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「オルカン」組み入れ銘柄としても注目 時価総額2.5兆超えのアップルが次に本格参戦するのは?

Finasee / 2024年5月31日 12時0分

「オルカン」組み入れ銘柄としても注目 時価総額2.5兆超えのアップルが次に本格参戦するのは?

Finasee(フィナシー)

1976年に創立されたアメリカのテクノロジー企業、アップル(Apple Inc.)は、iPhone、iPad、Mac、Apple Watchなどの製品を世界中で製造・販売しています。現在、アップルは世界で最も価値のある企業として知られており、2024年3月には時価総額が2.5兆ドルを超えています。この記事では、アップル株の上昇要因と今後の展望について説明します。

アップルは革新的な製品を次々と生み出すテクノロジー企業

アップルは、世界で最も有名な企業の一つで、メディアデバイス、PC、スマートフォン、タブレットの設計、製造、販売を行っています。主な製品は、Mac、iPhone、iPad、Apple Watch、Air Podsなどのコンシューマー製品で、また、iOS、iCloud、Apple Payなども展開し、デジタルコンテンツやアプリの販売も行っています。

アップルは、スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、ロン・ウェインの3人によって1976年に設立されました。アップルの最初の製品は、1976年に発売された「Apple I」と呼ばれるパーソナル・コンピューターでした。そして、アップルは、1984年にグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を備えた初のパーソナル・コンピューターであるマッキントッシュを発表し、パーソナル・コンピューターの普及に大きく貢献しました。

アップルは1990年代に入ると業績が低迷し1997年に瀕死(ひんし)の状態に陥りましたが、スティーブ・ジョブズがCEOに復帰し、iPhoneやiPadなどのヒット商品を世に送り出し、会社を復活。アップルは2024年現在、世界で最も価値のある企業の一つとされています。

アップル製品の特徴は、そのデザインと使いやすさです。アップル製品は世界中の多くの人々に愛され、アップルは世界的なテクノロジー企業として成長を続けています。

バフェット氏がアップル株に賭ける理由

バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイの2023年3月末時点のポートフォリオにおけるアップルの比率は約46%と、半分近くを占めています。バフェット氏がアップルに初めて投資したのは2016年でした。

「オマハの賢人」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏は、世界で最も成功した投資家として知られています。彼の投資手法は、長期的に安定した利益成長を続ける企業に投資することです。

バフェット氏がアップルを高く評価する理由はいくつかありますが、とりわけ、強いブランドと圧倒的な競争力を持つ企業への投資が好きなのです。アップルは、世界で最も価値のあるブランドのひとつであり、iPhone、iPad、Macなどの人気製品を多数展開しています。また、アップルの経営陣は非常に優秀で、常に新しい製品やサービスを開発しています。

バフェット氏は、ある企業の本業に高い自信を持っていれば、その銘柄に多額の投資をすることをためらいません。そのような自信は、企業の財務、成長見通し、経営陣などを慎重かつ詳細に評価することから生まれます。

バフェットのアップルへの大きな賭けは、明らかに成果を上げています。バークシャー・ハサウェイが最初に投資して以来、アップルの株価は6倍以上に上昇しているからです。

バフェット氏の投資手法は、多くの投資家から注目されています。彼の投資手法を参考にすることで、長期的に安定した利益成長を続ける企業に投資できます。

アップルの時価総額は一時3兆ドルを突破!今後の成長は?

2023年6月30日、iPhoneの好調な販売と新しいサービスへの投資などによって、アップル社の時価総額が3兆ドル(約430兆円)に到達し、世界で最も価値のある企業としての地位を確立しました。

2024年に入ると、iPhoneの中国内での販売に関する懸念や欧州連合(EU)における法規制への対応などの影響を受け時価総額を下落させていますが、5月18日時点における米国株の時価総額上位5社ランキングに入っています。下落傾向の状況にあっても、アップルの時価総額が際立って高いことがわかります。

 

アップルは、世界で最も人気のあるスマートフォンであるiPhoneを製造しています。iPhoneは、その優れたデザインや使いやすさ、そして豊富なアプリラインアップにより、世界中のユーザーから愛されているのです。これは、世界的なスマートフォン市場が縮小する中、アップルのiPhoneが依然として高いシェアを維持していることを示しています。2023年9月には新型「iPhone 15」を発売。現在のiPhone14の価格は容量によって異なり、最も安い128GBが119,800円(税込)、256GBが134,800円(税込)、最も高い512GBが164,800円(税込)となっています。iPhoneは高機能化によって価格が上がっており、利益率も高まっています。

また、アップルは2024年に初のゴーグル型端末「Vision Pro(ビジョン・プロ)」を発売する予定です(日本での販売は2025年を予定)。Vision Proは、これまでのディスプレーの枠を超えたアプリケーションのためのキャンバスを作り出し、ユーザーの目や手、声という最も自然で直感的な操作手段を通じて、完全に3次元化されたユーザー・インターフェースを提供します。

また、世界初の空間オペレーティングシステムであるvisionOSを搭載し、ユーザーが今いる空間に物理的に存在しているかのようにデジタルコンテンツを楽しむことを可能にします。

Vision Proの価格は3,499ドル(約54万円)と高額ですが、"Pro "という名称は、アプリ開発者など向けのハイエンドモデルであることを示すためのものです。いずれ登場する数分の一の価格のモデルが本命という見方もあります。

アップルは創業以来、多くの製品を生み出してきました。その中でも、iPhoneやApple Watchは最初の評価が低かったものの、最終的には大成功を収めました。iPhoneは、世界で最も成功したスマートフォンのひとつとして知られ、Apple Watchは、フィットネスや健康管理に特化したスマートウオッチとして高い評価を得ています。このように、アップルは、製品に対して徹底的な研究開発を行い、市場ニーズに合わせて製品を改良してきました。

ARやVRは、新しいテクノロジーであり、まだまだ発展途上の分野です。しかし、アップルはARやVRに関心を持っており、すでにARKitといったフレームワークを提供しています。ARやVRを活用した製品やサービスが、将来的にアップルの売り上げに貢献することが期待されています。そのため、今後のアップルの動向に注目です。

執筆/山下耕太郎(フィナシー/Ma-Do 投資信託研究会)

Finasee編集部

「インベストメント・チェーンの高度化を促し、Financial Well-Beingの実現に貢献」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAやiDeCo、企業型DCといった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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