責任投資のパイオニアとして企業価値創造と持続性への貢献を目指す アムンディ
Finasee / 2024年7月12日 12時0分
Finasee(フィナシー)
世界トップ10にランクインする資産運用会社、アムンディとはどんな会社?
アムンディは欧州を代表する資産運用会社であり、米系以外で唯一、運用資産残高で世界上位10社に名を連ねる規模を誇ります※1。グローバルで1億を超える個人投資家、機関投資家および事業法人に、伝統的資産や実物資産のアクティブおよびパッシブ運用による幅広い種類の資産運用ソリューションを提供。金融バリューチェーン全体をカバーするITツールを活用してサービス強化を図っています。クレディ・アグリコル・グループ傘下でユーロネクスト・パリ市場に上場する同社は現在、約350兆円※2の資産を運用しています。
アムンディ・ジャパン代表取締役社長兼CEO藤川克己さん「世界6つの運用拠点※3、財務・非財務のリサーチ能力および責任投資への長年の取り組みにより、アムンディは資産運用業界の中心的存在として35カ国を超える国と地域で約5,500人の従業員の専門知識と助言をお客さまに提供しています」とアムンディ・ジャパン代表取締役社長兼CEO藤川克己さんは語ります。
※1 出所:IPE資産運用会社トップ500社(2023年6月版、2022年12月末の運用資産額)に基づく ※2運用資産額は約2兆1,160億ユーロ(1ユーロ=163.24円で換算、2024年3月末現在) ※3 主要な運用拠点:ボストン、ダブリン、ロンドン、ミラノ、パリ、東京
積極的なM&Aで陣容を拡大アムンディは2010年1月1日、フランスをルーツとする世界有数の総合金融グループ、クレディ・アグリコルとソシエテ・ジェネラルの資産運用部門の合併により設立されました。アムンディ・グループは2015年11月にユーロネクスト証券取引所に上場、主要株主はクレディ・アグリコルSAです。
なおアムンディ(Amundi)という名称は、Asset Managementの「AM」とラテン語で「世界」を意味する「mundi」の組み合わせに由来します。現在も新たな価値を創造するM&Aを追求し、より付加価値の高いサービスを提供すべく経営基盤を強化し続けています。
2021年末、欧州ETFの主要な運用会社であるリクソーを買収、欧州ETFのマーケットをけん引する存在に。2024年2月にはプライベート・マーケット投資に定評のある運用会社、アルファ・アソシエイツとの買収合意を発表、オルタナティブ(代替資産)分野をさらに強化していく意向です。
「信頼されるパートナー、日々、お客さまと社会のために」をraison d’être(レゾンデートル=存在意義)として質の高いプロダクトの提供、クライアントファースト、効率的な組織運営、そして社会へのコミットメントを創業の柱とし、個人投資家、機関投資家、政府機関などセグメントを問わず、顧客ニーズに合わせた資産運用ソリューションを提供することで社会と環境に最も良い影響を与えるよう努める同社。グローバルかつローカルを重視した組織、独自の財務・非財務に関するリサーチ力、そしてあらゆる専門知識とサービスでその実現を目指します。
2022年に経済・金融リサーチにおけるリーダーシップを確立するためのシンクタンクとしてアムンディ・インベストメント・インスティテュートを設立。グローバルな投資プロセスの中核として、アムンディの運用部門と円滑に連携するとともに、ますます複雑化し急速に変化する投資環境に対する調査・分析を提供することで顧客との戦略的対話を強化しています。
「透明性、責任、パフォーマンス、革新性を兼ね備えた持続可能な投資の展望を掲げ、責任あるグローバルな資産運用のリーダーとなり、資産運用バリューチェーンにおける顧客の多様なニーズに応えることを目指しています」と藤川さん。
あらゆる資産クラスを網羅したアクティブ、パッシブ、リアルアセット(実物資産)などの運用戦略にわたる投資ユニバース(対象)に関する豊富な知識とリサーチ重視の投資行動指針を生かし、持続可能な質の高いサービスと総合的かつ客観的な資産運用ソリューションを世界中の顧客に提供していきます。
