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新NISA直前「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が純資産残高1位に。オルカンとどっちを選ぶ?

Finasee / 2023年12月22日 16時0分

新NISA直前「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が純資産残高1位に。オルカンとどっちを選ぶ?

Finasee(フィナシー)

国内株式型の資金流入額1位は「日本好配当リバランスオープン」(153.64億円)
 

11月の国内株式型ファンドの資金流入額1位は、「日本好配当リバランスオープン」だった。同ファンドは、日経500種平均株価採用銘柄を予想配当利回りの高い順にランキングし、上位70銘柄程度を投資対象とするアクティブファンドで、11月7日時点の予想平均配当利回りは4.19%となっている。例年12月から2月ごろにかけてパフォーマンスが参考指数を上回る傾向にあることや、2024年から新NISAが始まることから、12月はさらなる資金流入が期待できるだろう。

■日本好配当リバランスオープン
基準価額 1万3115円
信託報酬 0.913%(年率・税込)
純資産残高 1205.9億円

<騰落率>
1カ月 -0.04%
3カ月  6.26%
6カ月 17.61%
1年     35.06%
※11月7日時点

国内株式型の純資産残高1位は「ひふみプラス」(5334.86億円)
 

11月の国内株式型の純資産残高1位は、「ひふみプラス」だった。同ファンドは、「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本の成長企業に投資する投資信託(ひふみ投信シリーズ)である。2012年の運用開始以来、成長企業の目利き力と柔軟な運用姿勢、また顔が見える運用が投資家に評価されている。11月は5.39%のプラスリターンとなり、1年騰落率も+16.68%と好調だ。12月も、好調なパフォーマンスをキープできるかどうかに注目している。

■ひふみプラス
基準価額 5万3515円
信託報酬 1.0780%(年率・税込)
純資産残高 5334.86億円

<騰落率>
1カ月 5.39%
3カ月 2.04%
6カ月 9.66%
1年    16.68%

※11月末時点

国内株式型のリターン1位は「フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド」(14.40%)
 

11月の国内株式型ファンドのリターン1位は、「フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド」だった。同ファンドは、主に5G、IoT、ロボット、自動運転、半導体サプライチェーンなどの日本のテクノロジー企業に投資するアクティブファンドである。ただし、信託財産の純資産残高の35%を上限に、海外のテクノロジー関連企業の株式に投資することもある。10月末時点における組入上位銘柄は、以下のようになっている。

1.東京エレクトロン                       13.7%
2.キーエンス                                  13.7%
3.村田製作所                                   8.8%
4.野村総合研究所                            4.7%
5.パナソニック ホールディングス   4.6%

■フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド
基準価額 2万799円
信託報酬 1.65%(年率・税込)
純資産残高 120.9億円

<騰落率>
1カ月 14.40%
3カ月   1.54%
6カ月   3.07%
1年     15.94%

※11月末時点

外国株式型の資金流入額1位は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(724.54億円)
 

11月の外国株式型ファンドの資金流入額1位は、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」だった。同ファンドが月間資金流入額トップになるのは初めてで、10月首位だった「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は約663億円の資金流入で2位に後退した。

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の11月リターンは+7.4%となり、1年騰落率も+21.0%と好調だ。ただ、同ファンドは全世界の株式に幅広く分散投資しているものの、先進国株式の比率が84.0%で、とくにアメリカが60.4%と高い(11月末時点)。米国株の動向に大きな影響を受けるという点には、注意が必要だろう。

■eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額 2万589円
信託報酬 0.05775%(年率・税込)
純資産残高 1兆6854.1億円

<騰落率>
1カ月  7.4 %
3カ月  1.6%
6カ月 12.6%
1年     21.0%

※11月末時点

外国株式型の純資産残高1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(2兆8778.15億円)
 

11月の外国株式型ファンドの純資産残高1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。11月の資金流入額は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に抜かれて2位になったものの、高水準の資金流入が続いている。ネット証券などでつみたてNISAを利用して購入している投資家も多く、今後も純資産残残高を増やしていく可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 2万3926円
信託報酬 0.09372%(年率・税込)
純資産残高 2兆8778.15億円

<騰落率>
1カ月  7.6%
3カ月  1.7 %
6カ月 14.6%
1年     23.5%

※11月末時点

外国株式型のリターン1位は「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(33.66%)
 

11月の外国株式型ファンドのリターン1位は、「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」だった。同ファンドは世界の上場株式の中から、破壊的イノベーションを起こし得るビジネスを行う企業の株式に投資するアクティブファンドで、個別銘柄の選定においてはアーク社の調査力を活用する。ただ、11月は+33.66%と高いリターンになったものの、10月は-12.23%とマイナスリターンだった。組入銘柄数が41銘柄(10月末時点)と絞っているので、ハイリスク・ハイリターンのファンドであるという点には注意が必要だろう。

■グローバル・プロスペクティブ・ファンド
基準価額 9654円
信託報酬 1.658%(年率・税込)
純資産残高 2821.46億円

<騰落率>
1カ月 -12.23%
3カ月 -26.21%
6カ月    6.53%
1年      -8.68%

※10月末時点

山下 耕太郎/金融ライター/証券外務員1種

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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