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「毎日がサバイバルみたい」1人きりで仕事と育児に奮闘…シングルマザーが直面する厳しい現実

Finasee / 2024年10月29日 11時0分

「毎日がサバイバルみたい」1人きりで仕事と育児に奮闘…シングルマザーが直面する厳しい現実

Finasee(フィナシー)

本連載ではFinasee読者から寄せられたさまざまな体験談をご紹介しています。今回のテーマは「ひとり親世帯の現状と課題」です。ひとり親世帯の平均年間収入は母親で272万円、父親で518万円と、特に母子家庭においては経済状況の厳しさが目立ちます(厚生労働省「令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」2022年12月16日)。ひとり親世帯の抱える経済的課題は、結果的に子どもの教育格差や体験格差などにも影響を与えます。社会的なサポートや政策の充実に向け、まずは個人が現状を認識して関心を持ち続けることが重要です。本稿では2人の読者のエピソードをお届けします。

<前編の内容>
保健師として仕事をしていたくるまえびさんは、家庭への支援を行う中で育児中の母親が孤立しがちな現状に課題を感じます。最悪の事態を防ぐため、支援の現場では地域全体でのサポートや行政が家庭に介入しやすい体制づくりが望まれています。

●前編:【シングルマザーで誰にも頼れず家はごみ屋敷状態…“取り返しのつかない事態”を防ぐために必要なこと】

日々奮闘する友人が漏らした忘れられない言葉

続いて紹介するのは、1人で仕事と子育てに奮闘する友人を見てシングルマザーの課題を感じた黄色いトンビさんのエピソードです。シングルマザーの負担軽減のためには職場からの理解と協力も欠かせないことが分かります。

<黄色いトンビさんプロフィール>

男性、20代、近畿地方在住、会社員

<投稿エピソード>

「最近、私の友人がシングルマザーとして直面している困難な状況に心を痛めています。彼女は離婚後、幼い2人の子どもを育てながらフルタイムで働いています。

ある日、彼女の家を訪問した時に、子どもたちが風邪をひいているにもかかわらず、彼女は仕事を休むことができないと悩んでいました。自分の両親に用事がある時は、預け先を探すために奔走する日もあるという彼女の姿は見ていて本当につらかったです。

さらに、彼女の職場では、シングルマザーであることに対する配慮がほとんどなく、残業や休日出勤を求められることも頻繁にあります。何度も上司に相談したそうですが、業務の都合上仕方がないと言われてしまうことが多いようです。ある時『毎日がサバイバルみたい』とつぶやいた彼女の言葉が、深く胸に残りました。

そんな彼女を見て、もっと支えられる方法はないのかと考えさせられます。私自身も彼女の子どもたちの世話や家事の手伝いをしていますが、それにも限界があります。彼女が心身ともに疲れていくのを見ると、無力さを感じざるを得ません。

このような現実を目の当たりにすると、シングルマザーへの支援がもっと必要だと強く感じます。しかし、具体的に何をすればよいのか、どこに訴えればいいのかが分からず、もどかしさを覚えます。

彼女の頑張りや苦労を見ていると、彼女のようなシングルマザーが少しでも安心して生活できるような社会を作らなければならないと強く思います。それは他人事ではなく、私たち一人ひとりが考えるべき課題だと感じています」

※ご紹介している「」内のエピソードは原文に準拠しています

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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