1位は、「資産形成応援ファンド」だった。同ファンドは、日本株式、先進国株式、新興国株式、先進国国債、日本国債、新興国債券、国内REIT、先進国REITの8資産への分散投資を通じて、価格変動リスクを抑えつつ、安定的な収益の獲得を目指すバランスファンド。また、先物取引を積極的に活用するとともに、ETFを通じた投資も行ってきた。ただ、同ファンドは2020年12月17日に設定されたが、2023年4月25日に償還となっているので、購入は不可である。

■資産形成応援ファンド
基準価額 6318.43円
純資産残高  0.01億円
※4月25日時点

＜騰落率＞
1カ月  20.16％
1年    -16.77％

※3月末時点

3月の純資産残高1位は「投資のソムリエ」（5045.45億円）
 

複合資産型の3月の純資産残高1位は、「投資のソムリエ」だった。同ファンドは、国内・先進国・新興国の債券と株式、および国内・先進国のREIT（不動産投資信託）の合計8資産に分散投資し、大きく負けない運用を目指す。ただ、3月は-0.61％のマイナスリターンとなり、3月末時点における1年騰落率も-7.64％となっている。3月は同ファンドから約67億円の資金が流出しており、今後も資金流出が続くかどうかに注目している。

■投資のソムリエ
基準価額 1万445円
信託報酬 1.54％（年率・税込）
純資産残高 5045.45億円

＜騰落率＞
1カ月 -0.61％
3カ月 -0.02％
6カ月 -1.50％
1年    -7.64％

※3月末時点

執筆／山下 耕太郎（金融ライター／証券外務員1種）
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター＠yanta2011
 

Finasee編集部

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