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【60代】老後資産は大丈夫? 毎月の生活費は最低いくら?「24万円」「32万円」、答えはどっち?

Finasee / 2024年12月4日 6時0分

【60代】老後資産は大丈夫? 毎月の生活費は最低いくら?「24万円」「32万円」、答えはどっち?

Finasee(フィナシー)

60代、「ひと月当たり生活費」は最低いくらかかると見込む?

全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)から60代の回答を見ていきましょう。まずは「老後のひと月当たり最低予想生活費」についてです。

※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」 

老後のひと月当たりの最低予想生活費について、60代の単身世帯は24万円、二人以上世帯では32万円と回答しています。この金額が多いのか少ないのか、ほかの年代と比較してみましょう。

60代単身者は現実的、ほかの年代よりも低い金額を予想

まずは単身世帯の回答からです。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」 

20代 53万円
30代 36万円
40代 34万円
50代 28万円
60代 24万円
70代 27万円

老後のひと月当たりの最低予想生活費は、20代が53万円と最も高い回答でした。年代が上がるにつれて低くなっていき、60代が最も少ない24万円という結果でした。

60代はまさに今が老後生活のただなかにあり、他の年代よりも現実的だといえます。一方で70代になると、3万円ほど金額が上がっている点には注目すべきでしょう。

この数字は、月3万円ほど足りない、もしくはそれくらいあれば余裕が出るのに、という先達からのアドバイスと受け取れるかもしれません。今から月3万円のギャップを埋めるべく、収入増や資産運用、節約などに取り組んでみるのも一案です。

60代二人以上世帯が予想する最低生活費は32万円

続いて二人以上世帯の結果を見てみましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」 

20代 52万円
30代 39万円
40代 34万円
50代 35万円
60代 32万円
70代 31万円

60代が世帯主の二人上世帯はひと月当たり32万円の生活費が最低でもかかると予想しています。この金額は40代~70代でほとんど差がないことが特徴です。二人以上世帯は幅広い年代で生活費の予測が見込めている世帯が多いようです。

60代の毎月の生活費、単身者は24万円、二人以上世帯は32万円を見込む

上述のとおり、60代の毎月の生活費、単身者は24万円、二人以上世帯は32万円を見込んでいることが調査の結果からわかりました。両者とも、すでに老後の生活を過ごしているため、他の世代と比較して現実的な金額を挙げているようです。実際にどのように資金を準備しているかについては、下記の記事が参考になります。

【関連記事】【60代】老後の「生活資金源」ランキング! 公的年金“以外”に頼れる強い味方とは? 

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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