ゆうちょ銀行 人気ファンドランキングトップ10(2024年1月)を読み解く!
Finasee / 2024年2月22日 16時0分
Finasee(フィナシー)
2024年1月、ゆうちょ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
ゆうちょ銀行ではバランスファンドが人気ゆうちょ銀行では、「野村世界6資産分散投信(成長コース)」や「JP4資産バランスファンド 安定成長コース」などのバランスファンドが人気である。バランスファンドを利用すれば、1つの投資信託で複数の資産に分散投資することが可能だ。具体的には、国内外の株式、債券、REIT(不動産投資信託)など、複数の資産に投資することで、資産分散によるリスク軽減効果を期待することができる。
バランスファンドの特徴は以下の通り。
1.分散投資によるリスクヘッジ
1つの投資信託で複数の資産に分散して資産形成が可能なため、投資初心者にとって投資しやすい商品といえる。
2.自動的にリバランスしてくれる
バランスファンドは「リバランス」が行われる商品がほとんどである。リバランスとは、資産運用での資産配分が資産の価格変動により当初の割合から変わったとき、当初の割合に戻すことを指す。
ただし、バランスファンドにもデメリットがある。例えば、インデックスファンドより信託報酬等の手数料が高い傾向にある。また、自分で資産配分の調整ができない点や、価格変動の要因がわかりにくい点も挙げられる。
自分でファンドを選んで投資できる人は、複数のインデックスファンドに投資することで、保有コストである信託報酬を低くすることが可能である。ただし、バランスファンドは1つで複数の資産に投資できるため、投資初心者はバランスファンドから投資を始めてみると良いだろう。
「つみたて先進国株式」が3位にランクイン「つみたて先進国株式」が3位にランクインしている。同ファンドは、MSCIコクサイインデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、日本を除く20カ国以上の先進国株式市場への分散投資を目的としており、アップルやマイクロソフトなど1255銘柄から構成されている(2023年12月末時点)。
投資先の国や地域は、米国が約7割、以下、イギリス、フランス、カナダ、スイス、ドイツと続き、原則として為替ヘッジは行わない。日本を除く先進国に投資したい人、米国中心の先進国株式にコツコツと積立投資をしたい人に向いているファンドといえるだろう。
同ファンドは新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠どちらでも購入可能で、ゆうちょ銀行でも新NISAを利用しての買い付けが多いと考えられる。
■つみたて先進国株式
基準価額 2万5377円
信託報酬 0.220%(年率・税込)
純資産残高 1961.87億円
<騰落率>
1カ月 6.1%
3カ月 16.4%
6カ月 11.6%
1年 35.3%
※12月末時点
ゆうちょ銀行では「新NISAスタートキャンペーン」を実施中ゆうちょ銀行では、「新NISAスタートキャンペーン」を実施している。このキャンペーンは、2024年1月4日から9月30日までの期間中に新NISAを利用した顧客を対象としていて、キャンペーンの詳細は以下の通りである。
1.成長投資枠コース
1等 10万円(10名様)
2等 5万円(10名様)
3等 1万円(100名様)
NISA口座(成長投資枠)で、投資信託を100万円以上購入した場合が対象。抽選で毎月120名に現金がプレゼントされ、200万円以上の購入で抽選口数が2倍になる。
2.NISAでつみたてコース
抽選で毎月2000名様に1000円プレゼント
NISA口座(つみたて投資枠または成長投資枠)で、月1万円以上の投資信託自動積立を新規申込、または増額の上、買付した場合が対象。ゆうちょダイレクトまたはゆうちょ通帳アプリからの申し込みで抽選口数が2倍になる。
ゆうちょ銀行では、投資未経験者にとって新NISAは重要な投資の入口であり、顧客の資産活用と増加に貢献する商品・サービスを提供する観点が大事であると考えている。
全国の顧客に『貯蓄から投資』を後押しするため、NISAの稼働口座数を重視し、特につみたてNISA口座を2021年末の13万口座から2026年末に40万口座(つみたて投資枠)に増やす目標を掲げている。
ゆうちょ銀行は預貯金の口座数でナンバーワンであるため、新NISAでもナンバーワンを目指し、新NISAの活用を後押しする予定である。
山下 耕太郎/金融ライター/証券外務員1種
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【新NISA】どんな商品に投資できる?国の制度だからこその「メリット」とは
Finasee / 2024年11月22日 18時0分
-
PayPay証券で「NISA活用キャンペーン」を開催
PR TIMES / 2024年11月11日 11時45分
-
セゾン投信で永久不滅ポイント投資はじまります!
@Press / 2024年11月7日 11時0分
-
ついに60万円台突入!まつのすけのポイント投資&投資信託だけで、目指せ100万円!
トウシル / 2024年11月6日 8時0分
-
ゆうちょ銀行・郵便局では「S&P500」が継続してトップ! 株価下落警戒でバランスファンドは「均等型」が優位に
Finasee / 2024年10月30日 8時0分
ランキング
-
1日経平均株価が再度上昇するのはいつになるのか すでに「日柄調整という悪材料」は織り込んだ
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 9時30分
-
2自然界最強「ミノムシの糸」を製品化、スポーツ用品や自動車に活用へ…興和「化学繊維に代わる存在に」
読売新聞 / 2024年11月25日 10時50分
-
3「京急」「京成」に照準定めた旧村上ファンドの思惑 2006年の「阪急・阪神合併」の再現を想起
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 7時50分
-
4丸美屋「釜めしの素」回収 ゴキブリとみられる虫混入
共同通信 / 2024年11月25日 13時2分
-
5京都の老舗を支える「よきパートナー」という思想 自社だけでなく、客や取引先とともに成長する
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 14時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください