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【70代】老後生活、毎月の生活費はいくら必要? 60代より多いか少ないか 世論調査から実態を探る

Finasee / 2024年12月31日 12時0分

【70代】老後生活、毎月の生活費はいくら必要? 60代より多いか少ないか 世論調査から実態を探る

Finasee(フィナシー)

70代、「ひと月当たり生活費」予想は最低いくら? 

全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)から70代の回答を見ていきましょう。まずは「老後のひと月当たり最低予想生活費」についてです。

※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」

家族形態が異なると、予想額に「4万円」の差が生じました。単身世帯は「27万円」、二人以上世帯は「31万円」と回答しています。この金額が多いのか少ないのか、ほかの年代と比較してみましょう。

70代単身世帯、60代単身世帯より「3万円」アップ

まずは単身世帯の回答からです。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」

20代 53万円
30代 36万円
40代 34万円
50代 28万円
60代 24万円
70代 27万円

最も高い金額を予想したのが、20代(53万円)。年代が上がるにつれて金額は下がり、60代(24万円)が最も低い金額となりました。

注目すべきは、70代(27万円)が60代と比べ、“3万円高い”という点です。70代になると、定期的な通院によって医療費がかさむ人や、家事や掃除などの代行サービスを利用する人なども増えることでしょう。そうした現実と直面した結果、3万円アップにつながっているのかもしれません。

月3万円は、年間だと「36万円」の差につながります。なるべく早くから固定費の見直しや無理のない節約を心がけつつ、資産運用などによって年金以外の収入源も確保しておきたいものです。
 

70代二人以上世帯が予想する最低生活費は「31万円」

続いて二人以上世帯の結果を見てみましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」

20代 52万円
30代 39万円
40代 34万円
50代 35万円
60代 32万円
70代 31万円

ひと月当たりの生活費、70代の予想は「31万円」でした。単身世帯との大きな違いは、40代~70代でほとんど差がないことです。

二人以上世帯の場合、家計に関する情報を共有し、協力しながら管理することが多いはず。そのため老後の生活費について、現実的な予測がしやすいのかもしれません。

70代の毎月の生活費、単身世帯は27万円、二人以上世帯は31万円を見込む

70代の毎月の生活費について、単身世帯は「27万円」、二人以上世帯は「31万円」と予想していることが分かりました。両者ともすでに老後生活に入っているため、他の世代と比較して現実的な金額を挙げているようです。では、資金はどのように準備しているのでしょうか。

●老後生活の資金源はみなさんどのように準備しているのでしょうか。後編「【70代】老後の「生活資金源」ランキング! 「公的年金」以外に頼れるものは? 」

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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