【50代】みんなの年収ランキング! 平均はいくら? 1000万円以上の割合は? 貯蓄事情も
Finasee / 2024年10月31日 18時0分
Finasee(フィナシー)
50代の平均年収は552万円(税引後)
年収ランキングは「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※が参考になります。
※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※実数1390)1位 500~750万円未満 26.0%
2位 300万円未満 22.5%
3位 300~500万円未満 20.7%
4位 750~1000万円未満 11.2%
50代の年収は「500~750万円未満」(年間手取り収入、税引後)が26%でトップ。4人に1人の割合です。2位「300万円未満」、3位「300~500万円未満」がそれぞれ約2割となっています。
40代の1位も「500~750万円未満」でしたが、50代では2位と3位が逆転。50代の方が300万円未満が多くなっています。
50代の平均は552万円、中央値※は500万円でした。平均値、中央値とも40代、50代がピークで以降は下降傾向となります。
※数値データを並べた時に中央に来る値のこと
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50代の貯蓄事情は? 単身と家族あり、その違いとは貯蓄事情も気になるのではないでしょうか。収入からどの程度、貯蓄に回しているのかについて単身者と二人以上世帯で見ていきましょう。
出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数226)1位 貯蓄しなかった 35.0%
2位 10~15%未満 14.2%
3位 35%以上 11.9%
4位 5~10%未満 10.6%
5位 20~25%未満 8.0%
50代単身者は収入(臨時収入含む)から「貯蓄しなかった」人が35.0%とトップ。残り65.0%の人は貯蓄したということです。2位以下は「10~15%未満」「35%以上」と、40代と同じ傾向でした。平均は14%と、単身の全世代平均13%並みです。
50代家族あり、少額でも貯蓄に回す割合が高め出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数743)
1位 貯蓄しなかった 28.1%
2位 10~15%未満 20.2%
3位 5~10%未満 15.7%
4位 20~25%未満 8.3%
5位 35%以上 8.1%
50代が世帯主の二人以上世帯の1位は「貯蓄しなかった」で、4世帯に1世帯以上でした。貯蓄した人は7割超で、単身者よりも高い結果となりました。
以下、どの程度を貯蓄に回すかですが、35%以上が5位など、同じく3位だった単身者よりも低い傾向にはあります。ただし、少額からでも貯蓄に回す割合は単身者より多くなっています。子どもの教育資金などの負担が若い世代よりも落ち着き、“貯め時”が到来したのかもしれません。
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50代の二人以上世帯が貯蓄に回す割合は平均12%で、二人以上世帯の全世代平均11%並みでした。
50代単身者の半数はボーナスあり続いてボーナス(臨時収入)の有無を確認していきましょう。
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数226)臨時収入等がなかった 46.0%
臨時収入等があった 54.0%
50代単身者では「臨時収入等があった」人と「なかった」人が半々。単身者の全世代の平均は、臨時収入等があった人が約4割だったため、50代は上回る結果です。
実は今回の調査では臨時収入があった人の割合は年代が上がるにつれ減っていき、50代を境に60代以降はがくんと下がります。
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「50代家族あり」は7割がボーナスあり※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数743)
臨時収入等がなかった 30.6%
臨時収入等があった 69.4%
50代が世帯主の二人上世帯では7割が「臨時収入等があった」との回答。この割合も年代が上がるにつれ減っていき、50代を境に60代以降は大幅に下がります。
ボーナスは貯蓄した? 結果は二極化臨時収入があった50代の人はどのくらいを貯蓄に回したのでしょうか。
出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数226)1位 貯蓄しなかった 22.6%
2位 60%以上 13.3%
3位 50~60%以上 5.3%
4位 10%未満 4.0%
50代単身者で臨時収入等があった人のうち、「貯蓄しなかった」人が約23%、続いて「60%以上」貯蓄した人が約13%と二極化しました。とは言え、臨時収入等があった人のうち7割以上は貯蓄に回しており、さらに50%以上の割合が多くなっています。続いて二人以上世帯ではどうでしょうか。
出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数743)1位 貯蓄しなかった 23.4%
2位 60%以上 10.9%
3位 50~60%未満 9.3%
4位 10%未満 9.0%
二人以上世帯では「貯蓄しなかった」が約24%とトップ。以下、2位「60%以上」、3位「50~60%未満」、4位「10%未満」とそれぞれ1割前後で続きます。単身者と傾向は同じでした。
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50代、老後の資産形成へラストスパートをかけよう50代は来たる60代を安心して迎えるために資産形成のラストスパートをかける時期です。50代まではボーナスが支給された人の方が多く、少しでも返済や貯蓄、運用に振り向けて老後に備えたいところです。
運用に関しては、老後までの時間が限られていることを逆に上手に活用してiDeCo(個人型確定拠出年金、イデコ)を検討してみてもよいかもしれません。
iDeCoは積立時、運用時、受取時の3つのタイミングで各種控除や非課税の措置があり、効果的な資産形成が期待できる制度です。国民年金加入者であれば65歳まで加入でき、引き出しは最長75歳まで可能となっています。
<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査
Finasee編集部
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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