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なんと価格が5年前の2倍になったエリアも! 中古マンション価格が上昇した駅ランキング【東京都内編】

Finasee / 2024年7月23日 18時0分

なんと価格が5年前の2倍になったエリアも! 中古マンション価格が上昇した駅ランキング【東京都内編】<br />

Finasee(フィナシー)

麻布台ヒルズのレストランや展望台が話題!上位は話題の再開発エリア

早速、気になる上位から見てみましょう。直近5年間で価格が上がった中古マンション、結果はこうなりました。

出所:リーウェイズ株式会社「金利上昇経済でどう資産形成するか?過去5年間で中古マンション価格が上昇した駅ランキング発表」

1位は東京メトロ日比谷線「神谷町」、2位は東京メトロ南北線「麻布十番」、3位は東京メトロ日比谷線「六本木」。そして4位は都営大江戸線「赤羽橋」、5位は東京メトロ有楽町線「麹町」の各駅です。いずれも直近5年間で、およそ2倍値上がりしています。

なお同ランキングは、リーウェイズ株式会社が保有する不動産取引データをもとに作成されたもの。対象は「東京都内の駅からおおむね徒歩15分以内」「専有面積50㎡以上70㎡未満」「築年数10年以上20年未満」などの条件を満たす中古マンションです。

トップ5の顔ぶれを見て、値上がり要因として推測されるのは、大規模な再開発です。東京都内では近年、「100年に1度」とも言われる再開発が進行中。各地でプロジェクトが進められています。

なかでも大きな話題を呼んだのが、2023年に開業した大規模複合施設「麻布台ヒルズ」。高さ約330mの超高層ビルや商業施設、ホテルなどが立ち並び、新しい街が出現しました。1位の神谷町は麻布台ヒルズと直結、2~4位も全て麻布台ヒルズの近隣エリアです。5位の麹町に関してもやはり、麹町エリアの再開発が関係していると考えられます。

郊外の高級住宅地、セレブの街の中古マンションも“億ション”へ

続いて、6位から10位を見てみましょう。

出所:リーウェイズ株式会社「金利上昇経済でどう資産形成するか?過去5年間で中古マンション価格が上昇した駅ランキング発表」


6位は東京メトロ半蔵門線「半蔵門」、7位はJR中央線「四ツ谷」、8位はJR山手線「渋谷」です。そして9位は東急田園都市線「二子玉川」、10位は東急大井町線「下神明」という結果になりました。

6位から10位の上昇率を見てみると、1.85倍~1.97倍。上位5駅には及ばないものの2倍近い数字を誇り、近年しっかり値上がりしていることが分かります。

なおトップ10の大半が東京都心部の駅ですが、唯一郊外でランクインしたのが9位の二子玉川。緑豊かで都心部へのアクセスも良く、高級住宅街として知られる人気エリアです。

そんな二子玉川では、2024年には中古マンションの平均価格が1億円超え。約5年前に約5700万円で買った物件を、今なら1億円以上で売却できる可能性があるということです。

10位の下神明は学校や公園が多く、ファミリー向けのマンションが多いエリア。品川まで最短6分と交通の便も良く、品川区役所も近いので行政手続きも便利です。隣駅の東急大井町線「大井町」付近では品川区とJR東日本が連携して、再開発を進めています。    

価格上昇を狙うなら、今後も再開発エリアに要注目

中古マンション価格が上昇している駅に共通していたのが、大規模な再開発でした。新たな商業施設や公共施設が誕生すると住環境が向上してエリア人気が高まり、マンションの価格上昇に結び付くと推測されます。

またファミリー層にとっては、学校や公園なども大切な要素。特に通勤や通学の利便性が高いエリアは常に高い需要を維持しており、今後も安定した価格上昇が見込まれます。

“人生で最も大きな買い物”と言われる住宅購入。総務省の調査※によると、家計の資産に占める不動産資産の割合は約7割。確かに高い割合であることが分かります。購入するときにはエリアの特性や注目度などを総合的に見て、資産価値の高い物件を選びたいものです。

また人生には、ライフスタイルや家族構成が変わる節目もあります。高く売ったり貸したりできるマンションを購入しておけば、状況が変わったときに現金化したり賃貸で収益を生み出したりすることができます。いざというときも、柔軟に対応できるのではないでしょうか。

※総務省統計局「2019年全国家計構造調査 

《調査概要》 過去5年間で中古マンション価格が上昇した駅ランキング 

■ランキング発表日:2024年7月3日
■調査主体:リーウェイズ株式会社
■集計対象:中古マンションの募集価格
■条件:東京都内の駅からおおむね徒歩15分以内、専有面積50㎡以上70㎡未満、(データ取得時において)築年数10年以上20年未満、SRCまたはRC造のマンション
■調査方法:2019年1~6月と2024年1~6月の募集価格の㎡単価の平均値を集計(㎡単価を専有面積60㎡に換算して平均価格とした)
■データ出典:リーウェイズ保有の不動産取引データ

 

Finasee編集部

「インベストメント・チェーンの高度化を促し、Financial Well-Beingの実現に貢献」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAやiDeCo、企業型DCといった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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