「そんなにいるの?」投資経験がある新社会人はなんと7割超! 驚きの実態から知るべきこと
Finasee / 2024年7月24日 16時0分
![「そんなにいるの?」投資経験がある新社会人はなんと7割超! 驚きの実態から知るべきこと<br />](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/finasee/finasee_13951_0-small.jpg)
Finasee(フィナシー)
初任給で投資も! 金融偏差値が高い2024年新社会人
学校で金融教育を受けた生徒の中には、知識だけでは物足りず、親に頼んで実際に投資を始めた人もいるのでは。新社会人の投資経験はどの程度なのでしょうか。調査はETF専門資産運用会社であるGlobal X Japan株式会社が2024年4月に新卒で就職した全国20代の新社会人男女422人に実施。
結果は投資経験者が72.7%と実に4人に3人を占め、投資上級者も10.2%存在。そのうち学生時代から投資を始めた人は62.5%にのぼり、なかには小学校から始めたという強者も。
図表1 投資経験と始めたタイミング
![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/4/2/800m/img_4234b3ece151d0e725632801d5ba95d553429.jpg)
金融教育を受けていれば、用語もマスターしていそうですが、結果は新NISAやETF(上場投資信託)を理解している人がいずれも7割強に。ETFは実際に活用している人も36.5%いました。同社が20代~50 代を対象に行った別の調査だとETFの理解と活用がそれぞれ 40.3%、17.5%だったそうで、比較すると新社会人の金融偏差値はかなり高いようです。
図表2 新 NISA と ETF の理解度
![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/5/5/800m/img_5515fb321aa1ea879a4f415a41a17bde52237.jpg)
ほぼ100%! 投資経験のある新社会人は初任給で投資
新社会人といえば初任給。最近は初任給が上がったというニュースも相次いでいますが、お給料をもらったらやはり投資を行うのでしょうか。投資経験のある新社会人の場合、結果は初任給で投資を行った人が62.8%、もう少し貯めてからという人まで含めるとなんと96.4%とほぼ全員に。
この勢いは初ボーナスでも変わらず、結果は投資を行う予定の人が69.7%、もう少し貯めてからという人まで含めると91.2%に達しました。学生時代に培った投資経験が社会人になってからも活かされ、まとまったお金が入ったら投資を行うという自然な流れにつながっているようです。
図表3 初任給とボーナスの投資活用(投資経験者)
![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/2/2/800m/img_2287071851374cdef410de0aa1a250d857430.jpg)
投資未経験の新社会人はどうでしょうか。初任給の場合、結果は投資に使いたい人が6.4%、もう少し貯めてからという人を含めても40.9%。また初ボーナスの場合、結果は使う予定の人(金額次第で使う予定を含む)13.6%、もう少し貯めてからという人を併せても27.2%にとどまりました。投資経験のある新社会人に比べるといずれも大幅ダウンですが、まとまったお金が入ったことをきっかけに投資を始める人が一定数いるようです。
図表4 初任給とボーナスの投資活用(投資未経験者)
![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/f/2/800m/img_f2b86643d3e81af50e01e3bfb008314358437.jpg)
趣味・娯楽、生活費を抑えて1位に輝いた王道の投資目的とは
投資はあくまでお金を増やす手段。肝心な投資目的も知りたいところです。結果は初任給・初ボーナスともに老後資金の蓄えが1位。次が生活費の蓄え、趣味・娯楽用資金と続きます。2000万円問題など、年金だけでは老後の生活が厳しいと多くの人が感じていることでしょうが、新社会人も例外ではないようです。
自分で老後資金を貯める場合にぜひ活用したい制度がiDeCo(個人型確定拠出年金、イデコ)。毎月、掛金を拠出して投資信託などを購入し、投資成果は60歳以降に受取可能。制度の条件を満たせば、積立時、運用時、受取時の3つのタイミングで節税効果を得られるのが特徴です。特別な制度に見えますが、基本的に20歳以上の国民年金加入者であればほとんどの人は加入できます。
図表5 投資の目的
![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/800m/img_fb5dace235c07fc3ff36805e16b7384b63985.jpg)
銘柄を選ぶときに参考にしたいのが投資テーマ。新社会人は何に注目しているのでしょうか。結果は初任給・初ボーナスともに半導体が1位。初ボーナスで2位のAIと並んで、最近の株高をけん引している投資テーマといわれます。
また株価に対して配当金が多くもらえるとの期待から、高配当が初任給で2位と高い注目度。一方でゲーム&アニメといった若い世代が慣れ親しんでいる投資テーマも上位に食い込んでいます。
図表6 投資したいテーマ
![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/800m/img_6f11061a45ce2ad3329a9a5025a521fe81005.jpg)
投資も大事だけど、やはり初任給の使い道は定番の…
投資に積極的な新社会人。初任給や初ボーナスの使い道でも投資を挙げる人が多いと思いきや、結果は親へのプレゼントがトップに。
特に大学時代がコロナ禍だった新社会人には、人間関係が疎遠になったことで孤独や不安を感じた人もいるのでは。コロナ禍が終息し、無事就職できたことで、改めて身近な人間関係である親への感謝の気持ちが湧いたのかもしれません。
図表7 初任給やボーナスの使い道
![](https://finasee.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/800m/img_2059ee3d5b33637fb66f48cab2f79b9d37549.jpg)
調査概要
調査名:今年の新社会人の初任給・ボーナスの投資活用に関する調査
調査主体:Global X Japan株式会社
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2024年6月14日〜6月19日
調査対象: 2024年4月に新卒(大学卒・大学院卒)で就職した全国20代の新社会人男女
有効回答: 422人(うち投資経験者307人)
Finasee編集部
「インベストメント・チェーンの高度化を促し、Financial Well-Beingの実現に貢献」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAやiDeCo、企業型DCといった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ボーナス40万円で「ハワイ旅行」はもったいないですか? 28歳で「貯金20万円」ですが、貯めるより使うほうが“有意義”ですよね…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月4日 4時30分
-
新社会人7割超が「投資経験あり」、初任給で始める人も - 投資の目的は?
マイナビニュース / 2024年7月1日 14時49分
-
2024年の新社会人の7割は投資経験ありと回答 投資経験者の6割以上が初任給・ボーナスを投資に活用投資目的として最も多かったのは「老後資金の備え」
PR TIMES / 2024年6月26日 16時15分
-
老後に向けて貯蓄「2000万円」している50代は日本にどれくらいいる?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月26日 8時40分
-
新卒22歳女性で貯蓄は「ゼロ」です。まだ20代なので貯金せず「経験」にお金を費やしたいと思っていますが、マズいですか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月26日 5時40分
ランキング
-
1「トヨタが日本を見捨てたら、日本人はもっと貧しくなる」説は本当か
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月24日 6時20分
-
2トヨタ子会社の3工場で稼働停止、部品欠品で「ランクル」「アルファード」の生産ストップ
読売新聞 / 2024年7月23日 20時15分
-
3危険な暑さ…千葉で39度も 「長袖」で対策? 直射日光防ぎ、「冷感」「放熱」猛暑対策に特化【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月23日 23時6分
-
4「平気でウナギを食べる人」が知らない資源の実態 ウナギをいつまでも食べ続けるためには
東洋経済オンライン / 2024年7月24日 11時30分
-
5ユークス、脚本家の野島伸司氏が社外取締役を辞任 一身上の都合
ロイター / 2024年7月23日 16時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)