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1ドル150円時代、投資への為替相場の影響を個人投資家はどう見ているか

Finasee / 2024年11月13日 18時0分

1ドル150円時代、投資への為替相場の影響を個人投資家はどう見ているか

Finasee(フィナシー)

人気のある投資対象トップスリーは全て「株式」

まずは個人投資家がどんな対象に投資しているのかを見ていこう。今回の調査はマレーシアでコンサルティング事業などを展開するUeda Keisho Corpが実施。全国(日本)の30歳~59歳の男女で新NISA口座を開設済みの500人に質問した。

結果、「日本株(投資信託を含む)」と回答した人が66%と断トツで多い結果となった。やはり身近な自国の株式が投資対象ということで取り組みやすいのかもしれない。次いで「米国株(投資信託を含む)」が41%。エヌビディアやアップルといったITのスター企業が上場していることから、高いリターンを期待する人もいるのでは。3位は全世界株だった。1本で全世界の銘柄に分散投資できるという手軽さなどが支持されているようだ。

出所:Ueda Keisho Corp 「新NISA投資と為替に関する意識調査」捉えどころがない? 投資で為替を意識しない理由トップは「特に理由はない」

さて、調査の本筋に入ろう。個人投資家は投資を行う際に為替を意識しているのだろうか。調査結果では、「意識している」と回答した人は61%にのぼった。

出所:Ueda Keisho Corp 「新NISA投資と為替に関する意識調査」

調査では前問で為替を「意識している」と回答した306人にその理由についても質問した。結果、「海外の商品に投資しているから」と回答した人が54%と半分以上を占めた。「外貨で投資しているから」が30%、「国内の商品に投資しているが為替は国内企業の業績に影響を与えるから」が29%と続く。

出所:Ueda Keisho Corp 「新NISA投資と為替に関する意識調査」

たしかに前問で人気のあった米国株や全世界株は基本的に外貨(ドル)で投資するから為替の影響を受ける。また日本株も輸出企業や輸入企業ならば業績が為替の影響を受けやすい。日経平均株価に連動する投資信託でも、組入銘柄の上位には輸出企業が多く並ぶ。

逆に投資で為替を意識していない人も一定数いるが、何か理由はあるのだろうか。調査では前問で為替を「意識していない」と回答した194人にその理由を聞いた。結果、「特に理由はない」と回答した人が39%と最多に。「為替は難しい」が24%と続く。たしかに為替レートはあくまで通貨の交換レートに過ぎない。なんとなく捉えどころがない印象をもつ人もいるのかもしれない。

出所:Ueda Keisho Corp 「新NISA投資と為替に関する意識調査」「為替による投資への影響がある」が8割を超える

2021年前半は100円台だったドル円レートも2024年は一時、1990年4月以来となる160円台を記録。わずか3年で円に対する米ドルの価値が1.5倍以上、上がったことになる。個人投資家は為替による投資への影響をどう考えているのだろうか。

調査結果では「ある程度ある」と回答した人が40%と最多。「非常にある」が29%、「ある」が12%と続く。多かれ少なかれ為替による投資への影響があると考える人が実に8割を超える結果になった。

出所:Ueda Keisho Corp 「新NISA投資と為替に関する意識調査」

調査概要 調査主体:Ueda Keisho Corp.  調査期間:2024年10月25日 調査対象:全国(日本)の30歳~59歳の男女で新NISA口座を開設済みの500人 調査名:新NISA投資と為替に関する意識調査

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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