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正直証券マンが解説する「外貨預金よりFX」が有利なワケ

Finasee / 2023年9月4日 18時0分

正直証券マンが解説する「外貨預金よりFX」が有利なワケ

Finasee(フィナシー)

外貨預金は一般に円預金より金利が高く人気があります。しかし、同様の効果を得たいならFX(外国為替証拠金取引)も検討したいところです。レバレッジをかけないFXの商品性は外貨預金と同様で、さらにコストが低いメリットがあります。近年では積立外貨預金に相当する「FX積立」も登場しており、少しずつ積み立てたい人のニーズも満たせるでしょう。

低レバレッジでFX 外貨預金より好コスパ

外貨預金とFXはどちらも海外の通貨を投資対象としています。日本円より金利が高い通貨が多く、外貨預金では利子として、FXでは「スワップポイント」として金利収入を得られます。

外貨預金とFXの大きな違いは「レバレッジ」の有無です。自己資金以上の金額で取引できる仕組みのことで、FXは最大25倍のレバレッジをかけられます。例えば自己資金が100万円なら2500万円までの取引が可能です。

ただし必ずしもレバレッジをかける必要はありません。FXでは取引する金額を自由に決められます。自己資金を超えて取引しなければ、リスクは外貨預金と同程度です。

さらにFXは外貨預金よりもコストが低い傾向にあります。投資効果が同じなら、基本的にコストが低い方が大きな利益を得られます。外貨預金よりも有利に資産形成できるでしょう。

【主な金融機関の米ドルの為替コスト(往復)】

外貨預金 FX  PayPay銀行:10銭
 住信SBIネット銀行:12銭  
 ソニー銀行:30銭  外為どっとコム:0.2銭
 GMOクリック証券:0.2銭  
 SBI証券:0.2銭

※2023年9月1日時点
※各種キャンペーン、プログラム等を考慮しない通常時のコスト
※FXは米ドル/円の原則固定スプレッド

「FX積立」は専用サービスが便利

積立預金のように少しずつ資金を積み立てたい場合、「FX積立」を利用すると便利です。金融機関が独自に提供するサービスで、指定された日に継続的に積み増していきます。最初に設定すれば自動的に運用が始まるため、取引のたびに発注する手間がありません。

またFX積立では、取引単位やレバレッジ倍率が小さく設定されていることが一般的です。通常、レバレッジ倍率は取引金額を任意に調整することでコントロールしますが、このサービスを利用すれば過度にレバレッジをかける心配がありません。

【FX積立サービスを提供する主な金融機関】 

   最低取引単位  レバレッジ  外為どっとコム(らくらくFX積立)  1通貨  1倍・2倍・3倍から選択   SBI証券(積立FX) 1通貨 1倍・2倍・3倍から選択  SBI FXトレード(積立FX) 1通貨 1倍・2倍・3倍から選択  住信SBIネット銀行(Oh! FX積立) 1通貨 1倍・2倍・3倍から選択

※2023年9月1日時点

外貨預金を利用している人はFXへの、特に積立外貨預金を利用している人はFX積立への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

文/若山卓也(わかやまFPサービス)

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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