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ストックピッカーの意外な助言 バフェットが99%の人に勧める投資方法って?

Finasee / 2023年8月29日 18時0分

ストックピッカーの意外な助言 バフェットが99%の人に勧める投資方法って?

Finasee(フィナシー)

「投資の神様」とも称されるウォーレン・バフェット氏はストックピッカー(銘柄選別の名手)として有名で、厳選した銘柄へ集中的に投資することで知られます。しかし私たちには異なる投資方法を推奨したことがありました。

ストックピッカーの意外な助言

世間一般よりずっと大きなリターンを手に入れることを目標にするのでなければ、極端な分散投資をするのがいいでしょう。つまり、投資をする人の98~99パーセントは、幅広く分散投資して、そのまま売買はしないほうがいいと思います(1998年10月15日 フロリダ大学での講演)。

引用:デイヴィット・アンドリューズ、石田文子『ウォーレン・バフェットの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』文響社

バフェット氏は投資対象を絞ることでリターンを稼いできました。現在は2016年に投資を開始したアップル株式がポートフォリオの大半を占めており、株価の推移から大きな利益を得ているとみられています。

【バークシャー・ハサウェイの投資先上位5銘柄(2023年3月末時点)】

銘柄 比率  アップル  45.6%   バンク・オブ・アメリカ 8.9%  アメリカン・エキスプレス   7.0%  コカ・コーラ 6.8%  シェブロン 5.6%

※比率は2023年8月14日終値時点の推計

出所:CNBC バークシャー・ハサウェイポートフォリオトラッカー

【アップル株価(月足終値、2016年1月~2023年7月)】

出所:Investing.comより著者作成

一方で、ほとんどの人は平均的なリターンで十分だと考えられ、そういう人は分散投資して頻繁な売買は控えるべきと語ったのが上記の言葉です。野心的な目標を持っていないなら、分散投資を検討してみてはいかがでしょうか。

グローバル株式型インデックスファンドなら1000銘柄以上に分散

分散投資なら投資信託がおすすめです。基本的に複数の銘柄で運用されるため、一つの投資信託を購入すれば手軽に分散投資ができます。

特にバフェット氏がいうような「極端な分散投資」を実施するなら、グローバル株式指数への連動を目指すインデックスファンドが向いているでしょう。複数の国の株式で構成される指数で、組入銘柄が多い傾向にあります。

【主なグローバル株式指数の構成銘柄数(2023年7月末時点)】
・MSCI全世界株式指数:2934銘柄
・MSCI先進国株式指数:1512銘柄
・MSCIコクサイ指数:1275銘柄
・MSCI新興国株式指数:1422銘柄

出所:MSCI 各ファクトシート

リターンも平均的とはいえ、決して小さいわけではありません。この水準のリターンで満足できるなら、インデックスファンドを検討してみましょう。

【グローバル株式型インデックスファンドの平均5年累積リターン】
・2018年:22.7%(対象ファンドの数:3本)
・2019年:28.7%(同3本)
・2020年:46.2%(同3本)
・2021年:88.1%(同6本)
・2022年:47.5%(同11本)
※各年末時点の値
※運用期間5年以上の銘柄が対象

出所:金融庁 国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析

文/若山卓也(わかやまFPサービス)

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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