金融のプロがこっそり教える! 「自分が買いたい」投資信託ランキング~アクティブファンド編~
Finasee / 2024年3月12日 7時0分
Finasee(フィナシー)
金融のプロフェッショナルに向けた専門誌『Ma-Do(マ・ドゥ)』では、読者に「もし自分がいま買うとしたらどの投資信託なのか?」を定期的に調査している。今回は「アクティブファンド」限定で質問を投げかけ、その結果を、選んだ理由の具体的なコメントとともに紹介したい(調査実施期間:1月下旬~2月中旬、N=104)。
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」が首位を獲得今回、1位には「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」が選ばれた。
①アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信
<アライアンス・バーンスタイン>
②キャピタル世界株式ファンド
<キャピタル・インターナショナル>
②ひふみプラス
<レオス・キャピタルワークス>
④インベスコ 世界厳選株式オープン
<インベスコ・アセット・マネジメント>
⑤フィデリティ・世界割安成長株投信
<フィデリティ投信>
成長の可能性が高いと判断される米国株式への投資を主とするファンドだが、選出の理由にも米国株の長期的成長に注目する意見が目立った。
「米国株の長期的成長が期待でき、かつ同社のアクティブファンド運用、分析に定評があるため」(中国地方/地銀)。「米国株式のうち、成長期待の銘柄に投資する戦略とその実績があるところが良い。残高規模が非常に大きく信頼できるファンド」(近畿地方/地銀)。「アライアンス・バーンスタインの運用スタイルや運用実績への信頼と、実際に過去のリターンが抜群にいいので今後にも期待できる」(九州・沖縄地方/地銀)。
2位につけたのは、「キャピタル世界株式ファンド」。新興国を含む世界各国の株式等に投資を行う同ファンドが選ばれた理由としては、次のようなコメントが寄せられた。「歴史ある会社が運用しており、実績も優秀。全世界株アクティブファンドとして長期投資にも向いている」(北海道・東北地方/第二地銀)。「長期でインデックスファンドを上回るため。また積み立て投資の資料が分かりやすくて良い」(関東地方/証券会社)。「運用期間も長く運用実績も優秀なので、気に入っている。運用方針もこれからの時代に合っていると思う」(関東地方/IFA)。
「運用会社への信頼感・期待感」がアクティブファンド選定のカギ
同率2位には、「ひふみプラス」が入った。前述の2つのファンドとは違い、主に日本の成長企業に投資をする「ひふみ投信シリーズ」の1つで、理由としては「これまでのパフォーマンスおよび納得しやすい運用方針が気に入っている」(関東地方/メガバンク)。「銘柄の選別や入れ替えを極めて上手に行っており、運用実績も良好だから」(北海道・東北地方/地銀)。「なぜ良いパフォーマンスが出ているのかを分かりやすく情報発信してくれる」(関東地方/証券会社)などがあげられた。
今回、上位5社に選ばれたファンドの選出理由として目を引いたのが、「運用会社への信頼感・期待感」だ。もちろん、パフォーマンスが良好であることは重要なポイントだが、アクティブファンドにおいては、丁寧で分かりやすい情報提供や過去の運用実績からくる信用度、確固たる調査方針や確かな分析力など、ファンドを運用するアセットマネジャーの“質”にも着目して、購入する商品を選んでいると言えるのではないだろうか。
Ma-Do編集部
「貯蓄から資産形成」への機運が高まる昨今、金融機関の資産運用アドバイザーの役割はますます高まっているとともに、リテールのビジネスもさらなる発展が求められています。「Ma-Do」は、投資信託を資産運用のコアとしてアドバイスを行う銀行や証券会社、IFAなどと、運用会社や保険会社をつなぐコミュニティ・メディアとして、金融リテール・ビジネスの発展をサポートする情報を発信しています。
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