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結婚式で受けた“犯罪級の仕打ち”で友情に亀裂…新婚女性が仰天したご祝儀袋の「驚きの中身」

Finasee / 2024年11月26日 11時0分

結婚式で受けた“犯罪級の仕打ち”で友情に亀裂…新婚女性が仰天したご祝儀袋の「驚きの中身」

Finasee(フィナシー)

<前編のあらすじ>

神奈川県在住の竹中真由さん(仮名・27歳女性)は今年10月、交際5年目となる宏太さんと結婚式を挙げました。

都内のホテルで行われた結婚式には、四半世紀近い付き合いのある竹中さんの友人も訪れ、良い思い出になったそうです。

しかし、万事順調とはいかず。身勝手な行動が原因で2人の友人との関係が断絶する事態になりました。1人は結婚式に参列せず、3000円のお菓子を送るだけの塩対応。もう一人はとんでもない中身のご祝儀袋を渡してきて……。

●前編:【怒り心頭…結婚式を機に親友の“ひどすぎる本性”が発覚、新婚女性が受けたあまりに露骨な塩対応】

3000円の焼き菓子とメッセージカードだけ送り付け……

私は付き合って5年になる宏太と、この10月に都心のレストランで結婚式を挙げたばかりです。

幼稚園から大学まで一貫教育の女子校出身の私には、19年という人生の半分以上を共にした同級生の友人が8人います。当然、全員を結婚式に招待しました。

しかし、自分の結婚式をめぐる“事件”を通じて、この中の2人とは距離を置く形になりました。思いかけず、彼女たちのダークな一面を垣間見てしまったからです。

1人は欠席の通知をよこした綾香です。

綾香は学生時代から旧ジャニーズの“推し活”に夢中で、グループの中では浮いた存在でした。グループに入ったのも、もともとはリーダー格の優里と綾香の家がご近所で、ママ同士の仲が良かったからです。

2024年にはグループの4人の結婚式が集中し、招待される側としては経済的な負担の多い年になりました。しかし、私は仕事を調整して他の2人の結婚式に出席し、それぞれ5万円ずつご祝儀も包みました。残りの1人はクリスマスウェディングです。

綾香は私とは考え方が違ったのでしょう。6月に都心に新しくできた外資系ホテルで行われた星奈の結婚式と、交通費や宿泊費付きの優里の軽井沢でのリゾートウエディングには出席しながら、私の結婚式は早々と欠席の通知を送ってきました。

よくあるレストランウェディングなど行く価値なしと判断されたのだと思います。

綾香からは有名ブーランジェリーの3000円の焼き菓子セットとメッセージカードが届いたきりでした。

しかし、綾香の欠席など今思えば取るに足らないものでした。結婚式ではもっとたちの悪い事件が待ち受けていたのです。

ご祝儀袋には五万円と書かれていたが中身は空

結婚式の受け付けは、宏太は親友の将人君に、私は8人の中でも一番仲のいい星奈に頼みました。6月の星奈の結婚式では私が受付を務めたこともあり、星奈は快く受けてくれました。

そして、結婚式の当日。二次会から戻ったホテルで宏太と祝儀袋の中身を確認したところ、1つ、空の祝儀袋が見つかったのです。それは舞からのものでした。

念のため、祝儀袋の入ったボストンバッグの中をもう一度確かめ、レストランに電話して式の最中バッグを保管していた金庫も調べてもらいました。しかし、現金は見つかりません。

内袋にはしっかり「五万円」と書いてあり、恐らくは舞がうっかり入れ忘れたのではないかというのが、宏太と私が出した結論でした。

美人で明るくノリのいい舞のことは宏太も気に入っているらしく、「そのうち『ごめん! 中身入れ忘れちゃった』って言ってくるんじゃないの」と楽観的でしたが、私はどうも落ち着かない気分でした。

しかし、受付の将人君や星奈に尋ねるのは、2人のことを疑っているようで気が引けます。

両親にも報告はしましたが、おっとりした母が「真由から舞ちゃんに『入れ忘れてない?』って聞くのは止めておいた方がいいと思う。仮にそうだったとしても悪気があったわけではないし、忙しい中を結婚式に出てくれたんだし」と言うと、父も「そんなことで友情にひびが入ったりしたら大変だろう? 5万円くらいなら、うちが立て替えてあげるから」と同調したため、それ以上は話を続けることができませんでした。

しかし、結婚式から半月が過ぎて新婚旅行から戻った後も舞からは何の連絡もありません。それもあって、新婚旅行のお土産を渡しがてら星奈とランチをした際に、思わず空の祝儀袋の話をしてしまったのです。

友人の前科の数々

星奈は思い当たるフシがあったようでした。そして、私が誰とも言っていないうちに「それ、舞だよね?」と確認してきたのです。

これには驚きました。

聞けば、星奈の結婚式の時も舞の祝儀袋は空だったそうです。「でも、受付をしてくれた真由にそんなこと言ったら、私が真由のことを疑ってるみたいじゃない。だから言えなかった」と打ち明けられました。

「これ、ヤバくない? 優里にも聞いてみるよ」

星奈はすぐに同じ6月に軽井沢で挙式した優里にも連絡を入れました。優里も身に覚えがあったらしく、その日のうちに早速、舞に問い質したようです。

そして、証拠を突き付けられた舞は、故意に空の祝儀袋を渡していたことを認めたのでした。社交的で広い人脈を持つ舞は結婚式に招待されることも多かったらしく、「いちいちご祝儀を包んでいたらやっていられない」と、途中から空の祝儀袋を渡すようになったと話したといいます。

とはいえ、結婚式に出席していた舞は、いつもばっちりメイクでドレスはハイブランドの最新コレクション。花嫁よりも目立つような装いでした。とてもご祝儀が払えない経済状態とは思えません。

「もらう側はご祝儀袋が空だったなんて言いづらいから、あえてそこを狙ってたってことだよね」

「それって犯罪じゃないの?」

「もともと舞って自己中だし」

「っていうか、非常識すぎるでしょ」

「だけど全然悪いと思ってないよ、あのふてぶてしい態度!」

舞の“悪事”が発覚した直後、舞を削除したグループチャットでは厳しい言葉が飛び交いました。

でも、舞との共通の知人によると、舞は私たちからハブられても全くこたえていないようです。結婚式には相変わらず空の祝儀袋を持っていっているのかもしれません。

幼稚園から四半世紀近く付き合ってきて、そんな舞の本性を見抜けなかった自分が情けないです。

※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。

森田 聡子/金融ライター/編集者

日経ホーム出版社、日経BP社にて『日経おとなのOFF』編集長、『日経マネー』副編集長、『日経ビジネス』副編集長などを歴任。2019年に独立後は雑誌やウェブサイトなどで、幅広い年代層のマネー初心者に、投資・税金・保険などの話をやさしく、分かりやすく伝えることをモットーに活動している。

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