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企業型確定拠出年金で「オルカン」を購入したかったのに、ラインナップにありません。どうしたらいいですか?

Finasee / 2025年1月29日 17時0分

企業型確定拠出年金で「オルカン」を購入したかったのに、ラインナップにありません。どうしたらいいですか?

Finasee(フィナシー)

<今さら聞けないギモン>

NISAのつみたて投資枠で「eMAXIS Slim 全世界株式」(通称オルカン)を運用しています。運用成績もよく自分の運用スタイルにもあっているので企業型確定拠出年金でもオルカンを選ぼうと思っていたのに、ラインナップにありません! どうしたらいいのでしょうか?

オルカンがなければオールカントリー風の組み合わせを作る

企業型確定拠出年金でオルカンを運用するつもりが、ラインナップになかったという場合、どのような方法がとれるでしょうか。この場合、オルカンを参考にしながら自身で組み合わせたポートフォリオで運用する方法が考えられます。

まず知っておきたい特徴として、オルカンは「ファミリーファンド方式」をとっています。ファミリーファンド方式とは投資家が預けた資金を効率的に運用するための仕組みで、投資対象・運用方針の異なる投資信託(マザーファンド)を一つにまとめて運用するファンド(ベビーファンド)を購入する方式です。オルカンはこのファミリーファンド方式によって、複数の投資信託を組み合わせ、日本を含む先進国、新興国の株式等に投資を行っています。

次の特徴は、構成国の比率です。大まかに言えば先進国株式9割、新興国株式1割という割合で構成されており、全体の6割程度が米国株式であることが知られています。

目指せオルカン風

前述の通り、オルカンではファミリーファンド方式で、先進国9割・新興国1割の比率で投資が行われていることが分かりました。

これらの特徴を参考に運用に取り組むのであれば、企業型確定拠出年金のラインナップから「先進国株式の投資信託を9割」「新興国株式の投資信託を1割」持つことで、オルカンの構成に近づけることが可能です。当然、細かい部分まで再現することは不可能ですが、「どうしてもオルカンが良かったのに……」という方にとっては一考の価値があります。

また、オルカンだけではなく、他の投資信託でも同様の考え方ができます。ある特定の投資信託を運用するつもりが、企業型確定拠出年金にラインナップされていなかったという場合、希望していた投資信託の特徴に近づけながらポートフォリオを考えてみるとよいでしょう。

●商品ラインナップに不満がある場合にとれる対策はあるのでしょうか。次回記事【会社によって異なる企業型確定拠出年金のラインナップ。希望する商品が見当たらない時にとれる「効果的な方法」】で詳細をお届けします。

ファイナンシャル・ウェルビーイング・マネジメント編集部

「ファイナンシャル・ウェルビーイング・マネジメント」は、事業会社の経営企画・人事部門向けの専門誌です。職場領域(職域)を通じた従業員への金融知識普及を目的とした、ファイナンシャル・ウェルビーイング・マネジメントに関する情報をお伝えします。人事部門で「福利厚生・報酬・企業年金」等の実務に携わる方々の声を元に、従業員エンゲージメントの向上につながる「実用性の高い記事」を作成、掲載。人的資本経営への高度化に資する情報を届けています。

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