韓国メディアがW杯総括…ライバル日本を称賛 「洗練された組織」「スタイルを確立」

Football ZONE web / 2018年7月18日 19時50分

■自国代表には厳しい視線 「闘魂だけを強調する慢性的な韓国サッカー」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)は、フランスの20年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。アジア勢では日本が唯一の16強進出を果たした一方、韓国、オーストラリア、イラン、サウジアラビアの4カ国はいずれもグループリーグ敗退。そんななか韓国の公共放送局「KBS」は母国チームを「未完の闘魂」と評しつつ、日本について「不利な条件の中でも成果を成し遂げた」と称賛している。

 韓国はグループリーグ初戦スウェーデン戦で0-1と敗れ、続くメキシコ戦も1-2と連敗して自力での決勝トーナメント進出の可能性が消滅。そうして迎えた前回大会王者のドイツ戦では、0-0で迎えた後半アディショナルタイムに2ゴールを奪い、2-0と大金星を手にするもグループ3位で敗退が決まった。

「韓国チームは16強進出こそ逃したが、世界最強のドイツを相手に2-0という見事な勝利を収めた」と一定の評価を与えつつ、「ワールドカップ1年前に監督が代わり、しっかりとした準備もなく、選手たちの闘魂だけを強調する慢性的な韓国サッカー」と問題点を指摘している。

 ブラジルW杯後にドイツ人のウリ・シュティーリケ監督を招聘した韓国だが、ロシアW杯予選で苦戦が続き、17年6月に大韓サッカー協会と指揮官の合意の下で契約解除。韓国人のシン・テヨン監督が後任として指揮を執ったが、「短期間で成果に執着し、闘魂だけを強調するサッカーをするしかなかった」と総括している。


■開幕2カ月前の監督交代も「パスを主とする“日本スタイル”を確立」

 もっとも、大会直前に監督交代劇に見舞われたのは韓国だけではない。日本も本番2カ月前にバヒド・ハリルホジッチ監督が電撃解任され、西野朗監督が就任。そのなかでもロシア大会でグループリーグを突破し、ベスト16進出を果たした。記事でもライバル日本の健闘ぶりを称えている。

「一方、ライバルの日本はワールドカップ2カ月前に監督が代わる不利な条件のなかでも、アジアで唯一の16強進出という成果を成し遂げた。洗練された組織をベースに、パスを主とする“日本スタイル”を確立した」

 韓国と日本はともにロシアW杯前に監督交代に踏み切ったが、最終的に明暗が大きく分かれた。記事でも母国と異なり、日本が逆境のなかで「スタイルを確立した」と称賛している。そうしたうえで、2022年カタールW杯を早くも見据え、「4年後もしっかりと準備をせずに選手を送り出すのか」と自国代表の未来に危機感を強めている。


(Football ZONE web編集部)

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