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若者ほど不動産投資に前向き?イメージと現実のギャップが浮き彫りに

Finasee / 2024年7月24日 18時0分

若者ほど不動産投資に前向き?イメージと現実のギャップが浮き彫りに

Finasee(フィナシー)

近年、老後資金問題や投資ブームの影響を受け、若年層の間でも資産形成への関心が高まっています。中でも、不動産投資は株式投資と並んで人気の投資先として注目されていますが、実際にはどのようなイメージを持たれているのでしょうか。

株式会社インヴァランスが実施した「不動産投資のイメージ」に関する調査結果からは、若年層と他の世代との間にある不動産投資に対する意識の差や、イメージと現実のギャップなどが浮き彫りになりました。

若年層は不動産投資に好印象も、全体では「良いイメージ」は約3割

今回の調査では、資産形成に興味がありながらも現在不動産投資を行っていない20歳から50歳の男女1,600名を対象に、不動産投資に対するイメージを調査しました。

その結果、「良い印象」と回答したのは全体の約3割(30.9%)にとどまりました。しかし、年代別に見ると、20代が最も多く約半数(46.8%)が「良いイメージ」と回答しており、次いで30代が36.3%と、若い世代ほど不動産投資に対して抵抗感が少なく、好意的なイメージを持っていることが明らかになりました。

 不動産投資を行わない理由は「イメージ」と「知識不足」

では、なぜ不動産投資を行わないのでしょうか?調査では、その理由についても尋ねています。

最も多かった回答は「思うように利益を得られないイメージがある」(32.0%)でした。

続いて、「不動産投資についての知識がない」(23.9%)、「維持管理等の支出が嵩むイメージがある」(22.0%)がランクインしており、「イメージ」と「知識不足」が不動産投資をためらう大きな要因となっていることが伺えます。

 

 

20代は「知識」と「資金」が解決の鍵?

興味深いことに、不動産投資に「やや悪い」「悪い」と回答した人を対象に、「どのような条件が満たされれば不動産投資を検討しても良いと思うか」を質問したところ、「不動産投資を行うメリットがきちんと把握できたら」(29.7%)、「貯金が増えたら」(23.2%)という回答が上位を占めました。

特に、20代男性では「不動産投資を行うメリットがきちんと把握できたら」と回答した人が39.3%と多く、20代全体でも「貯金が増えたら」と回答した人が30.0%と高い割合を示しています。

このことから、若い世代は「知識」と「資金」という課題がクリアできれば、不動産投資に踏み出す可能性が高いと言えるでしょう。

 不動産投資に対する正しい知識の普及が重要に

今回の調査結果から、不動産投資は若年層にとって必ずしもネガティブなイメージばかりではないことがわかりました。

一方で、不動産投資に対する「イメージ」や「知識不足」が投資を阻む壁となっていることも明らかになりました。

今後、不動産投資をより身近なものとして捉えてもらうためには、セミナーや情報サイトなどを通じて、不動産投資のメリット・デメリット、リスクなどを正しく伝えるとともに、少額から始められる投資商品の開発など、投資のハードルを下げるための取り組みが重要と言えるでしょう。

 

 

【調査概要】

実査委託先:株式会社エクスクリエ

調査期間:2024年2月7日(水)〜9日(金)

調査対象:「資産形成に興味があり、現在不動産投資を行っていない」20〜50代男女

サンプル数:1,600

調査方法:インターネット調査

※調査結果の数値は小数点第二位を四捨五入しており、合計値が100%にならない場合もあります。

 

Finasee編集部

「インベストメント・チェーンの高度化を促し、Financial Well-Beingの実現に貢献」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAやiDeCo、企業型DCといった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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