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波乱相場も“バブル期越え”の終値だった2024年、投資家の動きを振り返る。投資上級者はどう動いた? 

Finasee / 2025年1月7日 18時0分

波乱相場も“バブル期越え”の終値だった2024年、投資家の動きを振り返る。投資上級者はどう動いた? 

Finasee(フィナシー)

2024年は「買付」の年 投資上級者ほど顕著

投資家は2024年、どのような行動を取っていたのだろうか。今回は資産運用会社であるGlobal X Japanによる投資家331人を対象とした調査を参考にする。

調査によれば、投資経験の長さに関わらず「買付のみ」あるいは「売却より買付の方が多い」と回答した人が「売却のみ」あるいは「買付より売却の方が多い」より多かった。特に投資上級者の92.8%は「買付>売却」と、投資中級者や投資初心者に比べてその傾向が顕著だった。

出所:Global X Japan 「2024年の投資結果の振り返りと2025年の展望に関する調査」投資上級者ほど運用状況の自己評価が高い

2024年の日経平均株価は8月に乱高下があったものの、12月27日には終値で4万円を回復。年末の終値は3万9894円54銭となり同年1月4日の大発会の終値である3万3288円29銭を上回っただけでなく、バブル期を上回る値で1年を終えた。異例の値動きを見せた1年だったが、投資家の自己評価はどうだろうか。

調査によれば、2024年の投資運用状況に対する得点として、投資上級者、投資中級者で最も回答率が高かったのは「60点~80点未満」。調査では、「40点~60点未満」を可もなく不可もなくという基準としているので、「60点~80点未満」が最も多いという結果から自己評価は比較的高いと言えそうだ。
一方、投資初心者だと「40点~60点未満」の回答率が最も高く、若干低い評価となった。投資を始めて1年でこれだけの出来事があったのだから、自分がうまく立ち回れたのか自信がもてないのは無理もないだろう。

出所:Global X Japan 「2024年の投資結果の振り返りと2025年の展望に関する調査」高評価の背景にある「当たり前過ぎる」理由とは

高評価、低評価の背景には何があるのか、理由を知りたいところだ。調査によれば、運用状況の自己評価を40点以上だとした人で回答率が比較的高かった理由は「保有商品の評価額の上昇」で、投資上級者、投資中級者では1位だった。
一方、投資初級者で最も多いのは「積み立て投資を実行できた」だった。まずは着々と積立を行えた自分を評価したいということか。8月の株価の乱高下もあって、一部の投資家は投資を途中でやめたり、保有株を売却したりしたとも言われているので、なおさらだろう。

出所:Global X Japan 「2024年の投資結果の振り返りと2025年の展望に関する調査」

●続く後編【「テーマ投資はしない」「2025年の運用方針は何も考えていない」投資初心者、では投資上級者はどう考える?】では、24年、人気の高かったテーマや投資家たちの2025年の運用方針について取り上げる。

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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