1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

住み心地がいい街、住みたい街は? 東京を抑え1位は、人口約8000人、北海道の“上水道がない街”

Finasee / 2024年9月11日 13時0分

住み心地がいい街、住みたい街は? 東京を抑え1位は、人口約8000人、北海道の“上水道がない街”

Finasee(フィナシー)

1位は雪解け水が豊富で、上水道がない街!

大東建託株式会社が20歳以上の男女を対象に「今住んでいる街」の評価について調査を行い、「住みやすい街」のランキングを作成。中でも特に人気を集めたのは、以下の街でした。

出所:大東建託株式会社「いい部屋ネット 街の住みここちランキング&住みたい街ランキング2024<全国版>」

1位は人口約8000人の小さな街、北海道・上川郡東川町。ほぼ都市圏の街が占める中で、昨年の10位からぐんと順位を上げ、トップに輝きました。

東川町には、2000m級の山が連なる大雪山の雪解け水が豊富に流れ込み、全ての住民が地下水で生活。全国的にも珍しい“上水道のない街”です。

1985年には「写真の町」を宣言。心のこもった「写真映りのよい町」づくりを目指し、イベント開催にも力を注いでいます。

住民からは「おしゃれで美味しい飲食店が多い。子育てしやすい環境が多い。地下水なのでいつも天然水が飲める」(46歳・男性)、「移住者が多く、自由で柔軟。 小さい町にしては、かなり発展的。自然が多く、のびのび暮らせる」(32歳・女性)と、豊かな自然や生活環境を評価する声が。

ちなみに特に評価が高かった項目は、「親しみやすさ」「防災」(1位)と「静かさ治安」(2位)でした。東川町にお住まいの方は“安心して住める街”である点高く評価しているようです。

2位は都心、3位は関西の高級住宅地がランクイン 

2位は、昨年1位だった東京都・中央区です。

銀座や日本橋など日本を代表する商業地がある一方で、月島や人形町など下町風情が残るエリアも併せ持つ東京都中央区。臨海部の勝どきや晴海周辺は再開発によって大規模マンションも多く、「交通利便性」(1位)や「賑わい」(6位)といった項目が高く評価されています。

住民からは「公共交通機関が充実しており都心へのアクセスがよく、高速の出入り口も近いためドライブも楽しめる。一方で、川や公園も近く都心でありながら自然を感じられる」(41歳女性)といったように、都会ならではの便利さと自然の両立を評価する声が目立ちました。

3位は、2年連続で兵庫県・芦屋市です。関西屈指の高級住宅地として知られ、2016年には屋上広告を禁止する「広告物条例」を施行するなど、景観保全に力を入れている芦屋市。神戸駅や大阪駅へのアクセスも便利です。

「市内に海も山もあり、街中にも比較的緑が多い。カフェなどのお店も点在している」(42歳・女性)といった声があり、穏やかに暮らせる街であることが見て取れます。

ちなみにトップ20の中で、去年と比べて大きくランクアップしたのが、13位の神奈川県・横浜市都筑区(昨年21位)で、「行政サービス」が8位となっています。

16位の大阪府・大阪市・福島区も、昨年の24位から躍進。「生活利便性」(1位)と「交通利便性」(2位)が評価されています。「32位→20位」の神奈川県・横浜市西区は、「賑わい」が高評価(2位)でした。

 

住みたい街トップは、5年連続であの街!

同ランキングでは、住みたい街も調査。福岡県・福岡市が、5年連続で1位に輝きました。しかも300票以上の差と、2位を大きく引き離して、堂々のトップです。

出所:大東建託株式会社「いい部屋ネット 街の住みここちランキング&住みたい街ランキング2024<全国版>」

福岡市を選んだ人のフリーコメントでは、「ほどよく街が栄えていて、自然も近くにある。物価も安い」(49歳・女性)、「繁華街がコンパクトにまとまっており、住みやすそうだし、遊びやすそうだから」(30歳・女性)といったように、“ほど良い都会感”を評価する声が目立ちました。

2位から5位までの結果も、昨年調査とほぼ同じです。2位と3位は、4年連続で沖縄県・那覇市と神奈川県・横浜市。4位は、5年連続で宮城県・仙台市となりました。5位は北海道・札幌市で、昨年の6位から一つ順位を上げています。

フリーコメントを見ると目立つのが“利便性の良さ”です。

例えば横浜市は「交通の便がよい。街が整備されている、行政の施設が駅近にまとまっている」(29歳・女性)、仙台市は「電車やバスなど交通手段があり、都会過ぎない」(35歳・女性)といった声が。

札幌市も「利便性が非常に良い。友人は車を所有せずに暮らしているが、全く不便はないとのこと」(30歳・女性)という声がありました。

マイホームは大きな買い物。「住めば都」とは言うものの、人気があり資産価値が目減りしにくいエリアを選んでおくと、いざ売却するときにも有利に働くかもしれません。家選びのヒントとして、ランキングを参考にしてみていはいかがでしょうか。

《調査概要》 いい部屋ネット 街の住みここちランキング&住みたい街ランキング2024<全国版>
■調査方法
株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収
■回答者
全国47都道府県(対象自治体1,890)居住の20歳以上の男女、2020年~2024年(一部の回答のみ2019年を追加)合計842,238名を対象に集計

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください