【40代】ほしい金融商品ランキング! やっぱりみんな“定番”が好き? 目標はいくら?気になる実態は意外?納得?
Finasee / 2024年11月6日 12時0分
Finasee(フィナシー)
40代に聞いた「お金を貯める理由」1位は?
金融資産を持つ理由など、40代の金融資産に関する現状を「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※からランキングで見ていきましょう。
※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
40代単身者が金融資産を持つ理由は、「老後の生活資金」が1位で約6割でした(複数回答)。この理由は20代以外の全世代で1位でした。40代単身者の2位は「病気や不時の災害への備え」で約45%。1位と2位の理由から、お金は守りへの備えという意識が伺えます。
40代金融資産の保有目的(単身世帯)拡大表示
出所:金融広報中央委員会 (※金融資産保有世帯、実数193、3つまでの複数回答)1位 老後の生活資金 60.6%
2位 病気や不時の災害への備え 45.1%
3位 とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心 25.4%
4位 旅行、レジャーの資金 17.1%
二人以上世帯の1位も「老後資金」が約6割。一方、2位は「こどもの教育資金」が約47%。20代、30代までは子どもの教育資金が1位でしたが、40代になるとある程度、めどが付くのかもしれません。
また「旅行、レジャーの資金」が「とくに目的はないが保有していれば安心」を上回るのも40代二人上世帯の特徴。ある程度、趣味や楽しみのための資金に目を向ける余裕が出てきたとも見られます。
40代金融資産の保有目的(二人以上世帯)拡大表示
出所:金融広報中央委員会(※金融資産保有世帯、実数770、3つまでの複数回答)1位 老後の生活資金 57.9%
2位 こどもの教育資金 46.5%
3位 病気や不時の災害への備え 40.0%
4位 旅行、レジャーの資金 15.8%
【40代】金融資産保有額ランキング! 「1000万円以上」持っている人は何割? 知りたいみんなのお金事情
「いくら貯めたい?」 40代単身者の答えは…40代単身者が「貯めたい」と目標にする金額1位は「無回答」(18.5%)でした。2位は「200万円未満」で17%。現実的な額を挙げた人が多かったようです。3位以降は1000万円以上を希望する層が多く見られ、平均値は2651万円、中央値※は1000万円でした。
※数値データを並べた時に中央に来る値のこと
40代金融資産目標残高(単身世帯)拡大表示
出所:金融広報中央委員会 (※実数324)1位 無回答 18.5%
2位 200万円未満 17.0%
3位 1000~1500万円未満 14.2%
4位 2000~3000万円未満 11.7%
40代が世帯主の二人以上世帯の目標額1位は「1000~1500万円未満」17.5%、2位は「無回答」でした。目安として切りの良い「1000万円」を一つの目標とする家庭が多いようです。40代二人以上世帯の平均値は3059万円、中央値※は1000万円でした。平均値は30代、50代とほぼ変わらない結果でした。
40代金融資産目標残高(二人以上世帯)拡大表示
出所:金融広報中央委員会 (※実数1052)1位 1000~1500万円未満 17.5%
2位 無回答 16.4%
3位 2000~3000万円未満 13.3%
4位 200万円未満 10.8%
【関連記事】【40代】みんなの年収ランキング! 平均はいくら? ボーナスがある人はどのくらい? 気になる貯蓄事情も
40代は「預貯金」「保有希望なし」今後、40代のみなさんが持ちたい金融商品についても聞いています。単身者の1位は「預貯金」、2位「保有希望なし」、3位「株式」でした。ほかは30代と同様、「公共債(国債など)」「外貨建金融商品(外貨預金、外債、外貨建投信など)」の割合が他の年代より高い傾向に。一方、「不動産投資信託」は70代に次いで低い割合でした。
出所:金融広報中央委員会 (※実数324、複数回答)1位 預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む) 50.9%
2位 保有希望はない 27 .5%
3位 株式 24.7%
4位 株式投資信託 18.2%
5位 個人年金保険 8.0%
二人以上世帯でも傾向はほぼ同じでした。ただ、単身者と比較すると投資信託を含め「株式」に投資する商品を選びたいという回答の割合がやや高くなっています。また、二人以上世帯の他の年代と比較して「信託(ヒットなど)」「不動産投資信託」を選ぶ比率が若干高くなっている特徴が見られました。
出所:金融広報中央委員会 (※実数1052、複数回答)1位 預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む) 53.4%
2位 株式 24.0%
3位 保有希望はない 22.9%
4位 株式投資信託 21.1%
5位 個人年金保険 11.3%
40代は毎日の生活だけでなく将来、つまり老後への備えについても切実さが増す時期でしょう。貯蓄だけでは今後のインフレ圧力に心もとないという人もいるのでは。運用に二の足を踏んでいるなら、少額からの「長期積立分散」投資がおすすめです。今はNISA(少額投資非課税制度)などの利益に税金がかからない恵まれた制度が利用しやすくなっています。既に投資を始めている人は、40代なら老後への時間はまだあります。遅すぎるということはありません。
目標額を意識した運用商品を無理のない投資手法でコツコツと継続することを心がけてはいかがでしょうか。
<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査
Finasee編集部
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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