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投資の一歩はつみたてNISAから?みんなの「デビューファンド」を教えて

Finasee / 2023年6月12日 16時0分

投資の一歩はつみたてNISAから?みんなの「デビューファンド」を教えて

Finasee(フィナシー)

「投資初心者で、どんなファンドを選べばいいのかわからない。」そんな風に思っている人も多いのではないだろうか。SBI証券の「デビューファンドランキング」を参考に、SBI証券で最近投資を始めた人が初めて購入したファンドのランキングを紹介していく。

SBI証券 デビューファンドランキング(2023年5月17日時点)
 

1位.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
このファンド1本で世界中の幅広い銘柄(日本を含む先進国・新興国株式)に投資できる。「ファンド・オブ・ザ・イヤー2022」で1位を獲得するなど、個人投資家にも人気のファンドである。

2位.SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
SBI証券で投資初心者だけでなく、多くの投資家の支持を集めているファンド。バンガード社が提供するETFの中でも人気の高い「バンガード® S&P500 ETF(VOO)」に、年率0.1%以下の信託報酬で、実質的に投資できる点が魅力だ。

3位.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slimシリーズは、「将来にわたって業界最低水準の投資コストを目指す」という方針のもと、同ファンドは米国を代表する企業約500社に最低コストで投資している。信託報酬が0.09372%(年率・税込)と低いのも魅力である。

4位.SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
米国株式市場の大型株から小型株までを対象とした、時価総額加重平均型の株価指数である「CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンド。主な投資対象は、バンガードが運用を行うバンガード・トータル・ストック・マーケットETFである。

5位.eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、8資産に均等に投資するシンプルな投資信託で、このファンド1本で、日本株、世界株、公社債、不動産投資信託(REIT)など、合計8資産に投資できる。

上記のファンドは、すべて「つみたてNISA」の対象商品である。「つみたてNISA」とは、2018年1月にスタートした新しい少額投資非課税制度。非課税投資枠が年間40万円で、投資期間が最長20年となっている。毎月少額をコツコツと投資することで、長期的な資産形成を目指す方に適した制度である。投資信託を購入するときは、つみたてNISAの制度を使うようにしたい。

また、米国株式を対象にしたインデックスファンドの人気が高い。ランキング2位の「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は、「バンガード・S&P500ETF」を通じ、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。「SBI・Vシリーズ」は、世界最大級のインデックスファンドのパイオニアであるバンガード社のETFを組み込んだ低コストのインデックスファンドの総称で、S&P500、米国株式、米国高配当株式、全世界株式に投資するファンドをラインナップしている。

中でも、2019年9月に設定された「S&P500」に投資する「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の純資産残高は、設定から3年半で8000億円を超えた。その後設定された「SBI Vシリーズ」3ファンドの純資産残高も順調に拡大し、シリーズ全体の純資産残高は、2023年3月に1兆円を突破している。

円換算ベースのS&P500種株価指数は過去最高値を更新

ランキング2位の「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」と3位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、円換算ベースのS&P500種株価指数を対象にしている。円換算ベースのS&P500種株価指数は、5月に史上最高値を更新した。ドルベースでは2021年末につけた史上最高値と距離があるものの、ドル高・円安が進んだことにより、円換算ベースでは大きく上昇しているのだ。SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの基準価額も5月29日に1万9253円まで上昇し、設定来高値を更新。純資産残高は9000億円を超えている。今後も基準価額の上昇が続けば、1兆円の大台を突破する日も近いだろう。

楽天証券ではつみたてNISAの口座数が300万口座を突破

2019年以降、老後資金への興味・関心やコロナ禍による環境変化から、多くの人が楽天証券で資産形成を始めている。また、2024年からの新しいつみたてNISAの制度概要が発表され、NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)の活用に改めて関心が高まっている。楽天証券のこれまでの取り組みなどにより、多くの人が楽天証券を選んでおり、現在、「つみたてNISA」の口座数は業界最大の300万口座超に拡大している。日本証券業協会の公表情報によると、楽天証券は、2022年9月末時点で、つみたてNISA口座数で全証券会社の56.3%を占める業界第1位の証券会社になった。楽天証券で5月の積立人気ランキングは、以下の通り。

1位.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2位.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
3位.楽天・全米株式インデックス・ファンド
4位.楽天・全世界株式インデックス・ファンド
5位.eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

楽天証券でも米国株式を中心とした外国株式型ファンドの人気が高い。外国株式型ファンドの基準価額も上昇しているので、今後も高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。

文/山下 耕太郎

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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