世界株に「金」を加えた「ピクテ・プレミアム・アセット・アロケーション・ファンド」が半年間トップをキープ!
Finasee / 2024年11月29日 16時0分
Finasee(フィナシー)
みずほ銀行の投信売れ筋ランキングの2024年10月は、トップが7カ月連続で「ピクテ・プレミアム・アセット・アロケーション・ファンド」になった。また、前月7位だった「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)」が第5位に上昇し、前月はトップ10圏外だった「みずほJ-REITファンド」が第9位に、「NWQグローバル厳選証券ファンド(為替ヘッジなし/隔月分配型)(愛称:選択の達人)」が第10位に入った。
◆金にも投資する「欲張らない投資」2024年4月から売れ筋のトップを独走している「ピクテ・プレミアム・アセット・アロケーション・ファンド」は、世界の株式、債券、金をはじめとするさまざまな資産に分散投資し、市場環境に応じて資産配分を機動的に見直す運用を行う。運用するピクテの投資カテゴリーでは「欲張らない投資」に分類され、インフレに負けない程度のリターンを安定的にあげることをめざすファンドになっている。株式や債券などの投資に当たっては、そのカテゴリーの中での分散も意識的に行っている。たとえば、10月末時点で40.2%を配分する株式において「世界株式ETF(MSCIワールドインデックスに連動)」に10.2%、「ディフェンシブ戦略株式」に7.5%、「新興国高配当株式」に5.0%、「日本株式」に2.2%などに分散。配分比率37.9%の債券も「先進国ソブリン債」に14.7%、「欧州国債(ETF)」に6.4%、「米ドル建て新興国債券」に4.0%などに分散。そして、金に19.8%を投資している。
同ファンドは2023年9月の設定だが、設定した初期の段階から金を20%程度保有していることが特徴だった。10月末時点での過去1年間のトータルリターンは18.54%だった。設定来、安定的に右肩上がりの運用成績を残していることが安心感につながっているものと考えられる。純資産残高は毎月着実に積み上がっていて9月末に約611億円だったものが、10月末には約690億円、11月22日には約733億円になっている。
◆世界株に厳選投資する「未来の世界」のリターンが復活7月、8月とトップ10圏外になっていた「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)」が9月に第7位に浮上し、10月には第5位にまで上がってきた。このファンドは、世界のハイクオリティ企業に厳選投資するファンドだ。モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントのボトムアップの調査力を駆使し、外部環境の変化に影響を受けにくく、将来にわたって持続的で質の高い成長が期待できる企業を選別し、株価の割安度を重視して少数の銘柄に集中投資を行っている。
同ファンドのパフォーマンスは2021年末までは順調に右肩上がりで上昇し、純資産残高も8000億円程度まで拡大したものの、2022年1月以降に失速し、一時的に純資産残高が4400億円を割り込むこともあった。2023年1月以降に復調し、純資産残高は再び8000億円の大台に迫るところまで回復してきた。10月末時点の過去1年間のトータルリターンは55.39%という非常に高いリターンをあげている。このリターンの復調が同ファンドの評価を高めているのだろう。
また、今月トップ10に食い込んできた「みずほJ-REITファンド」、「NWQグローバル厳選証券ファンド(為替ヘッジなし/隔月分配型)(愛称:選択の達人)」はトップ10に継続してランキングされるわけではないが、常にトップ10に近い水準にあるファンドだ。「みずほJ-REITファンド」は4月にはランキング6位だったが、その後はトップ10から落ちて6カ月ぶりにトップ10に返り咲いた。「NWQグローバル厳選証券ファンド(為替ヘッジなし/隔月分配型)(愛称:選択の達人)」は世界の米ドル建て資産(株式、債券、優先証券など)に投資するバランス型ファンドだが、6月と7月に第10位にランクインしていた。今回のランクインを機にトップ10に定着できるか見守りたい。
執筆/ライター・記者 徳永 浩
Finasee編集部
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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