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「医師家系」の特殊な結婚観…狭き門を突破した者同士でしか人生を分かち合えない「複雑な事情」

Finasee / 2025年2月1日 11時0分

「医師家系」の特殊な結婚観…狭き門を突破した者同士でしか人生を分かち合えない「複雑な事情」

Finasee(フィナシー)

高収入の職業といえば、医師を想像する人は多いと思います。命を救うという、極めて重要な職業だからこそ、その対価は高額です。でも、いくら人の命を救えるくらいの技術や知識があっても、結婚となると話は別。医師家系の考え方が結婚を遠のかせることもあるのです。

医師になるのは本当に大変!

医師は収入も高く、世間からも尊敬される存在です。そしてやりがいもあるために、医師になった人は子どもも医師にしようとする傾向が強いです。「医師家系」という言葉があるくらい、家族全員が医師、もしくはお母さん以外が全員医師、さらに親の兄弟や親戚も医師ばかりというケースも少なくありません。

子どもを医師にするには親の経済力が必要ですし、何より本人の努力と学力が必要です。医師は国家試験で合格しないとなれない職業ですから、最終的には本人がどれほど勉強を積み上げてきたのかで決まるのでしょう。

そのため医師家系では、子どもの頃から英才教育が始まります。毎日のような塾に通い、家庭教師をつけ、親のサポートも手厚いです。大学まで一貫教育を受ける人も多く、学年でもトップクラスの学力を維持しています。

そして医学部に入ったとしても、苦労は続きます。むしろ苦労はもっと強くなるのでしょう。同じ学部の学生はみんな医師を目指しているのですから、学力はほぼ同じ。これまでのようなトップになれないとなれば、プライドを傷つけられることもあります。そこで弱音をはかずに勉強に明け暮れるわけですが、最終的な国家試験に合格しないと医師になれないという問題もあるわけです。

無事に試験に合格をして医師になっても、研修医を経てようやく医師として認められます。ここまで費やしてきた時間や労力は計り知れません。そして、犠牲にしてきたことも多いです。その1つが恋愛です。勉強に忙しく、恋愛をする時間が取れないので、異性との関わりが少ないのです。

でも、医師になった途端、これまでとは大違い。急に異性にモテ出して、この世の春が訪れるのです。

研修医で結婚するも想像以上の忙しさ

内科医の後藤久さん(仮名)は、父親も医師、祖父も医師という医師家系です。大病院に勤めていますが、やがて父親が経営する病院を継ぐ予定です。彼は医学部在学中から交際している彼女がいて、将来は結婚しようと2人で話していました。

後藤さんは医師になり、研修医時代に結婚をすることにしました。相手の女性も同じ研修医です。研修医での結婚は早いと言われることもありますが、後藤さん自身は早めの結婚を望んでいました。そして無事に結婚。

でも研修医は想像以上に忙しいもの。奥さんも研修医ですから、結婚をしても2人で過ごせる時間がありません。周囲からは、焦ったのが原因と言われましたが、結果的に1年で離婚することになりました。

●スピード離婚となってしまった後藤さん。果たして、再婚はうまくいくのでしょうか? 後編【医師にとっての“幸せな結婚”とは? 大モテの男性医師が絶対に譲らなかった、たった一つの結婚条件】で詳説します

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。
 

佐竹 悦子/株式会社インフィニ 結婚相談所インフィニ・青山結婚予備校 代表

素敵な方とのご縁をつなぐ結婚相談所インフィニ青山結婚予備校を運営し、成婚率№1・顧客満足度№1を獲得。24年以上、婚活最前線で3万人とカウンセリングを行い成婚に導く。著書に『佐竹悦子先生の「結婚力」養成講座』、メディア実績に『ノンストップ!』『The Japan Times』『週刊ダイヤモンド』などがある。

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