1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

年収1200万円でも堅実な夫が「生活費30万円」を提案、お嬢さま育ちの妻が反論した「まさかの内容」

Finasee / 2024年4月11日 11時0分

年収1200万円でも堅実な夫が「生活費30万円」を提案、お嬢さま育ちの妻が反論した「まさかの内容」

Finasee(フィナシー)

SNSなどではよくデートにおける“割り勘論争”が行われていますが、一方で最近の若いカップルの間では「食事は割り勘」「結婚したら共稼ぎが当たり前」という考えが浸透しています。人生100年時代ともいわれている中では、老後の生活についても考える機会が多くなっているからです。

確かに、男性が結婚相手の学歴や職業にこだわっていた時代もありました。自分よりも学歴が高く収入が多い女性が避けられていた傾向もあります。でも、もはやそれは遠い昔の話。今は医師、弁護士、公認会計士などの資格を持っている女性や、大手企業に勤務している正社員の女性を希望する男性が多くなっています。

結婚相談所に入会する方も、以前とは変わってパートナーとの対等な関係を希望する人が多くなりました。そうした背景から、今回は共働き希望のカップルの参考となる事例を紹介していきます。

有紗さんが共働きを望む理由

筆者の経営する結婚相談所に、このようなカップルがいました。

男性は松井祐樹さん、45歳の大手会社員です。年収1200万円で性格も優しいタイプなので女性人気が高い方でした。彼自身収入は十分にありましたが、夫婦2人で老後も心配なく暮らしていくために共働きを希望していました。

そんな彼が選んだ女性が加藤有紗さん。38歳で年収400万円、安定した大手企業の会社員をしていて「結婚後も仕事を続けたい」という意欲がある方でした。

どうやら有紗さんの仕事への意欲は、趣味の美容やファッションに関係があるようです。月々どれくらいお金をかけているのかを聞いてみると、「美容代や洋服代に月10万くらい」とのこと。有紗さんは親の所有するマンションに住んでいたので、自分の楽しみに存分にお金をかけて楽しんでいるようでした。

そのため「美容や洋服や交際にお金をかけられない結婚生活は嫌! 自分の働いたお金で楽しむから、旦那さんには理解してもらいたい」という考えを持っていました。

祐樹さんからの提案

そんな有紗さんの価値観を理解して、祐樹さんは結婚時に“ある1つの提案“をすることにしました。

「それならWin-Winの生活を目指すのはどう?」

それは祐樹さんが有紗さんさんの持ちマンション(正確には親のですが)に住み、家賃が浮いた分で生活費を祐樹さんが多めに払うというもの。

結婚を機に新居購入も考えていましたが、当時祐樹さんは賃貸に住んでいたので、彼女の住んでいる親の持ちマンションに住んだ方が明らかにお得だと考えたのです。もちろん家具も有紗さんのものが既にそろっているので、一緒に生活を始めるにあたっての出費が抑えられます。

この提案を有紗さんも快諾し、結婚生活は一見、順調にスタートしたかのように見えました。

結婚後、生活費をめぐって食い違う価値観

結婚生活が始まり、2人は生活費の細かい割り振りを夫婦間で決めていくことになりました。

「私は家賃を負担しているようなものだから、光熱費、食費、生活費は祐樹さんの支払いにするのはどう? もちろん自分の好きな食べ物は自分が買ってくるし、自分の化粧品も自分で買う。美容代も自分で持つから」

家賃がかからない分、生活費を多めに負担してもらう約束があったので、有紗さんの提案に祐樹さんも「確かにそうだね、OK」と了承します。

分担も決まったところで、有紗さんが生活費の詳細を詰めます。

「じゃあ、光熱費と食費、それから生活費はまとめていくらで考えていこうか?」

すると祐樹さんは「30万円くらいかな」と提示。彼の年収は1200万円ですから、家賃がない分30万円ならなんとか……と思っての返答でしたが、彼女の返事はまさかのNO。

「ええ⁉ 2人で予算30万円はあり得ない!」

全く納得できないようでした。

お金の使い方の違いがあらわに……

「2人で生活費30万円は少なすぎる」と主張する有紗さんの考えはこのようなものでした。

「週末は基本外食だし、2人の思い出もたくさん作りたいから、年に2回は海外旅行をするでしょ? 普段の夫婦の時間も大切にしたいから、家事代行サービスも日常的に使うとなると……30万円では全く足りないと思う」

有紗さん、実は独身の時から家事代行サービスを利用していました。そんな暮らしをしていると年収400万円の彼女の収入をオーバーしてしまうのでは? という疑問も出てきそうですが、何しろお嬢さま育ちですから、収入をはみ出した部分は親御さんが援助をしていたのです。

彼女の考えでは、出社時のランチや通勤用の洋服、会社の飲み会はもちろん自分が働いたお金から出す。だから夫婦の関係を良好に保つための出費は、負担を祐樹さんに引き受けてほしいと思っていたのです。

●祐樹さんの生活費30万円の提案にきっぱり「NO」を突き付けた有紗さん。お嬢さま育ちの金銭感覚が新婚早々もめごとの引き金になってしまうのでしょうか。気になる祐樹さんの反応は……? 後編【結婚後「生活費の分担」はどう考える? “価値観が正反対”の新婚夫婦が出した結論は…】で詳説します。

佐竹 悦子/株式会社インフィニ青山予備校代表、婚活カウンセラー

素敵な方とのご縁をつなぐ結婚相談所インフィニ青山結婚予備校を運営し、成婚率№1・顧客満足度№1を獲得。24年以上、婚活最前線で3万人とカウンセリングを行い成婚に導く。著書に『佐竹悦子先生の「結婚力」養成講座』、メディア実績に『ノンストップ!』『The Japan Times』『週間ダイヤモンド』などがある。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください