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「せめてもうちょっとお金があれば」年金だけでは心もとない…パートの給与収入が途絶えた70代女性に見えた希望

Finasee / 2025年1月30日 17時0分

「せめてもうちょっとお金があれば」年金だけでは心もとない…パートの給与収入が途絶えた70代女性に見えた希望

Finasee(フィナシー)

年金生活を送る中、年金収入だけでは生活が心もとないこともあるでしょう。そのような中、低所得の年金受給者向けの福祉的な給付金制度があります。支給のための要件が決まっているため、支給対象になれば支給されるようになります。

夫を亡くして遺族厚生年金を受給中の妻

72歳の真理子さん(仮名)は7年前の2018年に、夫を亡くしました。真理子さん自身は老齢基礎年金と老齢厚生年金であわせて年間75万円程度を受け取っていて、会社員をしていた夫が亡くなったことから、さらに遺族厚生年金を年間130万円受け取っています。会社員として働いて収入のある息子や娘とは別で暮らし、1人世帯となっています。

しかし、十分な収入でないと感じていた真理子さん。「合計205万円の年金、月17万円くらいか。ギリギリかも」と思い、少しでも余裕のある生活ができるようにしたいと考え、短時間の仕事をして収入を得ていました。社会保険には入らないパートでの仕事でしたが、年間100万円を超える給与収入もありました。「貯蓄はあるけど、やっぱり給与があったほうが安心かな」と勤務を継続していました。

しかし、そのパート勤務の仕事も真理子さんが70歳になった2022年に退職することになりました。そのため退職以降給与収入はなくなり、年金のみの収入となりました。

年金収入のみとなった中、あるお知らせが…

年金収入のみとなった真理子さんは「年金だけだと安心できないな。何か急な出費があったら貯蓄を取り崩さないといけないし。物価も上がっているし、せめてもうちょっとお金があればなぁ」と収入面で安心できなくなりました。

そんな中、2024年9月に真理子さん宛てに突然お知らせが届きます。それは年金生活者支援給付金の案内で、その請求書が同封されていました。「この請求書を出せば給付金が受け取れるみたいだけど何これ? 老齢年金生活者支援給付金として月4500円ほど受け取れるの?」「今までこんなのなかったはずなのにどうして対象になったのかな?」と疑問が生じます。

月4500円でも支給されると助かる真理子さん。なぜ、今になってこのようなお知らせが来るようになったのでしょうか。そして、この給付金を真理子さんはずっと受け取ることができるのでしょうか。

●給付金が受け取れることになった理由は、後編【年金のみの生活が苦しくなってきた70代おひとりさま女性…突然“給付金”をもらえることになったワケ】で詳説します。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。

五十嵐 義典/ファイナンシャルプランナー

よこはまライフプランニング代表取締役、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、特定社会保険労務士、日本年金学会会員、服部年金企画講師。専門分野は公的年金で、これまで5500件を超える年金相談業務を経験。また、年金事務担当者・社労士・FP向けの教育研修や、ウェブメディア・専門誌での記事執筆を行い、新聞、雑誌への取材協力も多数ある。横浜市を中心に首都圏で活動中。※2024年7月までは井内義典(いのうち よしのり)名義で活動。

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