利用者に聞いた! 本当に満足している新NISA銀行ランキング 意外な銀行が2位? みんなの口コミも紹介
Finasee / 2024年7月12日 18時0分
Finasee(フィナシー)
ネット銀行は意外とNISAを提供していない
まず、実店舗を持たずネットを通じてサービスを提供するネット銀行が1社もランクインしていないという意外な調査結果には驚きではないでしょうか。
ネット銀行は同じグループに証券会社があると、事業の住み分けなどから新NISAを取り扱わないケースもあるため今回の調査対象から外れたことが要因として挙げられます。しかし、それでも大手のネット銀行が複数調査対象に含まれているので、他にも要因があるのかもしれません。
調査は株式会社oricon MEが、銀行で2024年1月1日から導入された新しいNISAの口座での資産運用や取引を行っている全国18~74歳までの利用者2781人を対象に実施。6項目で各社を評価し、評価項目別と総合でランキングを作成しています。詳しく見ていきましょう。
図表1 新NISA 銀行 総合ランキング(2024年 オリコン顧客満足度®調査)
出典:株式会社oricon ME 「2024年 オリコン顧客満足度®調査 新NISA 銀行」アプリに積極的なあのメガバンクが総合1位!
総合1位は三井住友銀行。グループの総資産は約295兆円とメガバンク2位(2024年3月期)。銀行口座、カード決済、ファイナンス、オンライン証券・保険などをまとめて管理できるサービス「Olive」を2023年3月にスタートするなど、近年はアプリを起点とした顧客基盤の拡大にも積極的です。
評価項目別では、投資できる商品の豊富さなどを評価した「取扱商品」、Webサイト・取引ツールのメンテナンス頻度などを評価した「システム・セキュリティ」で1位を獲得。
寄せられたコメントでは、メインバンクとしての接点の多さから、「メインバンクと同じなので、アプリで一括管理できる(40代・女性)」「NISAを開設する際も相談に乗ってもらい、スムーズに開設できた(60代・女性)」といった声がありました。
接戦の末、総合2位は信託銀行がランクイン総合2位は三井住友信託銀行。3位との差はわずか0.1ポイントと接戦を制しました。信託銀行とは、顧客の現金に加えて、株式、債券、不動産など多様な資産を預かって管理・運用する信託業務を行う銀行のことで、普通の銀行業務も行っています。
三井住友信託銀行は社名に三井住友とつきますが、1位の三井住友銀行と資本関係はなく、どのメガバンクにも属さない独立系。グループの資産運用残高は約121兆円(2023年3月末時点)と国内最大の信託銀行です。
評価項目別では、商品情報ほか提供情報のわかりやすさなどを評価した「提供情報」、動画・セミナー・Q&Aコンテンツのわかりやすさや問い合わせの際の担当者の対応力などを評価した「サポート体制」で1位を獲得。
信託銀行として個人や企業から預かった財産の管理・運用を行っていることから、専門性の高いサポートが評価されたのかもしれません。寄せられたコメントでもサポートに関するものが多く、「担当者が購入希望の信託商品の実績をグラフにして窓口でやり取りすることができたのが良かった(50代・男性)」「不明点があったときに担当者にいつでも相談できる(20代・女性)」「旧NISAとの違いを分かりやすく説明してくれた(60代以上・男性)」といった声がありました。
図表2 新NISA 銀行 評価項目別ランキング(2024年 オリコン顧客満足度®調査)
出典:株式会社oricon ME 「2024年 オリコン顧客満足度®調査 新NISA 銀行」今後の巻き返しに期待 総合3位はメガバンク最大手総合3位は三菱UFJ銀行。グループの総資産は約403兆円とメガバンク1位です。評価項目別では、決済方法の豊富さや取引手数料の納得感などを評価した「運用のしやすさ」、「システム・セキュリティ」で1位を獲得。
寄せられたコメントでは、総合1位の三井住友銀行と同様にメインバンクとしての接点の多さから、「細かい質問にも丁寧に時間をかけて説明して頂いたので、分かりやすく開設できました(50代・女性)」「担当者の説明が分かりやすく信頼できる(50代・女性)」などの声が。また手続きの容易さに関して、「オンラインの手続きがシンプルで簡単だった(50代・男性)」といった声もありました。
《調査概要》 2024年 オリコン顧客満足度®調査 新NISA 銀行
■ランキング発表日:2024年7月1日
■調査主体:株式会社oricon ME
■調査方法:インターネット調査
■サンプル数:2,781人
■規定人数:100人以上
■調査企業数:64社
■定義:金融庁に登録されており、2024年1月1日から導入された新しいNISAを取り扱っている銀行。ただし、金融商品仲介業務として、証券会社で取り扱う金融商品のみを案内している銀行、または対面での口座開設・取引のみに対応している銀行は対象外
■調査期間:2024年4月5日~2024年4月22日
■調査対象者 性別:指定なし 年齢:18~74歳 地域:全国
条件:銀行で2024年1月1日から導入された新しいNISAの口座での資産運用や取引を行っている人。ただし、旧NISA口座のみを使用している人は対象外
■URL: https://life.oricon.co.jp/rank_nisa/#2
Finasee編集部
「インベストメント・チェーンの高度化を促し、Financial Well-Beingの実現に貢献」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAやiDeCo、企業型DCといった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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