また、アムンディは責任投資の分野でも世界的なトップランナーとして知られています。「責任投資のパイオニアとして、お客さまの運用目標の実現と合わせてESG投資を通じて企業の価値創造と広く社会の持続性に貢献することを目指します。持続可能な成長の実現に向けて経済および社会システムの転換は不可欠であり、金融が果たすべき役割はかつてなく高まっています。この大きな課題に取り組むお客さまとステークホルダーのみなさまにとって信頼できるパートナーになれるよう、より一層サービスを充実させていきます」と藤川さんは力を込めます。
日本に根付いて50年超、常に新たな展開を視野にアムンディ・ジャパンは2010年7月にアムンディの日本法人として誕生しました。そのルーツは1971年11月に設立された山一投資カウンセリングにさかのぼり、日本での50年を超える長い歴史があります。アムンディの世界6つの主要な運用拠点の一つとして、約170人の役職員が約7兆7,000億円※の資産を運用しています。
アムンディ・ジャパンには日本株の運用チームがあり、代表的なファンドとして、2000年に運用を開始し、23年の運用実績がある日本株投資の「アムンディ・ターゲット・ジャパン戦略」が挙げられます。PBR(株価純資産倍率)と財務健全性に着目した中小型株バリュー投資で数々の金融危機を乗り越え高い運用実績を維持し、運用資産残高は1,000億円を突破しています。
また、国内債券運用チームが運用する代表的な戦略「国内債券アクティブ運用」にも20年以上の運用実績があります。国内に運用拠点を構えつつ、海外発行体に関する豊富なクレジット分析を活かせるという外資系運用会社の強みに基づくユニークな運用手法が評価され、主要な公的年金から運用資金を受託しています。
※ 2024年3月末現在 (重複資産を含む)
かねて伝統的なアクティブファンドのラインアップの充実およびESG化を進めるとともに、欧州で市場をけん引するパッシブ商品の拡充も視野に入れています。2024年6月に日本でもアムンディ・インデックスシリーズとして3本のインデックスファンドを立ち上げました。アムンディテクノロジーは、テクノロジーで金融プロフェッショナルの力を高め、成功への道を開くことを目指し、2021年に設立。3つのプラットフォーム※を開発し、900人のIT専門家が金融イノベーションを推進、革新的なサービスの提供を進めます。
※ アムンディ・テクノロジーの3つのプラットフォーム…ALTO(Amundi Leading Technologies & Operations) Investment (ポートフォリオマネジメント)、ALTO Wealth & Distribution (一任運用およびアドバイザリー運用)、ALTO ESR(退職金管理)
資産運用業界の女性活躍推進ネットワークに参画アムンディは、責任投資のパイオニアとして投資ソリューションへのESG統合をさらに深化させ、持続可能な発展に向けた資産運用商品の提供に一層注力するとともに、2022年にESG Ambition 2025として自身のESGへのコミットメントを社内の目標に反映し、CO2やプラスチックごみの削減にも努めています。
アムンディ・ジャパンでは災害義援金として社内で募金活動を行い、日本赤十字社を通じての寄付、被災者支援のボランティア活動、河川や海の清掃ボランティア、森を守る取り組みやFIT for Charity Runへの参加などにも継続的に取り組んでいます。
また、資産運用業界における女性活躍推進に向けて、業界を横断した取り組みを行うネットワーク「Asset Management Women’s Forum(AMWF)」にボードメンバーとして参画しています。従業員それぞれが持つ多様な個性を最大限に活かすことが資産運用会社としてより高い価値創出につながると考え、アムンディ・ジャパンではDEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進しています。
Finasee編集部
「インベストメント・チェーンの高度化を促し、Financial Well-Beingの実現に貢献」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAやiDeCo、企業型DCといった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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