利用者に聞いた！ 本当に満足している新NISA証券会社ランキング 初代1位はどこ？ みんなの口コミは？

Finasee（フィナシー）

ネット証券がランキング独占！ 総合1位はあの「経済圏」証券会社

今回の調査は株式会社oricon MEが証券会社の新NISA（2024年1月導入）口座で資産運用を行っている全国18～74歳の利用者3247人を対象に実施。7項目で各社を評価し、評価項目別および総合ランキングを発表。実店舗を持たずネットを通じてサービスを提供するネット証券がランキングを独占する結果となりました。

総合1位は 楽天証券が獲得。「口座開設」「運用のしやすさ」「ポイントのたまりやすさ」「提供情報」「システム・セキュリティ」の5項目で1位に。

特にポイント還元率やポイントの交換先・交換商品の充実さなどを評価した「ポイントのたまりやすさ」では、2位との得点差が3.3ポイントと他の項目に比べて強さが際立つ形に。楽天経済圏をフル活用した同社の戦略が結果にもあらわれているようです。

楽天証券は日本初のネット証券として1999年に設立された DLJディレクトSFG証券が買収や改称を経て2004年に現在の社名に。 取引を通じて楽天ポイントが貯まるので、楽天市場をはじめとするショッピングやポイント投資に充当できます。 

寄せられた口コミコメントでもポイント還元に関するものが多く、「新NISA開始に合わせて投資信託の保有残高に応じたポイント付与を開始している（30代・女性）」「つみたて投資枠を楽天カードで支払い、ポイント還元が受けられる（50代・女性）」などの声が。

また新NISA開始に伴い同社がウェブページをリニューアルしたことから、 「新NISAでHPがリニューアルされて、自分の現状が、イラスト画面で見える化されてわかりやすくなりました（50代・女性）」といった声もありました。

 サポート体制に定評のあるネット証券が総合2位！

図表１　新NISA 証券会社 総合ランキング（2024年 オリコン顧客満足度®調査）
 

出典：株式会社oricon ME 「2024年 オリコン顧客満足度®調査 新NISA 証券会社」 

総合2位にランクインしたのは松井証券。ネット取引サービスはネット証券の黎明期からの開始以来20年以上の実績。「投資をまじめに、おもしろく」をスローガンに独自サービスで定評があります。 実は1918年創業で、ネット以前は実店舗での営業が長いという歴史を持つ証券会社です。

評価項目別では、動画・セミナー・Q&Aコンテンツのわかりやすさや問い合わせ時の担当者の対応力などを評価した「サポート体制」で1位を獲得。同社のサポートは第三者評価機関からも長年高く評価されており、 今回もそれを裏づける結果に。

調査に寄せられたコメントでも担当者に関するものが多く、「窓口の担当者が親切で、丁寧に対応してくれるので安心して任せられる（40代・男性）」などの声が。またウェブページやコンテンツについて、「ユーザーインターフェースが使いやすい。設定もしやすい（30代・男性）」「動画での株の紹介などが多く、初心者向きな点が良かった（30代・男性）」といった声も聞かれました。

惜しくも総合3位はあの有名ネット証券がランクイン

図表２ 新NISA 証券会社 評価項目別ランキング（2024年 オリコン顧客満足度®調査）
 

出典：株式会社oricon ME 「2024年 オリコン顧客満足度®調査 新NISA 証券会社」

総合3位はSBI証券。2023年9月30日から国内株式売買手数料を無料にする「ゼロ革命」を発表する など、ネット証券をリードする施策で業界にインパクトを与えています。

評価項目別では、投資できる商品の豊富さなどを評価した「取扱商品」で1位を獲得。SBI証券では国内株や投資信託以外にも、外国株、FX、先物・オプション、CFD（差金決済取引）、金・銀・プラチナなど多様な商品を取り扱っており、外国株はなんと９カ国に投資できます（2024年7月7日現在ロシア株は取引停止中）。 

寄せられたコメントでは商品数と手数料に関するものが多く、「商品の豊富さ。クレカ積立でVポイントが貯まる点が良かった（50代・男性）」「商品が豊富で手数料がかからない/安いものも多い（40代・女性）」といった声が。

また自分の資産状況をまとめてチェックできる「my資産」 を提供していることから、「新NISA・旧NISA・一般とそれぞれの資産状況も確認しやすい（30代・男性）」といった声もありました。今回は総合3位でしたが、2位との差はわずか0.1ポイントと接戦。今後の巻き返しに期待です。

《調査概要》　2024年 オリコン顧客満足度®調査 新NISA 証券会社
■ランキング発表日：2024年7月1日
■調査主体：株式会社oricon ME 
■調査方法：インターネット調査
■サンプル数：3,247人　
■規定人数：100人以上　
■調査企業数：26社
■定義：金融庁の認可を受けており、2024年1月1日から導入された新しいNISAを取り扱っている証券会社。ただし、対面での口座開設・取引のみに対応している証券会社は対象外
■調査期間：2024年4月5日～2024年4月15日
■調査対象者　性別：指定なし　年齢：18～74歳　地域：全国
条件：証券会社で2024年1月1日から導入された新しいNISAの口座での資産運用や取引を行っている人。ただし、旧NISA口座のみを使用している人は対象外
■URL: https://life.oricon.co.jp/rank_nisa/#1

 

Finasee編集部

「インベストメント・チェーンの高度化を促し、Financial Well-Beingの実現に貢献」をミッションに掲げるwebメディア。40～50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAやiDeCo、企業型DCといった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。