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「何これ?」偶然見たハイスぺ彼氏のカード明細書に驚愕…深まる疑念

Finasee / 2023年6月28日 11時0分

「何これ?」偶然見たハイスぺ彼氏のカード明細書に驚愕…深まる疑念

Finasee(フィナシー)

金海綾香さん(仮名)は地元・大阪の大学を卒業後、都内の信託銀行に勤務して間もなく10年になります。やりがいのある今の仕事はずっと続けるつもりですが、出産も考えているため早めに結婚したいと考えています。

しかし、これまで交際した男性たちとは人生を共にしたいと思えませんでした。そこには、金海さんの経済的な価値観が大きく影響しています。

大阪の老舗の卸問屋に生まれた金海さんは、お父さんのメリハリの利いたお金の使い方を見て育ちました。そして、お父さんのような振る舞いを当然のように未来の結婚相手にも求めたそうです。しかし、金融機関勤務だと、なかなかそうした相手との出会いはありません。

ところが、30歳を過ぎてようやく金海さんの高い理想をクリアするような相手が現れました。それが、大手広告代理店で働く高木翔さんです。ところが高木さんとの結婚を真剣に考え始めた頃、金海さんは高木さんの“とんでもない一面”に気づいたのです。果たしてそれは何だったのでしょうか?

〈金海綾香さんプロフィール〉

東京都在住
32歳
女性
信託銀行勤務
独身、一人暮らし
金融資産500万円

私の実家は大阪の卸問屋です。自営業の両親の下で育ったせいか、お金の使い方には少しばかりこだわりがあります。浪費家ではありませんが、使う時はぱっと豪快に使う。そういうメリハリが大切だと思うのです。元彼たちとうまくいかなかったのは、そうした経済的な価値観の違いが原因でした。

過去の交際相手に幻滅した瞬間

金融機関勤務なので、交際相手も自然と金融関係者となりがちです。彼らは貯めることは得意だけれど、ハッキリ言って使うのは下手……。

洋服やレジャーにはあまり興味がなく、ランチに松竹梅の3コースがあれば常に「竹」を選ぶタイプです。要は、「梅では恥ずかしいけれど、ランチで松はちょっと高過ぎる」というわけです。

一緒に行動する中で、こうした思考回路を見せつけられると、どんなにイケメンでも、どんなに仕事ができる先輩でも途端にダサく感じてしまい、たちまち気持ちが冷めました。

使うべき時に使える「理想の彼氏」

その点、代理店勤務の今の彼のお金の使い方は自分と似ていると感じることが多々ありました。決しておしゃれではないし、車や趣味のコレクションに大金をつぎ込んでいる様子もありません。

二人とも仕事が忙しいので、普段のデートはお互いの部屋で私の手料理でゲームを楽しむ程度です。でも、昨年の私の誕生日は欲しかった高級ブランドの限定アクセサリーをプレゼントされました。付き合って1年目の記念日には、知らないうちに沖縄のヴィラリゾートを予約してくれていました。

ヴィラリゾートは1泊20万円以上するところだったのでさすがに「割り勘にしようよ」と申し出たのですが、「大事な記念日くらいはいいカッコさせてよ」と彼も譲りません。彼はひと昔前風に言えば高学歴・高身長・高収入の「三高」ですが、私が一番評価するのは、何よりも“メリハリのあるお金の使い方”でした。

彼から紹介されたご両親も自営業で、埼玉で美容室を経営していて70歳を機に引退したとのことでした。元美容師とあってお二人とも年齢よりもかなり若い感じで、お会いした時はユニクロの色違いのシャツをセンスよく着こなしていました。

話題豊富なお二人とは話も弾み、お母さまから「金海さんのご両親も自営業なのね。道理でお話が合うと思ったわ」と言われ、やはり育った環境は大きいのだなと思いました。

私は一生仕事を続けるつもりですが出産はしたいので、35歳までには結婚できたらと考えていて、次第に彼を結婚相手として意識するようになりました。そんな彼の意外な一面を知ったのは昨年秋のことでした。

抱き始めた彼への疑問

週末に彼の家を訪れた時、パソコンデスクの上にプリントアウトしたクレジットカードの明細書が置いてあるのを見つけました。いけないと思いつつ彼のいない隙に盗み見ると、60万円以上もする8Kテレビを購入していました。

「何これ?」と思いました。彼の部屋にあるのは、家電量販店で数万円で売っている普通の液晶テレビだったからです。

必要以上に詮索して彼との関係性を壊したくなかったので、その時は何も言いませんでした。しかし、その後も彼のお金の使い方について疑問に思う出来事が相次ぎました。

まずは年末、一緒に映画を観に出かけた時のことです。帰途に立ち寄ったショッピングモールで素敵なコートを見つけ、「ボーナスも出たばかりだし、買っちゃえ」と手に取った時、彼がこうつぶやいたのです。

「俺はボーナスもうないや」。ボーナスが出なかったのか、使い切ってしまったのか。そこは深く追及しませんでした。

疑問が確証に変わった決定的な出来事

次は私の家の近くに建設中の新築マンションが話題に上った時。現物に価値を置く両親に育てられた私は、毎月賃貸に高い家賃を払い続けるのはバカらしいと考えていて、結婚をしたら早めにマイホームを購入するつもりでした。

その新築マンションは一番安い2LDKの部屋でも購入価格が7000万円という高額物件だったのですが、「共稼ぎならペアローンも組めるし、買えるよね?」と冗談交じりに口にしたら、彼は「俺、ローンの審査に通らないかもしれない」と真顔で言うのです。

これはもう放っておけないと思いました。そこから私の厳しい追及が始まりました。

●ようやく見つけた理想の彼…しかし隠されていた驚きの一面が判明
続きは、後編【手取り600万なのに常に金欠…交際相手が隠していた衝撃の金銭事情】で解説します。

※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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