【新NISA始動】日経平均株価も好調のいま買うべき「好配当」ファンドが1位に
Finasee / 2024年1月26日 16時0分
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Finasee(フィナシー)
国内株式型の資金流入額1位は「日本好配当リバランスオープン」(254.09億円)
SBI岡三アセットマネジメントが運用する「日本好配当リバランスオープン」は、魅力的な投資信託の一つとして注目されている。同ファンドは、日経500種平均株価採用銘柄の中から高い配当利回り銘柄を選び出し、その上位70銘柄程度を投資対象としている。
運用方針は、各銘柄への資産配分を平等に行い、毎月のリバランスを原則としている。1月9日時点の予想配当利回りは4.08%と高く、1年騰落率も36.89%と高いリターンとなっている。2024年1月も日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新するなどマーケット環境もいいので、引き続き同ファンドに高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。
■日本好配当リバランスオープン
基準価額 1万2108円
信託報酬 0.913%(年率・税込)
純資産残高 1488.4億円
<騰落率>
1カ月 2.73%
3カ月 3.72%
6カ月 12.76%
1年 36.89%
※2024年1月9日時点
国内株式型の純資産高1位は「ひふみプラス」(5214.21億円)![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/1/6/800m/img_16d447ff9c56802c1ad3a0f073219130338012.jpg)
ひふみプラスはレオス・キャピタルワークスが運用する投資信託で、「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本の成長企業に投資をする投資信託(ひふみ投信シリーズ)である。2012年の運用開始以来、成長企業の目利き力と柔軟な運用姿勢、また顔が見える運用が評価されてきた。
12月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.村田製作所 2.11%
2.M&A総研ホールディングス 2.01%
3.三菱重工業 2.01%
4.MICROSOFT CORPORATION 1.95%
5.日本電信電話 1.84%
12月の組入上位銘柄では、4位に米国のMICROSOFT CORPORATION(マイクロソフト)がランクインしている。同ファンドは国内株式がメインではあるが、海外株式にも6.7%投資している。組入比率19位にはNVIDIA CORPORATION(エヌビディア)もランクインしており、今後も海外株式の組入比率が上昇するかどうかに注目している。
■ひふみプラス
基準価額 5万3417円
信託報酬 1.078%(年率・税込)
純資産残高 5214.20億円
<騰落率>
1カ月 -0.18%
3カ月 1.98%
6カ月 3.62%
1年 20.75%
※12月末時点
国内株式型のリターン1位は「日本次世代経営者ファンド」(5.88%)![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/a/6/800m/img_a60e641773fe5f1666f2c5ac3ac6b5d7320435.jpg)
日本次世代経営者ファンドは、野村アセットマネジメントが運用する投資信託で、次世代の日本経済を担うと考えられる「次世代経営者」が率いる企業の成長性に注目したアクティブファンドである。
「次世代経営者」とは、原則として若い経営者のうち、「長期目線の経営」「構造改革等による企業体質の改善」「新しいビジネス機会への挑戦」等を通じて、次世代の日本を担うと考えられる経営者を指す。
同ファンドの12月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.QPS研究所 8.9%
2.ローツェ 7.6%
3.Arent 6.4%
4.ジーテップ・アドバンス 6.0%
5.小池酵素工業 5.1%
■日本次世代経営者ファンド
基準価額 1万1696円
信託報酬 1.089%(年率・税込)
純資産残高 6.6億円
<騰落率>
1カ月 5.9%
3カ月 6.6%
6カ月 4.9%
1年 21.9%
※12月末時点
外国株式型の資金流入額1位は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(1088.42億円)![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/7/6/800m/img_76d54687c778c5be74db8d63b71eaeda412228.jpg)
外国株式型ファンドの12月資金流入額1位は、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」だった。同ファンドは三菱UFJ国際投信が運用するインデックスファンドで、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指す。同インデックスは、約47カ国の国・地域 の銘柄で構成されている。
国内・海外先進国・新興国すべてを含む「全世界の株式」を投資対象としており、投資家はたった1本のファンドで全世界の株式に分散投資できる。また、同ファンドは業界最低水準の運用コストを目指しており、信託報酬は0.05775%以内となっている。
2023年12月は、2018年10月の設定以降で過去最高となる約1088億円の資金が流入したが、2024年から新NISAが始まり、同ファンドへの資金流入は加速している。1月9日には資金流入額が1000億円を超えたというニュースもあり、1月も高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。
■eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
基準価額 2万899円
信託報酬 0.05775%(年率・税込)
純資産残高 1兆8205.66億円
<騰落率>
1カ月 1.5%
3カ月 5.5%
6カ月 6.2%
1年 30.4%
※12月末時点
外国株式型の純資産残高1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(2兆9987.73億円)![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/4/6/800m/img_46638d3b09d86ac5f80507010dafe89d425719.jpg)
12月の純資産残高1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは三菱UFJアセットマネジメントが運用するインデックスファンドで、米国の大型株で構成するS&P500種株価指数に連動する投資成果を目指している。12月20日には純資産残高が3兆230億円となり、2018年7月の設定から5年5カ月で3兆円を突破した。純資産残高が3兆円を突破するのは2010年10月の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」以来、およそ13年ぶりとなる。2024年は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」への資金流入が話題になっているが、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」への資金流入も加速しており、1月19日時点の純資産残高は3兆2863.73億円となっている。
■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 2万4281円
信託報酬 0.09372%(年率・税込)
純資産残高 2兆9987.73億円
<騰落率>
1カ月 1.5%
3カ月 5.8%
6カ月 7.1%
1年 34.6%
※12月末時点
外国株式型のリターン1位は「USバイオ・ベンチャー(限定追加型)」(27.98%)![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/0/e/800m/img_0ec5f1325442e20678f11f2af6f1ac9a358500.jpg)
外国株式型リターン1位は、「USバイオ・ベンチャー(限定追加型)」だった。同ファンドは、ベイビュー・アセット・マネジメントが運用する投資信託で、長期的に高成長が見込まれる米国の金融商品取引所に上場されている中小型バイオ関連企業の株式(預託証書を含む)40~70銘柄に投資し、信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行う。
同ファンドの12月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.アペリス・ファーマシューティカルズ 7.0%
2.バクサイト 6.2%
3.ブリッジバイオ・ファーマ 4.9%
4.レボリューション・メディシンズ 4.9%
5.シーマベイ・セラピューティクス 4.0%
12月は+28%と高いリターンになったものの、米国の中小型バイオ株に投資しているので、ハイリスク・ハイリターンのファンドである点には注意が必要だ。また、同ファンドは2018年2月16日で購入の申込期間を終了している。
■USバイオ・ベンチャー(限定追加型)
基準価額 9721円
信託報酬 2.145%(年率・税込)
純資産残高 12.81億円
<騰落率>
1カ月 28.0%
3カ月 16.7%
6カ月 13.5%
1年 30.4%
※12月末時点
山下 耕太郎/金融ライター/証券外務員1種
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011
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