2024年、投資家に最も人気が高かった「投資対象」とは? 30代の6割が利用している“新投資手法”にも注目
Finasee / 2024年12月24日 19時0分
Finasee(フィナシー)
人気の投資対象 外国株式や投資信託を抑えて1位は?
最初にどんな資産への投資が人気なのかを見ていこう。今回は資産運用サービスを提供するスパークス・アセット・マネジメントによる全国の20歳~79歳の投資経験者を対象とした調査を参考にした。
調査結果によれば、「現在、投資している資産」で最も回答率が高かったのが「日本株式」で58.1%。僅差で「投資信託(「REIT」以外)が56.8%。また「外国株式」が19.1%と3番目に多かった。
出所:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024」スパークス・アセット・マネジメント調べ今年は8月5日の日経平均急落をはじめ、一時的な乱高下はあったものの、全般的に上昇基調が続いた。そうしたこともあってか、株の人気は高いようだ。特に日本株については男性のほうが女性より15%以上高かった。
年代別では、20代・30代で1位だったのは投資信託(「REIT」以外)。40代・50代・60代・70代では日本株式が1位と違いが見られた。投資と言えば昔は個別銘柄を買うイメージもあったが、分散投資の考え方が広まったことなどから最近は投資信託を購入する人も多いようだ。
30代の「ポイント投資」利用率が6割近くに新しい投資サービスが続々と登場しているが、どのくらい普及しているのだろうか。調査では5つの投資サービスについて利用状況を聞いている。
最も回答率が高かったのは、現金を使わずにポイントなどで投資ができる「ポイント投資」で49.2%。ポイントを貯めて、活用する「ポイ活」が流行っているが、その一環としてポイント投資も人気が高いのかもしれない。
出所:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024」スパークス・アセット・マネジメント調べそれ以外では、コンピュータが最適な投資方法を提案する「ロボアドバイザー投資」が10.4%。キャッシュレス決済などによる買い物で生じた端数のお金を自動で積み立てて投資する「おつり投資」が10.3%。
年代別では、ポイント投資は30代で回答率が6割近くに上り最多。おつり投資、ロボアドバイザー投資、テーマ型投資、ソーシャルレンディング投資はいずれも20代で最も高かった。
出所:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024」スパークス・アセット・マネジメント調べ5年前と比較すると、どのサービスも普及が進んでいる。特にポイント投資は2019年から21.9%増(27.3%→49.2%)、おつり投資は5.0%増(5.3%→10.3%)と増加が顕著だ。
●ところで実際の投資成績はどうだったのだろうか。個人投資家の今年のパフォーマンスは後編:【令和のブラックマンデー、波乱の2024年。投資家たちの運用成績を振り返る プラス着地マイナス着地、果たして多いのは?】にて詳報する。
Finasee編集部
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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