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【30代】ほしい金融商品ランキング! 目標は高く「3000万円以上」が意外と多い?「7000万円」の猛者も

Finasee / 2024年11月12日 12時0分

【30代】ほしい金融商品ランキング! 目標は高く「3000万円以上」が意外と多い?「7000万円」の猛者も

Finasee(フィナシー)

30代から気になる「老後資金」

30代の金融資産に関する現状を「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※からランキングで見ていきましょう。まずは単身者の結果からです。

※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

出所:金融広報中央委員会 (※金融資産保有世帯、実数214、3つまでの複数回答)

1位    老後の生活資金    57.9%
2位    病気や不時の災害への備え    43.0%
3位    とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心    36.4%
4位    旅行、レジャーの資金    25.2%

30代単身者が金融資産を持つ理由1位は、「老後の生活資金」で約6割でした(複数回答)。

20代では「とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心」という答えが1位でしたので、30代になるとより目的意識がはっきりしてくることが分かります。

「30代家族あり」世帯は、どの世代より「子どもの教育資金」を重視

一方、二人以上世帯では「こどもの教育資金」が約53%で1位。実は二人以上世帯の全世代で最もこの項目が高かったのが30代でした。子どもが誕生し、今後かかってくる教育費を貯めていく決意をした家庭が多いのでしょう。なお8位の「子どもの結婚資金」(約9%)が最も多かったのも30代でした。

出所:金融広報中央委員会 (※金融資産保有世帯、実数464、3つまでの複数回答)

1位    こどもの教育資金    52.8%
2位    老後の生活資金    49.1%
3位    病気や不時の災害への備え    39.9%
4位    とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心    16.2%

【関連記事】【30代】金融資産保有額ランキング! 「1000万~1500万円」持っている人が意外と多い?  理由は30代に人気のあの商品?

30代単身「7000万円以上」を希望する人も

30代単身者が「貯めたい」と目標にする金額は「無回答」が約19%とトップでした。2位は「200万円未満」で約15%。まだ明確な目標がなかったり、当面の手に届きそうな目標として現実的な額を挙げた人が多かったと見られます。

なお30代単身者の平均値は2933万円、中央値※は1000万円でした。平均値は約3000万円ですが、実は全世代の単身者のうち最も高かったのが30代。「7000万円以上」と答えた層が11.4%もいたためとみられ、7000万円以上が二桁を超えた単身世帯は30代のみでした。

30代金融資産目標残高(単身世帯) 拡大表示

出所:金融広報中央委員会 (※実数324)

1位    無回答    18.5%
2位    200万円未満    14.5%
3位    1000~1500万円未満    11.7%
4位    7000万円未満    11.4%

※数値データを並べた時に中央に来る値のこと

家族あり世帯が貯めたい額は「平均3000万円」

30代二人以上世帯が「貯めたい」と目標にする金額は「無回答」16.2%、「1000~1500万円未満」16%が1位、2位と続きました。

20代では「無回答」「200万円未満」が1位、2位を占めていましたが、30代では2位が「1000~1500万円未満」と金額が増えています。切りの良い「1000万円」を当面の目標としている人も多いのかもしれません。

3位は「2000~3000万円未満」とさらに増えています。30代となり家族が増え、長期の視点で目標額を高めに据えているのでしょう。

なお、30代二人以上世帯の平均値は3024万円、中央値※は1000万円でした。平均値は20代の倍近くとなっています。

30代金融資産目標残高(二人以上世帯)拡大表示

出所:金融広報中央委員会 (※実数648)

1位    無回答    16.2%
2位    1,000~1,500万円未満     16.0%
3位    2,000~3,000万円未満    12.8%
4位    200万円未満    11.7%

【関連記事】【30代】みんなの年収ランキング! 平均はいくら? ボーナスがある人は何割?  聞けないからこそ知りたい“リアル

 

30代はほかの世代より「投資」が好き?

今後、30代のみなさんが持ちたいと思っている金融商品についても質問しています。単身者のトップは「預貯金」でした(複数回答)。2位「株式」、3位「株式投資信託」と、株式を投資対象にリターンを目指してリスクを取る商品を選びたいという人が多くなっています。

なお、単身者の全世代のうち30代が最も株式や株式投資信託、不動産投資信託、外貨建て金融商品ほか、投資性商品を持ちたいと答えた率がそれぞれ高く、投資に積極的な傾向が見られました。ほかの世代より年齢的な余裕があるため、積極投資を志向しているのかもしれません。

【関連記事】【40代】金融資産保有額ランキング! 「1000万円以上」持っている人は何割? 知りたいみんなのお金事情
 

出所:金融広報中央委員会 (※実数324、複数回答)

1位    預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む)    55.6%
2位    株式    26 .9%
3位    株式投資信託    24.1%
4位    保有希望はない    23.5%
5位    個人年金保険    9.0%

二人以上世帯も同じ傾向だが、やや安定志向に

二人以上世帯でも傾向は同じでした。ただ、単身者と比較すると投資信託を含め株式に投資する商品を選びたいという回答が7%ほど少なくなっています。二人以上世帯のほかの年代と比較して、「信託(ヒットなど)」「不動産投資信託」を選ぶ比率が若干高いという特徴も見られました。

出所:金融広報中央委員会 (※実数648、複数回答)

1位    預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む)    59.6%
2位    株式    21.1%
3位    株式投資信託    20.7%
3位    保有希望はない    18.8%
5位    個人年金保険    11.6%

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30代は資産運用を本格化する適齢期

30代は仕事にも慣れ、収入が徐々に増えていく傾向にもある年代でしょう。将来のライフイベントに備え、今までの“何となく貯蓄”から、資産運用を本格化するのに適した年代といえます。

投資の際にはNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金、イデコ)といった、運用益に税金がかからない税制優遇制度の活用も考えてみては。

なお、投資は生活費を除く余裕資産で行うのが鉄則です。リターンが狙える反面、リスクも伴うため少しずつでも継続的に知識を身につけていくことが重要です。

【関連記事】【40代】みんなの年収ランキング! 平均はいくら? ボーナスがある人はどのくらい? 気になる貯蓄事情も

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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