【年収1200万円以上】老後の「生活資金源」ランキング 公的年金以外に頼れるものとは?
Finasee / 2025年2月1日 8時0分
Finasee(フィナシー)
【年収1200万円以上】老後の生活資金源ランキング
5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)から年収1200万円以上の世帯の回答を見ていきましょう。「老後における生活資金源」についてです。
※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」
(※実数318、3つまでの複数回答)
1位 公的年金 69.2%
2位 企業年金、個人年金、保険金 45.9%
3位 就業による収入 43.1%
4位 金融資産の取り崩し 30.8%
5位 利子配当所得 17.9%
二人以上世帯の老後生活の資金源1位は「公的年金」で約70%でした。1200万円以上の世帯が最も頼りにする公的年金という答えは他の年収帯とも変わらない結果です。2位は「企業年金、個人年金、保険金」約46%。3位の「就業による収入」は約43%と、2位と肩を並べています。
以下、4位「金融資産の取り崩し」約31%、5位「利子配当所得」約18%と続きます。
二人以上世帯のランキングでは他の年収帯と比較して、「企業年金、個人年金、保険金」の割合が最も高いのが特徴です。例えば「750万~1000万円未満」世帯と比較すると約5ポイントも多くなっています。
一方で「就労による収入」は他の年収帯と比較して低い傾向にあり、例えば「500万~750万円未満」世帯と比べて約10ポイント低い結果となっています。
また二人以上世帯では、家族形態や年齢にもよりますが、何人かの家族がいるため資金源が複数にわたる可能性があり、分散が図れているともいえます。また公的年金や企業年金などが二人分という家庭も含まれます。老後に向けて頼りにする先が複数あることは安心材料の一つといえそうです。
●前編「【年収1200万円以上世帯】老後の生活費はいくらと見込む? 「101万円」「41万円」、その答えは」
資産を長持ちさせるために取り組める選択肢年収1200万円以上の二人以上世帯では老後資産について公的年金をメインに考えていることが分かりました。調査結果を参考に今からでも取り組めそうなことがあれば着手してもよいかもしれません。
生活費を見直してみる、あるいは老後資金を増やせる可能性を求めて資産運用に関する情報を集めてみるなど興味があることに目を向けることで将来が変わることもあるでしょう。
運用による利益が非課税になるNISAや個人で加入できるiDeCo(個人型確定拠出年金)、あるいは不動産投資など多様な選択肢を検討するのも一案です。
Finasee編集部
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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