1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

「保険って意味ある…?」つみたてNISAを始めた38歳男性が抱いた疑問

Finasee / 2023年7月26日 11時0分

「保険って意味ある…?」つみたてNISAを始めた38歳男性が抱いた疑問

Finasee(フィナシー)

筆者はファイナンシャルプランナーとして資産形成の相談を受けることが多々ありますが、つみたてNISAをしているお客様の場合、インデックス運用だけで十分と考えている人は一定数います。

アクティブ型の投資信託を理解した上で、インデックス型だけを選んでいるのであれば本人納得の上と言うことになりますが、最初からアクティブ型を排除しているのであれば、それは非常にもったいないことです。

<相談者 智明さんプロフィール>
・38歳
・共働き
・妻と未就学児の子供2人と暮らしている

今回のご相談者は、智明さん38歳、会社員の男性です。妻も会社員で未就学児のお子様が2人います。

智明さんは、5年前に保険会社に勧められ、運用目的で外貨建ての終身保険に加入したそうですが、今後も保険を継続すべきかどうか迷っているとのことで、相談を希望されました。

外貨建て終身保険へ加入したきっかけ

智明さんが加入した保険は、保険料を60歳まで払い続け、60歳以降はいつ解約しても返戻率は外貨ベースで100%超というものです。解約しなければ解約返戻金は増えます。

「銀行に預金しても増えないし、それに比べると外貨建ての保険は、為替の影響を考えなければ銀行より増える。少しでも多く増えてくれるなら……」

そんな期待から、智明さんは外貨建ての終身保険を契約しました。しかし、その後つみたてNISA を始めて含み益が出てくるのを見て、次第に「この保険に入ったままでいいのだろうか」と疑問を持つようになりました。

保険を解約して、インデックス投資をするべき?

相談に来られた時、「この保険は果たして続ける意味があるでしょうか? つみたてNISAでインデックス運用しておけば、十分増えるじゃないですか」とおっしゃっていました。

確かに、つみたてNISAの方が運用効率は良いでしょう。しかし「インデックス運用しておけば」良いのかと言われると、Yesとは決して言い切れません。

そのことをお伝えすると、「アクティブ運用をした方が良いのですか? アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないと聞きますし、しかも、手数料も高いのですよね。インデックス運用さえしておけばいい気がしているのですが……」と智明さんは話します。

智明さんのおっしゃる通り、アクティブはインデックスに勝てないと言われていますが、それはすべての投資信託にあてはまるわけではありません。

●「アクティブファンドに目を向けないのはもったいない」その理由とは?
続きは、後編【「保険を解約してインデックス投資に全振り」の選択に潜む2つの誤解】で解説します。

前田 菜緒/ファイナンシャルプランナー

FP事務所AndAsset代表。ファイナンシャルプランナー(CFP、1級FP技能士)。大手保険代理店に7年間勤務後、独立。子育て世代向けにライフプラン相談、セミナー、執筆などを行っている。子連れでセミナーに行けなかった自身の経験から、子連れOK、子どもが寝てから開催するなど、未就学児ママに配慮した体制で相談やセミナーを実施。経済的理由で進学をあきらめる子をなくしたいとの想いを持ち、活動中。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください