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【新NISAおすすめ投信】水瀬ケンイチさんが「eMAXIS Slim“オルカン”」を全力で推すワケ

Finasee / 2024年6月19日 17時0分

【新NISAおすすめ投信】水瀬ケンイチさんが「eMAXIS Slim“オルカン”」を全力で推すワケ<br />

Finasee(フィナシー)

新NISAの「つみたて投資枠」で積み立てるのにおすすめの投資信託は?

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJアセットマネジメント)

全世界(日本、先進国、新興国)の株式に1本で投資できる超・低コストのインデックスファンドです。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用されます。

おすすめする理由は、 全世界株式クラス最大級の純資産総額を誇り、信託報酬は年率0.05775%と超・低コストであることです。しかも、ファンドの純資産総額が増えると、信託報酬が年率0.05753%に向けてさらに低くなっていく仕組みになっています。

運用会社の三菱UFJアセットマネジメントは、「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける」と公式に表明しており、さらに安い信託報酬の競合ファンドが出てきても対抗値下げをしてきた実績があります。

今後、買い替えを考える必要がなく、NISAで手間をかけず効率的に資産運用したい投資家に向いているでしょう。

なお、eMAXIS Slim全世界株式とeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)の両方を買う必要はありません。なぜなら両ファンドは投資先が同じで、日本を含むか含まないかの違いのみだからです。

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)(三菱UFJアセットマネジメント)

日本を除く全世界株式に投資できる超・低コストのインデックスファンドです。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指して運用されます。

おすすめする理由は、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をおすすめした理由に加えて、日本株には既に個別株で投資している投資家が、外国株式にも資産配分してバランスを取りたいという場合に最適な商品だからです。日本で暮らしている以上、給与や年金は円で支払われますので、外貨建て資産にも投資したいというニーズにも合うでしょう。

新NISAの「成長投資枠」で購入するのにおすすめの投資信託は?

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)(ともに三菱UFJアセットマネジメント)

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」で投資する商品を分ける必要がないと考えます。最も低コストで最も効率的な全世界株式インデックスファンドを、非課税枠いっぱいまで早めに投資して、あとはお金が必要になるまでずっと保有し続けるのが合理的だと思うからです。

金融のプロである運用会社のファンドマネジャーがインデックスを上回ることを目的に運用するアクティブファンドの実に8~9割が、市場平均であるインデックスに負けているというデータが毎年観測されています。にもかかわらず、個人投資家がアクティブな運用をしてプロ以上の成果が出せると考える方が無理筋の話だと私は思います。

個別株好きを除いて、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」で投資する商品を分ける必要があるという前提や発想自体も多くの個人投資家にとってはあまり重要ではないともいえるのではないでしょうか。

新NISAを始めたい人、始めたけれど不安な人へメッセージを…

非課税の生涯投資枠が1800万円もあり、かつ非課税期間が無期限というNISA制度は、私が22年前に投資を始めた時に、喉から手が出るほど欲しくて、でも存在しなかった個人投資家にとっての「夢」のような制度です。

私はこの22年間、税金を取られながらなんとか運用してきましたが、これから始める方は、ぜひNISA制度を活用して、効率的に資産形成をしてほしいと思います。


 ブロガー 水瀬 ケンイチ氏 

 

1973年、東京都生まれ。都内IT企業会社員にして下町の個人投資家。2005年よりブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」を執筆、現在ではインデックス投資家のバイブル的ブログに。日本経済新聞やマネー誌などに数多く取り上げられる。

Finasee編集部

「インベストメント・チェーンの高度化を促し、Financial Well-Beingの実現に貢献」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAやiDeCo、企業型DCといった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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