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令和のブラックマンデー後も新NISA“フル活用”民は動じない? 最新調査で見えてくる「俄然高い」投資意欲のワケとは

Finasee / 2024年11月11日 16時0分

令和のブラックマンデー後も新NISA“フル活用”民は動じない? 最新調査で見えてくる「俄然高い」投資意欲のワケとは

Finasee(フィナシー)

新NISA、認知9割超も4人に1人は内容の把握追いつかず

家計診断サービスなどを提供する400F(フォーハンドレッド・エフ)は10月9日、「新NISAの利用意向調査(2024年10月)」の調査結果を公表した。同調査は自社サービス「オカネコ」の利用者574人を対象にwebアンケート調査で実施された。

「2024年1月から新しいNISA制度(以下、新NISA)が導入されたことを知っていますか?」の質問では、「知っている」(91.5%)で認知率の高さが際立った。今年1月に行われた同じ調査では「知っている」は86.6%にとどまり、9カ月で認知率は4.9ポイント増加した。

出所:『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ』

一方で、新NISA制度の内容について問う質問では、「内容について把握していない」(27.1%)が最多となった。新制度から9カ月が経過したものの、4人に1人が制度の把握に追いついていないことがわかった。

出所:『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ』

新NISAは、株式や投資信託に対して税制優遇措置を受けながら資産増を目指せる制度で、個人の資産形成を後押しするもの。旧NISAと比べて、年間の投資枠が360万円にまで拡大し、非課税期間が無期限となった。 

旧制度よりも利便性が高まったため、利用率は高い水準となっている。

「2024年1月から始まった新NISAを利用していますか?」の質問では、「利用している」(37.8%)が前回の1月調査から20.4ポイント増、「利用を検討している」(5.4%)が前調査から14.6ポイント減だった。

出所:『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ』

 

つみたて投資枠が主流

投資枠では、「成長投資枠を利用している」(79.6%)、「つみたて投資枠を利用している」(86.2%)だった。

新NISAでは、つみたて投資枠の年間非課税投資枠が40万円(月3万3000円)から120万円(月10万円)に増えた。「新NISAを利用している」「つみたて投資枠を利用している」と回答した人を対象に、毎月の積立金額を問う質問では、「9万円以上~10万円未満」(50.3%)が最多で、毎月の積立金額は平均6万3785円だった。

出所:『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ』

気になる投資先は、「日本株」「全世界株」(59.3%)が同じ結果となった。タイプ別で見てみると、「成長株」(50.3%)、投資信託ETFについては「インデックスファンド」(86.8%)だった。

出所:『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ』

 

NISAを利用してからの投資意欲の変化

NISAを利用してからの投資意欲の変化を問う質問では、「投資意欲が高まった」(60.8%)、「投資意欲の変化はない」(38.1%)、「投資意欲が低くなった」(1.1%)の順となった。

「投資意欲が高まった」と回答したうち、「投資でより利益を追求したいと思ったから」(64.8%)が最多で、「投資が面白いと思ったから」(47.0%)、「投資について自信が出てきたから」(14.2%)と続いた。

出所:『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ』

新NISAは、投資のハードルを下げることも目的の一つとされている。従来の「貯蓄から投資へ」という政府の方針に沿ったものであり、多くの個人が資産形成を始めるきっかけとなっていることが同調査で明らかになった。

<調査概要>調査名:オカネコ 新NISAの利用意向調査 2024年10月 調査期間:2024年10月1日(火)~2024年10月2日(水) 回答者:全国の『オカネコ』ユーザー574人

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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