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日経平均株価がバブル崩壊後33年ぶりの最高値に 投資信託全体の動きは?

Finasee / 2023年6月2日 16時0分

日経平均株価がバブル崩壊後33年ぶりの最高値に 投資信託全体の動きは?

Finasee(フィナシー)

4月の資金流入額1位は「インベスコ世界厳選株式オープン(為替ヘッジなし・毎月決算型)」(547.15億円)

4月の資金流入額1位は、「インベスコ世界厳選株式オープン(為替ヘッジなし・毎月決算型)」だった。同ファンドは、株式投資の王道である「成長+配当+割安」を追求して世界のベスト銘柄を厳選。毎月決算型で20年超の実績を持つ唯一の世界株式ファンドである。4月は1.14%のプラスリターンとなり、4月末時点における1年騰落率も+17.01%と好調だ。5月以降も、同ファンドに高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。

■インベスコ世界厳選株式オープン(為替ヘッジなし・毎月決算型)

基準価額 8494円
信託報酬 1.903%
純資産残高 4470.41億円

<騰落率>
1カ月  1.14%
3カ月  5.11%
6カ月 12.19%
1年    17.01%

※4月末時点

4月の資金流出額1位は「日経225ノーロードオープン」(-270.39億円)

4月の資金流出額1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動するインデックスファンドである。4月は2.87%のプラスリターンとなり、4月末時点における1年騰落率も9.16%と好調だ。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が上昇する局面で売りが増える傾向にある。5月に入り、日経平均株価はバブル崩壊後の最高値をつけて33年ぶりの高値圏で推移している。ただ、同ファンドからの資金流出が続く可能性は高いので、注意が必要だ。

■日経225ノーロードオープン
基準価額 2万1067円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2248.6億円

<騰落率>
1カ月 2.87%
3カ月 6.50%
6カ月 5.50%
1年     9.16%

※4月末時点

4月の純資産残高1位は「eMAXIS slim米国株式(S&P500)」(1兆9593.41億円)

4月の純資産残高1位は、「eMAXIS slim米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。4月は336.91億円の資金が流入し、高水準の資金流入が続いている。2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」との差を広げており、しばらく純資産残高1位の座をキープする可能性は高いだろう。

■eMAXIS slim米国株式(S&P500)
基準価額 1万9670円
信託報酬 0.09372%(年率・税込)
純資産残高 1兆9593.41億円

<騰落率>
1カ月  2.6%
3カ月  6.2%
6カ月 -3.4%
1年      4.3%

※4月末時点

文/山下 耕太郎

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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