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最高級モデルは18万円!iPhone16発売でも話題、アップルへの投資で覚えておきたい”ある方法”とは?

Finasee / 2024年10月25日 20時0分

最高級モデルは18万円!iPhone16発売でも話題、アップルへの投資で覚えておきたい”ある方法”とは?

Finasee(フィナシー)

アップルからiPhone16シリーズが2024年9月に発売されました。新型チップ「A18」を採用し、前15シリーズの「A16」より処理能力や省電力性能が向上しています。より高性能チップである「A18 Pro」搭載の最高級モデル(iPhone 16 Pro Max)は18万9,800円~と、高額な価格帯も話題を集めています。

新モデルの発売はアップルの業績に恩恵がありそうです。投資対象としてアップルに注目する人も多いでしょう。

アップルへの投資なら、同社の株式の購入がシンプルです。ただし、株式を買うだけがアップルへの投資ではありません。投資信託でもアップルへ投資できます。

アップル株式はどのように購入できるのでしょうか。また、どのような投資信託ならアップルに投資できるのでしょうか。簡単に紹介します。

時価総額は世界トップクラス 売り上げは日本の税収並み

投資方法の前に、まずはアップルの概要を押さえましょう。

アップルは時価総額で世界最大級の企業です。過去にはサウジアラビアのサウジアラムコに追い抜かれたこともありました。現在はエヌビディアやマイクロソフトと並んで世界首位の座を争っています。

【米国上場企業 時価総額上位3銘柄(2024年10月15日終値)】
・アップル:3.51兆ドル(526.5兆円)
・エヌビディア:3.38兆ドル(507.0兆円)
・マイクロソフト:3.11兆ドル(466.5兆円)
※()は1ドル=150円換算の値
※参考:サウジアラムコ:6.57兆サウジリヤル、1サウジリヤル=40円で262.8兆円

アップルは製品の販売やサービスの提供を手掛ける企業です。製品はiPhoneやMacを中心に、ウェアラブル端末やホーム関連製品(アップルTVやホームポッドなど)を販売しています。

サービスは広告や有料の補償サービス(アップルケア)などです。ほかにクラウドやデジタルコンテンツ(アップ・ストア、アップルアーケードなど)、決済サービス(アップルペイ、アップルカードなど)も提供しています。

なお売り上げの多くは製品によるもので、直近の2023年9月期は純売上高の77%を製品が占めました。ただし成長率はサービスの方が高い傾向にあります。

アップルの強みは規模の大きさです。世界中で製品やサービスを提供しており、売り上げは1ドル=150円で考えると57兆円を超えます。これは日本の主要な税収に匹敵する水準です(所得税、消費税、法人税。2024年度は58.7兆円)。利益率も高く、売り上げの約25%が純利益として残っています。

【アップルの業績(2023年9月期)】
・純売上高:3832億ドル(-2.8%)
・純売上高のうち製品:2980億ドル(-2.5%)
・純売上高のうちサービス:852億ドル(+9.0%)
・営業利益:1143億ドル(-4.3%)
・純利益:969億ドル(-2.8%)
※()は前期比

【アップルのセグメント純売上高(2023年9月期)】
・南北アメリカ:1625億ドル(-4.2%)
・ヨーロッパ:942億ドル(-0.9%)
・グレーターチャイナ:725億ドル(-2.2%)
・日本:242億ドル(-6.6%)
・その他アジア太平洋:296億ドル(+0.8%)
※()は前期比
※ヨーロッパはインド、中東、アフリカを含む
※グレーターチャイナは中国本土、香港、台湾を含む

出所:アップル フォーム10―K

今期(2024年9月期)は第3四半期まで決算を公表しています。前期比で増収増益ですが、近年はやや停滞感も見られます。通期決算は10月31日に公表される予定です。

出所:アップル フォーム10―Kより著者作成アップル株式は証券会社で購入できる

アップルへ投資したいなら、まずは同社が発行する株式の購入を検討しましょう。アップル株式は証券会社で購入できます。

米国株式は1株単位の売買が可能です。アップル株式を購入するなら、少なくとも1株分以上の代金を入金しましょう。なお、アップルの株価は233.85ドルです(2024年10月15日終値)。

米国株式は、基本的に米ドルで売買します。証券会社に入金後、円を米ドルに交換して準備しましょう。ただし円で直接に米国株式を購入できる証券会社もあります。また、証券会社によっては銀行の米ドル預金を直接入金できる場合もあります。

アップルに投資できる投資信託とは?

アップルには投資信託でも投資できます。アップル株式を組み入れる銘柄を買えば、その組み入れ比率に応じてアップル株式を間接的に保有することとなります。

アップル株式を組み入れる投資信託は米国の主要ハイテク銘柄に集中的に投資する「米国大型テクノロジー株式ファンド」や「iFree NEXT FANG+インデックス」などが代表的です。

アップルは時価総額が大きいため、米国の主要な株価指数を参照するインデックスファンドでも投資割合は高くなる傾向にあります。NASDAQ100への連動を目指す「eMAXIS NASDAQ100インデックス」や、S&P500への連動を目指す「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」などがあります。

【アップル株式を組み入れる投資信託の例】

出所:各銘柄の月次レポート

【関連記事】結局、「S&P500」ってなんで人気なんですか?

アップルへ投資をする際の注意点は?

アップルへの投資において、気を付けたい主なリスクは株価と為替の変動です。株価が購入時より下落すれば損失となる可能性があります。また株価が購入時を下回らなくても、円高が進めばやはり損失の可能性があります。投資の判断は、リスクを理解し慎重に行うようおすすめします。

なお、投資信託でアップルに投資する場合、株式を直接購入する場合より投資割合が低下すること、その他の組入銘柄も損益に影響することにも注意したいところです。

 

 

 

若山 卓也/金融ライター/証券外務員1種

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。

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