本田投入で同点弾、西野監督は何を指示? 当事者二人が語る“神采配”の舞台裏

Football ZONE web / 2018年6月25日 9時20分

■セネガル戦1-2と日本劣勢で迎えた後半27分に本田投入、その6分後に生まれた同点弾

 日本代表は現地時間24日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦セネガル戦で2-2と引き分けた。後半27分から出場し、同点弾を叩き込んだMF本田圭佑は試合後に西野朗監督からの指示を明かしている。果たして“神采配”の舞台裏とは――。

 セネガル戦で日本は二度リードを許す苦しい戦いを強いられた。1-2とリードされた直後の後半27分、MF香川真司に代わって本田がピッチに送り出されると、その6分後の同33分に結果を残す。FW大迫勇也がクロスをゴール前に送り、中央に走り込んだFW岡崎慎司が相手GKともつれながら中央で潰れる。こぼれ球を拾ったMF乾貴士が折り返すと、再び岡崎が中央でGKと交錯し、流れたボールを本田が左足で蹴り込んだ。

 指揮官は「人も変え、ポジションも変え、変化がないと崩れないと思っていた。圭佑が良く決めてくれた」と同点弾の本田を称えている。投入からわずか6分後にゴールを奪った背番号4だが、西野監督からどんな指示を受けていたのか。

 交代カード3枚のうち、最初に切られたのが本田だった。トップ下の位置に入ると、「前のほうにいろと。サコ(大迫)の近くでプレーしろ」という指示を西野監督から受けていたという。しかしわずか3分後の後半30分、MF原口元気に代わってFW岡崎慎司が投入されると、岡崎がトップ下に入り、本田は右サイドハーフへと回っている。


■西野監督、交代カードについて「自分の中ではベストな切り方」

 もっともこの西野采配がズバリと的中し、ポジション変更から3分後に本田の同点弾が生まれたのだ。「圭佑に関してはセンターからワイドに移した。そういうなかでの対応もしっかり出してくれて、ああいう形」と指揮官は振り返った。

 後半42分にはMF宇佐美貴史をピッチに送り込んでいるが、「三人ともオフェンシブな選手なのは間違いない。あとはタイミングの問題で、自分の中ではベストな切り方」と西野監督は口にしている。「ピッチにオフェンシブなメッセージを送り続けたいというなかで三人を選んだ」と説明しており、攻撃を活性化するための最初の一手が本田だった。

 本田とともに岡崎も同点弾に絡むなど、交代の2選手が期待に応える働きを披露。西野監督の名采配から、勝ち点1をもたらす貴重な同点ゴールが生まれた。


(大木 勇(Football ZONE web編集部) / Isamu Oki)

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