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【30代】みんなの年収ランキング! 平均はいくら? ボーナスがある人は何割? 聞けないからこそ知りたい“リアル”

Finasee / 2024年11月12日 12時0分

【30代】みんなの年収ランキング! 平均はいくら? ボーナスがある人は何割?  聞けないからこそ知りたい“リアル”

Finasee(フィナシー)

30代の平均年収は464万円(税引後)

年収ランキングは「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※ が参考になります。

※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※実数972)

1位    300~500万円未満    28.5%
2位    500~750万円未満    27.4%
3位    300万円未満    24.1%
4位    750~1000万円未満    7.2%
5位    収入はない    6.1%

30代の年収は「300~500万円未満」(年間手取り収入、税引後)が28.5%でトップとなり、以下「500~750万円未満」27.4%、「300万円未満」24.1%といずれも僅差で続きました。

20代の1位は「300万円未満」で約4割を占めましたが、30代はワンランクアップしているようです。

なお平均は464万円、中央値※は400万円でした。20代と比較すると平均は約180万円、中央値は150万円多い結果でした。

※数値データを並べた時に中央に来る値のこと

【関連記事】【30代】金融商品の選び方ランキング! みんなの決め手は? 資産が「増えた人」「 減った人」の気になる理由も

30代の貯蓄事情は? 単身と家族ありで違いも

続いて収入からどのくらいを貯蓄しているのか、単身者と二人以上世帯それぞれを見ていきましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数214)

1位    貯蓄しなかった    23.8%
2位    10~15%未満    18.7%
3位    35%以上    15.0%
4位    30~35%未満    14.5%
5位    5~10%未満    11.2%

30代単身者は収入(臨時収入含む)から「貯蓄しなかった」人が約4人に1人とトップ回答。逆に言えば残りの3人は貯蓄したということで、2位は「10~15%未満」で約2割。以下3位「35%以上」、4位「30~35%未満」と続きます。

30%以上を貯蓄した人は約3割。他の世代は2割を切っており、年代が上がるにつれ減っていきます。3割弱だった20代とともに、若い世代は収入を貯蓄に回しやすいといえそうです。

なお30代単身の平均は17%となっており、単身の全世代平均の13%を4ポイント上回っています。

家族が増えると貯蓄に回す割合は少ない傾向に
出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数464)

1位    貯蓄しなかった    27.2%
2位    10~15%未満    21.6%
3位    20~25%未満    11.9%
3位    5~10%未満    11.6%
5位    35%以上    11.4%

30代が世帯主の二人以上世帯の1位は単身者と同じく「貯蓄しなかった」が3割弱でした。単身世帯では3位だった「35%以上」が、二人以上世帯では5位に後退しており、貯蓄に回す割合は減少傾向に。とは言え、家族が増えて貯蓄できる額が少なくなれども、できる分はコツコツと貯蓄に励もうとしている様子が伺えます。

なお下記の記事では、貯蓄以外にどんな商品をどのくらい持っているかについて詳報しています。

【30代】金融資産保有額ランキング! 「1000万~1500万円」持っている人が意外と多い?  理由は30代に人気のあの商品? 

また、30代の二人以上世帯がボーナスを貯蓄に回す割合は平均14%と、二人以上世帯の全世代平均11%をやや上回りました。

30代の6割はボーナスあり

ところでボーナス(臨時収入)自体があった人となかった人はどちらが多かったのでしょうか。

※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数214)

臨時収入等がなかった    39.3%
臨時収入等があった    60.7%

「臨時収入等があった」単身者は約6割でした。単身者の全世代平均では、臨時収入等があった人が約4割でしたので、逆の結果となりました。20代でも同傾向にあり、若い世代の特徴といえそうです。また、30代が世帯主の二人以上世帯も同様です。

※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数464)

臨時収入等がなかった    25.6%
臨時収入等があった    74.4%

「臨時収入等があった」との回答は何と約75%にも上り、実は全世代で最も高い結果となりました。なんともうらやましい限りです。30代は企業でも中堅の世代。働き盛りの即戦力として、昨今の人手不足のなかボーナスなどの支給でますます活躍してもらいたいという企業側の期待の表れかもしれません。

【関連記事】【40代】みんなの年収ランキング! 平均はいくら? ボーナスがある人はどのくらい? 気になる貯蓄事情も

ボーナスは貯蓄した? 結果は二極化

臨時収入があった30代の人はどの程度を貯蓄に充てたのでしょうか。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数214)

1位    60%以上    18.2%
2位    貯蓄しなかった    16.8%
3位    50~60%未満    9.3%
4位    10~20%以上    7.0%

30代単身者は「60%以上」貯蓄したという回答が約2割と最も多く、堅実な姿勢が伺えます。「50~60%未満」を併せれば、約3人に1人は、ボーナスの半分は貯蓄したことになります。二人以上世帯ではどうでしょうか。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数464)

1位    貯蓄しなかった    20.5%
2位    60%以上    15.5%
3位    50~60%未満    12.1%
4位    10~20%未満    9.7%

二人以上世帯では「貯蓄しなかった」が約2割とトップ。2位以下は「60%以上」「50~60%未満」とボーナスの半分以上を貯蓄したという人回答が続きました。

30代、年収も貯蓄も自分のペースで増やしていこう

30代は20代とともにボーナスが支給された人の割合が高く、今後の年収の伸びも十分見込まれる年代でしょう。今のうちから計画的に貯蓄や資産運用に励むことが来たる将来に向けて有効です。

なお調査結果はあくまで傾向を示す参考値であり、全てではありません。今を大切にしながら、自身が目指す将来を送れるよう、あらたな行動につなげてみてはいかがでしょうか。

【30代】ほしい金融商品ランキング! 目標は高く「3000万円以上」が意外と多い? 「7000万円」の猛者も

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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