新NISAまであと2ヵ月! 投資初心者向けファンドが増加。大手証券では日経225が首位に
Finasee / 2023年11月15日 16時0分
Finasee(フィナシー)
野村アセットマネジメントは7月に低コストの「はじめてのNISA」設定
野村證券では、日経平均株価やS&P500種株価指数などの株価指数を対象にしたインデックスファンドが人気である。野村アセットマネジメントでは、7月10日に低コストのインデックスファンド「はじめてのNISA」を設定した。日経平均株価やS&P500種株価指数など国内外の株価指数に連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、設定ファンドは以下の5つ
はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)はMSCI ACWI(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指し、信託報酬を0.05775%と全世界を対象にしたインデックスファンドの中では業界最低水準となっている。野村證券では三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS」シリーズの人気が高いものの、「はじめてのNISA」シリーズの人気も高まるかどうかに注目している。
大和証券のランキング1位は「ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド」大和証券の10月30日~11月3日のランキング1位は、「ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド」だった。他の大手証券でもインド株を対象にしたファンドは上位に入っており、人気が高い。世界的な景気減速懸念はあるものの、インド経済については政府の積極的なインフラ投資などによって、内需主導で高成長する可能性は高い。世界的な景気減速懸念によって、インド株式市場はしばらく神経質な展開が続く可能性はあるものの、個人消費の拡大によるインドの経済成長を背景に、堅調に推移する可能性は高いだろう。
国連の推計によると、2023年4月末時点のインドの人口は14億2577万人と、中国を抜いて世界一になった。さらに年1000万人のペースで15~64歳の生産年齢人口が増えていくと予想されている。生産年齢人口が、その他の人口の2倍以上ある「人口ボーナス期」が2040年代後半まで続くとの予想もあり、今後も高い成長が期待できる国といえるだろう。
■ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド
基準価額 1万436円
信託報酬 1.848%(年率・税込)
純資産残高 960億円
<騰落率>
1カ月 2.2%
3カ月 4.0%
6カ月 27.0%
1年 20.1%
※9月末時点
みずほ証券の10月ランキング1位は、「みずほ日本オールキャップ株式」だった。同ファンドは8月31日に設定され、みずほ証券、みずほ銀行、みずほ信託銀行の3社で販売された。同ファンドの投資対象は国内の上場株式で、銘柄選定においては時価総額や企業の規模にとらわれない「オールキャップ投資」を特徴としている。また、企業との対話と銘柄調査によって、これからも日本を根幹から支えると期待できる企業や、今後の成長が期待できる企業を組入候補銘柄としている。同ファンドの9月29日時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.信越化学工業 2.03%
2.日立製作所 1.84%
3.スズキ 1.79%
4.デンソー 1.60%
5.マネーフォワード 1.59%
■みずほ日本オールキャップ株式
基準価額 9589円
信託報酬 1.4575%(年率・税込)
純資産残高 309.66億円
<騰落率>
1カ月 -4.11%
※9月末時点
執筆/山下耕太郎(フィナシー/Ma-Do 投資信託研究会)
Finasee編集部
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