「温かい優しさを」 白血病経験の新潟DF早川、池江璃花子の報道で声明「周りの方々にお願い」

Football ZONE web / 2019年2月12日 22時14分

■新潟の公式サイトを通じて早川がコメント「今回の報道に対して僕の想いを載せています」

 競泳女子の池江璃花子が12日に自身のツイッターで白血病と診断されたことを明らかにしたなか、白血病から復帰を果たしたJ2アルビレックス新潟のDF早川史哉が公式サイトを通じて声明を発表した。

 クラブ公式サイトでは「このたびの競泳女子 池江璃花子選手の白血病の報道に対する、当クラブ所属の早川史哉選手(25)のコメントをお知らせいたします」との声明を公開している。

 2011年のU-17ワールドカップで日本代表の一員として8強に貢献した早川は、将来を嘱望される選手の一人として注目されていたなか、プロ1年目の2016年4月に急性白血病と判明。骨髄移植などを経て選手契約は一時凍結となった一方、治療に専念して18年3月から下部組織の練習に参加するなど順調な回復ぶりを見せた。同年11月に契約凍結が解除となり、今年1月に契約を更新している。

 池江の発表や報道を受けて、早川はクラブ公式サイトを通じて自身の考えを掲載した。自身の公式ツイッターでは「今回の報道に対して僕の想いを公式サイトに載せています。池江選手のペースでじっくりと前に向かって進んでほしいです。彼女の戦いに大きな優しさと温かさをもって寄り添ってください」と綴っている。

■【早川コメント全文1】「他人事ではなく、自分のことのように感じています」

 新潟の公式サイトを通じて発表した早川のコメント全文は以下のとおり(原文ママ)。

 まずは、池江選手の病状がはっきりしていない現段階では、軽率な発言や憶測で判断し、メディアを通してお話するべきではないと思い、クラブを通じてコメントさせていただきます。

 正直に自分としてはショックを受けていますし、他人事ではなく、自分のことのように感じています。池江選手の気持ちを考えると、言い表す言葉が見当たりません。これからどういう治療、どういう経過をたどっていくのかは分からないですが、競泳選手としての池江さんというより、一人の人間として病気に立ち向かってほしいです。

 選手として活躍されていて、周りの多くの方はどうしても綺麗なドラマのように、復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、まずは一人の人間として元気になってくれることを僕は願っています。決して明るく前向きなことばかりでないと思います。池江選手には、周りの信頼できる人たちといろいろな想いを共有して、決して一人で背負いこまず、じっくりと強い気持ちをもって病と戦ってほしいです。

 僕自身、いろいろな人から温かい想いをいただいたことが、間違いなく大きな力になっています。しかし、それを背負い過ぎることなく、また期待を意識し過ぎずに自分のことを第一に想って進んでほしいと思います。

■【早川コメント全文2】「白血病を経験した僕から周りの方々にお願いがあります」

 だからこそ、白血病を経験した僕から周りの方々にお願いがあります。池江選手に温かい優しさをたくさん与えてほしいと思います。そういう想いが必ず池江選手の力になると思っています。それは、僕自身も感じてきたことでもあるからです。みなさんにはスポーツに関わる者として、リスペクトをもって池江選手を支えてほしいです。ぜひ、人の思いやり、温かみという部分で池江選手に寄り添い、温かい想いをみんなで届けていけたらと思います。

 僕自身が力になれることがあれば協力させてもらいたいです。お互いアスリートであり、共に頑張っていきたいとも思います。そして、池江選手のペースで一歩ずつ、じっくりと前に向かって進んで行ってほしいと願うばかりです。

 今、SNSで「早川選手が2年、3年で復帰したから大丈夫」という話を目にしますが、それぞれの病気ですし、病気によってもそれぞれの段階があると思います。誰かと比較せずに池江選手のペースでしっかりと病気と向き合って進んでほしいのが一番の願いです。

 池江選手に対するリスペクトと思いやりをもって、彼女の戦いに大きな優しさと温かさをもって寄り添ってほしいです。(Football ZONE web編集部)

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