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令和のブラックマンデー、波乱の2024年。投資家たちの運用成績を振り返る プラス着地マイナス着地、果たして多いのは?

Finasee / 2024年12月24日 19時0分

令和のブラックマンデー、波乱の2024年。投資家たちの運用成績を振り返る プラス着地マイナス着地、果たして多いのは?

Finasee(フィナシー)

2024年の日本株を表す漢字 昨年は「高」が1番だったが今年は?

師走に発表されるのが日本の世相を表す「今年の漢字」。それでは今年の日本株を漢字一文字で表すとしたら何になるだろうか。今回は資産運用サービスを提供するスパークス・アセット・マネジメントによる全国の20歳~79歳の投資経験者を対象とした調査を参考にした。

調査では株式に投資している人を対象に質問。最も回答者数が多かったのは「乱」で70人。やはり8月5日の歴史的な株価の大暴落である「令和のブラックマンデー」やその後の乱高下は個人投資家に衝撃を与えたようだ。

出所:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024」スパークス・アセット・マネジメント調べ

次に多いのは「変」で30人。たしかに新NISAの開始や日米での政権交代など、例年になく変化を感じる年だった。3番目に多いのは「高」で26人。2023年はこちらが最多だったが、物価高騰や株価の史上最高値更新などもあってか、引き続き印象に残っている人が一定数いるようだ。

運用成績「プラス着地」予想が6割を超える

今年の日本株は前半こそ史上最高値を更新したものの、8月以降は不安定な展開が続いた。投資を始めたタイミングによって運用成績が明暗を分けたかもしれない。少し早いが、個人投資家の着地予想を見てみよう。

調査によれば、「プラス着地」(=「大幅にプラス着地」+「ややプラス着地」)を予想する人は61.9%に上った。これは前回トランプ大統領が当選した後に株価が大幅に上昇した2017年以来の高い水準だ。年代別では、20代が64.9%と最も高く、40代が64.4%で続く。

出所:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024」スパークス・アセット・マネジメント調べ

プラス着地の勝因として最も回答者数が多かったのは「動じない・一喜一憂しない」で34人。「放置・ほったらかし投資」が31人、「長期保有・長期投資」が26人と続く。8月の株価の大暴落では、保有株を投げ売りした人もいたと聞く。情報に振り回されずに冷静に判断し、ほったらかしも含めて長期投資に徹したことが奏功したと感じている人が多いようだ。

経済版「流行語」ランキング 2位は「AI」、1位は?

こちらも師走になると発表されるのが流行語大賞。それでは2024年の経済分野の流行語は何になるのか、個人投資家の意見を聞いてみよう。

出所:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024」スパークス・アセット・マネジメント調べ

調査によれば、最も回答者数が多かったのは「新NISA/NISA/つみたてNISA」で114人だった。投資による配当金や売却益が非課税というNISAがパワーアップして新NISAになったことは、個人投資家にとっては一大ニュースだったようだ。

次に多いのは「AI(人工知能)」。米国を中心とした株高をけん引する原動力の1つとも言われている。4位の「半導体」や6位「生成AI/ChatGPT」も同じ文脈と思われるが、これらを背景にスター銘柄にのし上がったのが米国の半導体企業であるエヌビディアだ。今や一企業の決算動向が株価全体に影響を与えているという声も。

3位は「円安」。日米の金利差などを背景に一時1ドル160円を超え、輸入品などを中心に物価高騰の引き金になったという意見もある。日銀の利上げなどで最近は円高に振れる局面もあるが、日米の金融政策が予断を許さないなかで来年も引き続き注目が集まりそうだ。

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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