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「幸福度調査」東海エリアがトップ 「年代ごと」「子どもの数」で変わる幸福度はどれくらい?

Finasee / 2024年11月7日 19時0分

「幸福度調査」東海エリアがトップ 「年代ごと」「子どもの数」で変わる幸福度はどれくらい?<br />

Finasee(フィナシー)

最も「幸福度」が高い項目は「家族」

婚活サービスなどを提供するタメニーは10月23日、「幸福度調査2024」の結果を公表した。インターネット調査で行われ、有効回答数は4812人だった。

同調査では下記の6項目について、幸福度をどれくらい感じているのかを聞いた。

・家族との関係値 ・パートナー(配偶者・恋人)との関係値
・金銭面 ・仕事(働き方) ・住環境 ・健康状態

全体の平均は50点満点中、25.07点(前年比25.18ポイント減)だった。項目ごとでは、「家族との関係値」(31.69点)が最多で、「住環境」(26.84点)、「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」(25.17点)と続いた。もっとも低かったのは、「金銭面」(20.22点)。

出所:タメニー幸福度調査2024

同調査は「物価高が続くなかで金銭面ではまだ満足感を得られていない人が少なくない」と指摘した。

男女別では、男性(25.51点)、女性(24.57点)となり、男性の方が0.94ポイント高いことが明らかになった。男女間で差が大きかったのは、「仕事(働き方)」だ。男性(22.47点)、女性(20.79点)と続いた。

出所:タメニー幸福度調査2024

男性より女性の満足度が高い傾向にあるのは、「家族との関係値」のみで女性(31.94%)、男性(31.38%)だった。

年代別ではどうだろうか。

幸福度がもっとも高いのは、「60代」(27.54点)で、20代(24.84点)、50代(24.79点)と続いた。

出所:タメニー幸福度調査2024

同調査では「昨年調査より幸福度が高かったのは60代・50代で、若い世代や子育て世代については、先行きにやや不安感を感じる人が増えているのかもしれません」と解説する。

特筆すべきなのは20代で、30〜50代よりも幸福感を感じている部分が多い結果となった。「家族との関係値」(31.76点)、「金銭面」(20.56点)、「仕事(働き方)」(22.05点)などが60代に次いで高いという結果だった。

エリア別幸福度1位は「東海」、家族、パートナーとの関係値など全項目で首位

エリア別では「東海」(静岡、岐阜、愛知、三重)が1位(昨年4位)。以下、2位「南関東」(埼玉、千葉、東京、神奈川)は2年連続、3位「中国」(鳥取、島根、岡山、広島、山口)、4位は「近畿」(滋賀、京都、奈良、和歌山、大阪、兵庫)、5位「北海道」と続いた。
 

出所:タメニー幸福度調査2024

1位の東海(27.16点)は評価軸の6項目(家族との関係値、パートナー(配偶者・恋人)との関係値、金銭面、仕事(働き方)、住環境、健康状態)のすべてでトップだった。

調査では、東海エリアは1人当たり県民所得が東京都に次いで2位(県民経済計算、内閣府、2021年度)の愛知県を擁する一方、自然も豊かで住みやすい環境が整っているバランスからすべての面で満足度が高い結果となったのかもしれないと分析している。

回答者からのコメントでは、東海エリアの良いところとして、「治安が良い。子育てしやすいところ」(30代女性・既婚)、「中核市ですが程よく自然環境があること」(60代男性・既婚)などが挙げられた。

出所:タメニー幸福度調査2024

2位は南関東エリア(26.44点)で2年連続。「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」「住環境」「健康状態」の5項目で東海エリアに次ぐ2位を獲得している。南関東エリアの良いところとして、回答者からは「資産価値が高い」(30代女性・既婚)、「治安が良い、駅やバス停から近い、学校も近い、医療の充実」(40代男性・既婚))などのコメントが寄せられた。

3位は昨年7位から大幅上昇の中国エリア(25.69点)。「家族との関係値」「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」の4項目で昨年を上回り、中でも「金銭面」(21.17点)は昨年より2.72点アップ。中国エリアの良いところとして、「都会でも田舎でもないところ」(20代男性・未婚)などのコメントが見られた。

子どもの数と幸福度の関係性

結婚している男女のうち2697人(答えたくないと回答した人を除く)を対象に子どもの数を問うと、「2人」(41.2%)が最多だった。「1人」(25.6%)、「0人」(18.3%)と続いた。

子どもの有無も同様に、「幸福度と満足度」に差が表れた。子どもの数が「5人以上」と答えた人の満足度は35.15点でもっとも高く、次いで「4人」(28.90点)、「2人」(28.47点)だった。「0人」は27.49点ともっとも低かった。

出所:タメニー幸福度調査2024

「移住する場所として理想的な環境」を問う質問では、「治安が良い」(57.4%)が最多で、「スーパーなど商業施設が近くにある」(55.2%)、「交通の利便性が良い」(46.9%)と続いた。

出所:タメニー幸福度調査2024

「希望する仕事に就ける」は23.2%と少なく、同調査では「仕事よりも安心安全で商業施設や医療施設など生活に必要なインフラが整っている環境が重視されていることが明らかになった」とし、「リモートワークなど仕事の柔軟性も高まっているなかで、安心安全に過ごせる環境が地方創生のカギになってくるのかもしれません」と解説している。

<調査概要> 調査名:「エリア別幸福度」に関する調査 調査期間:2024年9月18~21日、10月11~12日 調査人数:4,812人 調査対象:全国20~69歳の男女(※エリア、男女、既婚者・未婚者、子どもの有無が識別できるように実施)

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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