1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

子の進学費用が用意できない…休職で苦境に立たされた恩人に、40代男性が考えた“恩返し”の方法

Finasee / 2024年10月31日 17時0分

子の進学費用が用意できない…休職で苦境に立たされた恩人に、40代男性が考えた“恩返し”の方法

Finasee(フィナシー)

スマホの普及から情報があふれた現在。「契約書なんて意味がない」といった意見も見受けられるようになってきた。筆者自身もある面ではそのように思っている面があるのも事実だ。しかし、やはり依然としてお金の貸し借りにおいて契約書の作成は重要だ。今回、筆者がそう再度認識した中森さん(仮名)の事例を紹介しよう。

中森さんが学生時代から頭の上がらない相手

誰でも頭の上がらない先輩や上司の1人や2人、いるのではないだろうか。お世話になった、あこがれている、理由はさまざまだと思われる。

中森さんとてそれは例外ではない。中森さんは現在43歳で学生時代だったのは20年以上も前のことだ。しかし、中森さんにはその学生時代に今の今になっても頭の上がらない恩人ともいえる先輩がいる。

それが今回問題の発端となった大嶋さん(仮名)だ。中森さんは学生時代大変に酒癖が悪く、酔って周囲に迷惑をかけることが多かった。サークル活動に熱中するあまり単位も落としがちで学業も芳しくなかった。

そんな堕落した生活の中森さんにかいがいしく世話を焼いていたのが大嶋さんというわけだ。

中森さんが大学を無事卒業できたのも間違いなく大嶋さんのおかげだという。挙げ句、新卒から現在まで20年以上勤めている勤務先も大嶋さんからの紹介で見つけたものだ。

まさに、中森さんにとって大嶋さんは人生の恩人ともいえるかけがえのない存在で、頭の上がらない存在なのだ。

中森さんがお金を貸した理由

そんなこんなで大嶋さんからある時、中森さんはお金を貸してくれと支援を求められた。

「絶対に半年後に返す。子供の入学費用が間に合わない。100万円貸してくれないか?」

大嶋さんは長男が来年大学進学を控えている。進学予定の大学は有名私大。入学に必要な費用は入学金を含めれば総額で100万円以上はかかる。

「先月俺が車で事故をしたのは知っているだろ? 当面はリハビリでしばらく仕事を休むことになってお金が厳しいんだ」。大嶋さんは先月、車で大きな事故をした。事故のケガの後遺症もあって当面はリハビリが続く。

収入が減少することから長男の入学金どころではなくなり、中森さんに恥を忍んで頭を下げたという次第だ。

聞けば奥さんはもともと自宅で予約制のネイリストをしており、SNSでの人気も高いという。その仕事を増やす予定のため、半年以内には100万円を用意して返済する見込みだそうだ。

一連のやむを得ない事情を知ったこと、小さいころから時折会っていた大嶋さんの長男への情、そして何より学生時代に受けた絶対なる恩。これらを鑑み、中森さんは半年の期限を条件に週明けに100万円を大嶋さんへ貸した。

●しかし、その後半年たっても返そうとしない大嶋さんに中森さんは激怒……。どのように回収を果たしたのでしょうか? 後編【恩人だった先輩の裏切りに絶句…40代男性が貸した100万円を取り戻した大胆な“力技”】で詳説します。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。

柘植 輝/行政書士・FP

行政書士とFPをメインに企業の経営改善など幅広く活動を行う。得意分野は相続や契約といった民亊法務関連。20歳で行政書士に合格し、若干30代の若さながら10年以上のキャリアがあり、若い感性と十分な経験からくるアドバイスは多方面から支持を集めている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください