U-20W杯で必見のスター候補生 影山ジャパンの鍵を握る“久保世代”の注目タレント

Football ZONE web / 2019年5月23日 20時8分

■飛び級選出の斉藤は活躍に自信「得点やアシストなど目に見える結果で一番貢献できる」

 影山雅永監督率いるU-20日本代表は現地時間23日、U-20ワールドカップ(W杯)初戦でエクアドルと対戦する。図らずも同日にキリンチャレンジカップ2019に挑むA代表に初招集されたMF久保建英(FC東京)が話題の中心となっているが、ポーランドでの世界大会に挑む精鋭21人の中にも成長が楽しみな逸材がいる。とりわけ、久保と同様に下の年代から“飛び級”で代表入りを果たしている選手たちに注目したい。

 影山ジャパンにはFW西川潤(桐光学園高)、MF斉藤光毅(横浜FC)、GK鈴木彩艶(浦和レッズユース)と、“飛び級”選手が選ばれている。3人のなかで最も結果を出しているのは斉藤だろう。

 2018年に17歳で横浜FCとプロ契約を結び、今季2年目を迎えるアタッカーは、日々成長を遂げながら出場機会を確保。J2第7節の愛媛FC戦(2-1)では相手を背負いながらの反転シュートでプロ初ゴールを奪取すると、第10節・ジェフユナイテッド千葉戦(3-1)では敵陣深いエリアで相手DFを交わし技ありのシュートを決めて今季2点目を奪っている。

 世代別代表では17年にU-16日本代表に選出され、一歩ずつ着実にステップアップ。U-17ワールドカップは怪我のため無念の負傷離脱となったが、昨年は最年少でU-19アジア選手権のメンバー入りを果たし、3得点を決めて今回のメンバーにも名を連ねた。

 現チームでは主に左サイドハーフを務め、状況次第ではFWで起用される可能性もある。迎えるエクアドル戦に向けては「初戦が明日なので、これから始まるなという気持ちでいますし、勝つという強い気持ちでいます」と語気を強めながら、大会への意気込みを語っている。

「ドリブルや仕掛けもそうですし、得点やアシストなど目に見える結果で一番貢献できると思っている。そういうことを意識してやっていきたいと思います。全力でやったら結果もついてくると思うので、目の前のことを一つひとつ全力でやっていきたいと思います」

■20年のC大阪加入が内定している西川はスーパーサブでの起用が濃厚か

 一方、その斉藤と同学年にあたる西川も注目株の1人だ。桐光学園高の西川は、高校2年時に出場したU-16アジア選手権でチームを優勝に導き、自身もMVPを獲得。昨年の高校選手権では悔し涙を飲んだが、今年3月には2020年からセレッソ大阪に加入が内定したことを発表し、特別指定選手として同13日に行われたルヴァンカップ・グループステージ第2節ヴィッセル神戸戦(0-0)に途中出場してさっそく公式戦デビューを果たした。

 またJ1第7節・北海道コンサドーレ札幌戦では、途中出場ながらクラブ史上2番目となる17歳1カ月の若さでJリーグデビュー。このU-20日本代表には、3月に行われたポーランド・スペイン遠征で評価を高め、メンバー入りを果たしている。

 U-20W杯に向けては「海外で活躍している選手たちというのは、たぶんU-20W杯でプレーした選手の方が多いと思う。そういった大会を経験することは、サッカー人生において非常に大事というか良い経験になると思う」と語り、この経験を将来へつなげようと息巻いている。

 今大会ではスーパーサブ的な起用法になると思われるが、スピードを生かしたドリブル突破とパンチ力のあるシュートはチームの武器となることは間違いない。ここで違いを表現するプレーを披露できれば、一気にスターダムを駆け上がっていく可能性を秘めている。

 GKの鈴木を含めて今大会での飛躍が注目される飛び級組。影山監督が「この大会の活躍で『やっぱりお前がコパに来い』と言われるぐらいの選手が出てくるとますます嬉しいなと思います」と語った通り、U-20W杯で周りをアッと言わせるプレーを見せることで、来年に迫る東京五輪、そしてA代表へのステップアップに期待したいところだ。(林 遼平 / Ryohei Hayashi)

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