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FP横山光昭さんが提案する、新NISAは「"オルカン"積立」だけじゃない! 気になる注目の銘柄は?

Finasee / 2024年5月27日 18時0分

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Finasee(フィナシー)

新NISAの「つみたて投資枠」でおすすめの投資信託は?

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)(三菱UFJアセットマネジメント)

日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指してくれるファンドです。

1つの商品で世界中の企業の株式に一気に投資ができ、投資初心者でも分散投資によってリスクを抑えることもできます。投資信託の規模を表す純資産総額が潤沢で、コストが安いのも魅力です。あまりリスクを取りたくないし、商品をいくつも持ちたくない、シンプルに分かりやすく運用したいという人におすすめです。

eMAXIS Slim  米国株式(S&P500)(三菱UFJアセットマネジメント)

米国企業を幅広く代表する約500の企業が採用されている株価指数「S&P500」に連動する投資成果を目指してくれるファンドです。

この先も経済成長が期待できる米国の主要産業を代表する約500社にこの1本で投資できます。米国一国というリスクはありますが、これまでのパフォーマンスを見ても、リターンもしっかり出してくれる商品です。リスクを取ってリターンを得たいという人におすすめ。こちらも純資産総額が潤沢で、コストが安いのも魅力です。

楽天・S&P500インデックスファンド(楽天投信投資顧問)【楽天証券のみ】

米国企業を幅広く代表する約500の企業が採用されている株価指数に連動する投資成果を目指してくれる投資信託であることは、前述のeMAXIS Slim  米国株式(S&P500)と同じです。

楽天証券でしか購入できない商品ですが、信託報酬が前述のeMAXIS Slim  米国株式(S&P500)よりも安いので、楽天証券を利用している人にはおすすめしたいファンドです。

新NISAの「成長投資枠」でおすすめの投資信託は?

新NISAの「成長投資枠」ではETF(上場投資信託)の一括購入をおすすめしています。ETFは市場に上場している投資信託なので、個別株式のようにマーケットが下がったときに一括購入できる点が、つみたて投資枠で購入する投資信託との違いです。

また、大前提として、成長投資枠を使う必要はないと私は思っています。基本的には「つみたて投資枠」でマーケットの値動きに関係なく、機を狙わずに淡々と積立で購入し、長期的に資産を築くことで十分だと思っています。

ですが、50代以上ですでに預貯金が結構あるという人は、老後に向けてスピード感をもって貯金から投資へ移行してもよいでしょうし、今すぐ使わないお金がまとまってあるなら成長投資枠を活用するのも一つでしょう。その場合は、せっかくなら積立ではなく一括購入が良いと思いますし、一括購入に向いている商品がETFということになります。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)
1本で、世界的な大企業が多い米国や、今後の成長に期待できる先進国や新興国を含む世界47カ国の株式に広く投資できる商品です。

つみたて投資枠でおすすめした「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」と同様、1つの商品で世界中の企業の株式に一気に分散投資ができるため、リスクを抑えることも可能です。あまりリスクを取りたくない、商品を分散したくない、シンプルに分かりやすく運用したいという人におすすめです。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカー:VTI)

VTIは、CRSP US トータル・マーケット・インデックスという米国の株式指数に連動する投資成果を目指しています。この指数は約4000銘柄で構成されているので、この商品を1本買えば、この先も経済成長が期待できる米国の株式市場に丸ごと投資できるファンドといえます。

これまでのパフォーマンスを見ても、米国一国というリスクはありますが、リターンもしっかり出してくれる商品です。リスクを取ってリターンを得たいという人におすすめです。

新NISAを始めたい人、始めたけれど不安な人へメッセージを…

投資と一言でいっても、さまざまな商品がありますので、「怖い」というイメージを持っている方もいるかもしれません。

ただ、「長期・分散・低コスト」を念頭に、時間を味方につけて、インデックスファンドを選択し、コツコツ積み立てをしていけば複利の恩恵も受けられるので、誰でも資産を形成することはできます。まだ始めていない人は、少額からでもいいので、まずは始めてみましょう。

家計再生コンサルタント 株式会社マイエフピー代表 横山 光昭氏

 

支出を「消・浪・投®」に分ける家計管理と「つみたて投資」を両輪に、安定した家計運営と資産形成を目指す。相談の”現場”にこだわるファイナンシャルプランナーで、相談件数は2万6000件を超える。家族全員参加の「家族マネー会議」も評判。TV、雑誌、講演なども多数で、著書はシリーズ累計95万部超の『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』があり、著作は183冊、累計400万部。

Finasee編集部

「インベストメント・チェーンの高度化を促し、Financial Well-Beingの実現に貢献」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAやiDeCo、企業型DCといった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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