気づけば週2の二重生活に… 出世目前の30代サラリーマンが不倫に走った経緯
Finasee / 2023年9月29日 11時0分
Finasee(フィナシー)
妻子ある男性や女性が、パートナーとは異なる相手と関係を持つと「不倫」として社会的な制裁を受けるが、実は、一般の社会人の間でも不倫で裁判沙汰になるような事案は少なくない。不倫や浮気は、互いに一線を越える意志があって成立しそうなものなので、今年7月に施行された「不同意性交」とは入り口の時点で異なるのだろうが、その出口を間違えると不倫相手から慰謝料を請求されるようなトラブルに発展することもある。
あなたの“性”に対する感覚は相手と同じではない!川谷翔太(仮名、34歳)は、中堅電器メーカーで法人営業を担当している。妻の美咲(仮名、30歳)とは職場結婚だが、3歳になった息子と郊外に建てたマイホームで安定した毎日を送っていた。あのことが、起こるまでは……。
そう、あの日、本社の正面受付に木村未来(仮名、26歳)が川谷を訪ねてきて、受付で「川谷の彼女です」と名乗った。ちょうど、その現場に川谷の上司である池山真治(仮名、53歳)が居合わせるという偶然も重なった。池山は職場結婚である川谷夫妻の仲人のような存在で、夫妻との縁が深い上司だった。
3年ほど前、子どもが生まれた頃の川谷の担当先は、都内北部地区の家電量販店だった。川谷の勤める会社では、スタイリッシュな家電が若者の人気を集め、量販店でも大きな売り場を獲得することができている。土日の休日も関係なく販売キャンペーンの際には応援に駆り出されることで、子どもと遊ぶ時間を奪われることが苦痛ではあったが、それでも自身の成績に応じて給与も処遇も上がるため、生活を豊かにするためと割り切って働いた。同期の中では、もっともマネジャー職に近いといわれていることも励みになっていた。
その日は、川谷が担当する店舗の近隣店で大型の販促キャンペーンがあるということで、担当店舗の運営人員の補助として休日出勤をした。近隣店舗のキャンペーンの影響か、来店客の少ない日だった。未来(みく、当時23歳)は、その年に量販店で採用された新入社員で、先輩たちが近隣店の応援に駆り出される中、いわば留守番として店舗に残り、川谷と同じフロアを担当していた。
その日は、来店客が少ない分、接客よりも、バックヤードでの作業の時間が比較的多く、そこで何度か川谷と未来は言葉を交わす機会があった。未来は、川谷が勤めるメーカーが開発した掃除機の大ファンということで、川谷から開発経緯などの話を聞くことを喜んだ。自然と、夕食を一緒にする約束ができた。夕食の折、川谷は学生時代に応援部に所属し、未来はブラスバンド部だったことがわかり、互いに好きだった応援マーチを口ずさんで大いに盛り上がったことが2人を急速に近づけた。食事の後で、当たり前のようにホテルに行ったのは、それほど未来との間で、親密な空気があったということだろう。また、妻の美咲とは出産を挟んでしばらくの間、夫婦の営みがなかったことも、この日の川谷の行動を説明する理由のひとつといえるのかもしれない。
既婚者なのに週2で愛人が待つ部屋に行く「二重生活」へ…それから、川谷と未来は、お互いのシフトが会う日には、自然と仕事帰りに食事し、そのままホテルに向かうということが続いた。少なくとも月に3回は、そのような関係を続けた。そのような習慣ができたことについて、川谷は、「お互いの相性が良く、一緒にいる時間が楽しかった」と弁護士を交えた調停の場で振り返っている。そして、「お互いに一時的な関係であることは、分かっていたはず。将来のことについて、約束するようなことはなかった」と強調した。
しかし、未来にとって川谷との関係は、川谷が考えているほどに「軽い」関係ではなかった。そもそも、未来には男性との交際経験が少なく、学生時代に知り合った男性とは、結果的に2年程度の付き合いにはなったものの、体の関係は数えるほどしかなかったという。川谷とのように毎回、肉体関係を持つなどという経験は初めてだった。未来は、「川谷と結婚することになると思っていた」と弁護士との面談で明言している。最初のデートから半年が過ぎた頃、食事の後で川谷が、未来の部屋を訪ねるようになった。
そのうちに未来は、仕事が終わると、一足早く部屋に戻り、食事の支度をして川谷を待つようになった。そして、未来は川谷の求めに応じて、駅に近いマンションに引っ越している。駅に近いマンションに移ってからは、川谷が未来の部屋を訪ねる機会は格段に増えた。川谷は仕事のシフトには関係なく、未来の部屋を訪れるようになったためだ。少なくとも週に2回は未来の部屋を訪ねるようになった。川谷にとって、心弾むような二重生活が始まった。未来との逢瀬(おうせ)が心の張りとなり、一段と仕事に打ち込むようにもなった。
未来が起こした驚くべき行動と川谷との不倫の結末は? 後編「不倫相手と上司が会社で鉢合わせ! “何もかも”を失った30代男の悲惨な末路」にて、詳細を解説します。
※複数の事例から着想を得たフィクションです。
文/風間 浩
Finasee編集部
金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
客の50代社長がラブホで持ちかけた“契約の条件”とは。35歳人妻の背徳――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年11月24日 15時44分
-
「今さら職場にバレそうで恐怖!」元不倫相手の上司が粘着質。結婚を機に別れたのに「SNSに匂わせ投稿」
OTONA SALONE / 2024年11月22日 22時1分
-
「今さら職場にバレそうで恐怖!」元不倫相手の上司が粘着質。結婚を機に別れたのに「SNSに匂わせ投稿」
OTONA SALONE / 2024年11月22日 22時0分
-
元夫が2人ともDV男だった45歳。不倫相手だけやさしいのは「うちの子じゃないから?」
OTONA SALONE / 2024年11月17日 21時1分
-
既婚25歳、社内の女性38歳と男女の関係に。噂が広まり…会社中にバレた「致命的なミス」――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年11月3日 15時45分
ランキング
-
1「バナナカレー」だと…? LCCピーチ、5年ぶりに「温かい機内食」提供…メニューは? 「ピーチ機内食の代名詞」も復活
乗りものニュース / 2024年11月24日 12時32分
-
2冬の味覚ハタハタ、海水温上昇で今季の漁獲量は過去最低か…産卵場所に卵ほとんど見つからず
読売新聞 / 2024年11月24日 11時52分
-
312月に権利確定「株主優待」長期保有が嬉しい銘柄6選
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月24日 9時15分
-
4年収壁見直し、企業の9割賛成 撤廃や社保改革要請も
共同通信 / 2024年11月24日 16時22分
-
5「ワークマン 着るコタツ」新モデルが登場 累計43万着を突破、人気の秘密は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月22日 11時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください